プロ野球名球会の顔、「金田正一氏」が既に退会していた謎とは?
日本のプロ野球選手にとって
大きな勲章は、投手なら200勝、
野手なら2000本安打でしょう。
「2000本安打まであと○本」という記事が
スポーツ紙をにぎわせているのを見ても、
その数字がいかに価値あるものか?
多くの選手にとって、
いかに大きな目標であるか?が分かります。
では、どうして
「200勝、2000本安打」なのかというと、
それは僕が記憶している限り
「プロ野球名球会」の発足が、
「名球会会員」の資格規定が、
その数字をクリアすることだから、
注目される数字になったはずです。
名球会は1978年に発足。
音頭をとったのは、金田正一氏。
出展 wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E7%94%B0%E6%AD%A3%E4%B8%80 |
当時は「カネやん」こと
金田氏を中心に、
長嶋氏や王氏が中心になった
親睦団体だったようです。
ところが今、その金田氏が
名球会を脱退している事がわかり、
それが大きな話題になっています。
驚いて調べてみたところ、
どうやらそれは事実らしい。
そして、最初は親睦団体だった
名球会は、その後「株式会社」となり、
けれど金田氏のワンマン経営に
内部から批判の声が上がり、
2011年に「一般社団法人」となった
といういきさつが分かりました。
金田氏は社団法人化に異論を唱え、
その段階で退会したようです。
ちなみに、現在の
「一般社団法人日本プロ野球名球会」
の理事長は、王貞治氏です。
出展 公式プロフィール
http://www.mmz.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2009/oh.html
もともとカネやんの
ワンマン親睦会のような印象を、
前々からから受けていましたから、
現在のようにきちんと法人化し、
王氏が理事長を務めるという形になって、
むしろよかったと思っています。
おもしろいのは、イチローは会員で、
落合氏は入会を辞退していること。
特に、国民栄誉賞を辞退した
イチローが「名球会会員」というところが、
なんだかほほえましく感じられます。