山口県周南市の痛ましい一件で草刈り機とつけび?
こんばんはgossip boyだよ。
今回は、ちょっと耳を
疑いたくなるような
ニュース情報について書くね。
連日、テレビなどで大きく報道され、
参院選のニュースすらかすんでしまった
山口県周南市の連続的な痛ましい一件。
その重要な参考人である「63歳の男」が、付近の山中で捜査官に発見され、お縄頂戴となりました。
これで、ただの「—–」さんでは無くなったと言う事になります。
—氏は、おおむね容疑を
認めているということですが、
詳細が判明するのはもちろんまだこれから。
これまでにもさまざまな報道がされ、
多数の情報が提供されていますが、
それはすべて容疑者不在の中で行われたものです。
今後、取調べの中で容疑者の「言い分」、犯行の動機が明らかになってくるでしょう。
判断はそれからすべきだろうと思っています。
ただ、これまでの情報では、どうやら「—-」が犯行動機と関係しているような感じを、僕は持っています。
つけび=火を付ける草刈り機を燃やされた恨みの張り紙か?
出展 http://lghlkhj.seesaa.net/article/370317351.html
「—-」というのは日本旧来の「村社会」特有の、悪習です。
現在、学校での問題で「みんなで無視する」という静かで、実はもっとも陰険なケースをしばしば耳にしますが、それと同質の「村版の無視」と考えていいでしょう。
もちろん、無視されるには
それだけの理由はあるわけですが、
でも陰湿な事には間違い無いよね。
数日前のことですが、
朝、ラジオを聴いていたら、
森本毅郎アナウンサーが今回の事件について、
「まるで横溝正史の世界のよう」と形容していました。
さすが森本キャスター。
この事件をこれほど適切に
表現した人を、僕は他に知りません。
彼は早い時期に、事件の
本質を見抜いていたように思います。
横溝正史の代表作『八つ墓村』も、
のけものが原因で起こる
大量ないたましい事件を描いたもの。
出展
http://hiroshima-puneuma.blog.ocn.ne.jp/kazeblog/2012/06/post_14f9.html
現実に中国地方の山村で起きた事件を
もとに書かれたミステリー小説です。
これは偶然ですが、今回の
事件の舞台も中国地方の山村でした。
おそらく森本キャスターは
そのことから「横溝正史」を
連想したのではないでしょうか。
私が個人的にさらに連想したのは、
TBSテレビで放映され話題になった『砂の器』。
松本清張のミステリーのドラマ化です。
原作や映画版とはかなり設定を変えてあり、
ドラマ版では「—-」が
重要な犯行動機になっていました。
僕はそれを思い出したのです。
ちなみに「—-」とは、
村内のつきあいのうち8割について、
ある特定の人を「のけもの」にするというもの。
出展
http://lghlkhj.seesaa.net/article/370317351.html
残りの2割は「葬儀」と「火事」。
さすがにこの2つだけは
「無視」をするわけにいかないのでしょう。
いずれにしても、まだ日本に
そんな習慣があるのかと、
僕はとても驚いてしまったよ。
まぁ人間が生きている限り、
大なり小なりこう言った
事は何処にでもあるのかもね。
なんとも情けない、哀しい習慣だと思います。