トリアージ?黒?赤?緑?京都福知山花火大会で、迅速な対応に使われる
15日に行われるはずだった、
京都の福知山花火大会では、
ガスボンベが爆発して多数のけが人を出し、
大会が始まる前に中止になる
と言う、前代未聞の事態が起こった。
出展 大阪日日新聞
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/130815/20130815107.html
中には小さな子供まで巻き込まれ、
現場では泣き叫ぶ声が木霊していたと言う。
その現場では、救急隊員が迅速な対処をする為に、
優先順位を決めるトリアージが行われたという。
出展 化学技術振興機構
http://www.jst.go.jp/pr/jst-news/2009/2009-12/page08.html
この「トリアージ」という言葉、
どこかで聞いたことが
あると思い、考えた末にふと思い出した。
現在も放送しているが、
以前も何度か放送されていたドラマ、
「救命病棟24時」にて耳にした言葉だった。
大多数の負傷者が発生した際に、
それぞれの患者の状況を迅速に判定し、
的確に治療に当たるためのものだ。
小さなカルテと考えるとわかりやすい。
4色に分かれた色がついているそれは、
上から順に黒(逝去、または
生命徴候が無く救命の見込みがないもの)、
赤(生命に関わる重篤な
状態で、一刻も早い処置をすべきもの)、
黄は赤ほどではないが、
早期に処置をすべきもの、
(一般に、今すぐ生命に関わる重篤な状態ではないが、
処置が必要であり、場合によって赤に変化する可能性があるもの)
そして緑は保留とされるものである。
出展 neverまとめ
http://matome.naver.jp/odai/2137660131431768401/2137660252332278703
これをもとに迅速な治療を行う。
このトリアージが、福知山市の
花火大会の爆発において使用された。
多数の死傷者を目の前にした時、
助けを求める声を実際に耳にした時、
傷を目にした時治療する側が
混乱してしまっては、十分な
治療をする事ができないものだ。
救うのも人間、
救われるのも同じ人間ならば、
その間に的確に判断してくれる
「トリアージ」の存在はとても画期的だ。
人的な事故はもちろんあるが、
最近では自然の猛威に
さらされることも多くなっている。
助かるはずだったのに
治療が間に合わなかったという
悲劇が起こらないように、
「最大多数の最大幸福」という観点から
決定される、優先度分類を十分に生かして、
急きょの災害に立ち向かっていきたい。
※動画は災害訓練時の様子