生玉ねぎ、新玉ねぎアレルギーの症状は? 吐き気や下痢がつらい?
こんにちはゴシップボーイです。突然ですがあなたは、頭痛、腹痛、吐き気がする、という様な症状の時は、一体何が原因だと考えますか？
普通でしたら、”疲れてるし風邪かな～“と思うかもしれません。しかし、玉ねぎが原因だと聞いたら、結構驚くのではないでしょうか？
一般的に、食べ物のアレルギー言えば、そばや魚介類、たまごや牛乳などのアレルギーが有名ですが、実は玉ねぎによって引き起こされるアレルギーも、近年話題を呼んでいるそうです。
という訳で今回は、そんな驚くべき『玉ねぎアレルギー』のメカニズムについて、詳しくご紹介して行きたいと思います。※気になるランキングは？
具体的には、玉ねぎアレルギーで最も多い症状である、吐き気や下痢を始めとして、その他、腹痛や痒みなどについて、詳しく書いて行きたいと思います。
このページの目次
玉ねぎが引き起こすアレルギーとは? 硫化アリルが原因?
さて、この”玉ねぎ”ですが、新玉ねぎや生玉ねぎなどを、料理に使う機会も多いですね。
それに、何気なく食べていますから、”まさか玉ねぎでアレルギーを起こすなんて!“と思われる方もいらっしゃると思います。
ですが、実は食べ物のアレルギーというのは、潜在的に誰にでも起こりうるものなのです。
そもそも、この食物アレルギーという症状は、その食べ物に対して、身体が過剰に反応することで起きますが、ある日突然発症することもあります。
例えばですが、魚が大好きな人がいたとします。何十年も魚を食べ続けていたが、“ある日突然、魚アレルギーになっちゃった!”ということも、大いにあり得るのです。
つまりは、先天的か後天的かの違いでしかないと言う訳です。では、一体なにが原因で、突然このようなアレルギー症状を引き起こすのでしょうか？
詳しく調べてみたところ、どうやらその原因は、玉ねぎ、にんにく、らっきょう、ニラなどに多く含まれている、『硫化アリル』という成分が原因のようです。
この硫化アリルは、ユリ科の植物やネギ科の植物に多く含まれている成分だそうですが、この成分が原因で、アレルギー症状が引き起こされるとのことです。
身近な所で言うと、ワンちゃんなどが、”食中毒を起こすから玉ねぎは食べさせてはイケない“と言われていますよね。
つまり、玉ねぎ内に多く含まれている硫化アリルを、犬は分解する事が出来ないから、食べさせてはダメという訳なんです。
ちなみに、人間の場合ですが、通常は硫化アリルを分解出来ます。これは何故かと申しますと、消化酵素を持っているからです。
ですが、玉ねぎアレルギーの方は、この消化酵素が少ないために、この成分を上手く酵素分解出来ないそうです。
そんな事もあり、下痢や腹痛、吐き気や痒みなどといった、玉ねぎアレルギーの症状が顕著に出るんですね。※詳細をrankingチェック!
つまりは、玉ねぎそのものというよりも、この硫化アリルによって症状が引き起こされるという事になります。
玉ねぎアレルギーと先進国の関係? 硫化アリルの効能とは?
この玉ねぎアレルギーですが、その症状は、どうやら先進国に多いようですね。それと、年々発症件数が上昇しているとのこと。
そういえば、話がちょっと脱線しますが、この前テレビみた、花粉症についてのある話を思い出しました。
そのテレビによると、「我々を取り巻く環境は年々清潔になってる。だがその半面、人間本来の抵抗力が弱くなってきている」との事です。
う～ん。ちょっと見方を変えると、やはりこの玉ねぎアレルギーも、その辺が関係しているのでしょうかね？
こういった環境の変化で、本来、アレルギーに対して抗体を持つ何かしら物質が、消滅したり、行き場を失っているのかも知れません。(あくまでも、素人目での推測です。)
話を戻しまして、先程から硫化アリルに対してネガティブな事ばかり書いていますが、どうやら物質そのものが、有害という訳ではないようです。
事実、この硫化アリルは、体内でアリチアミンという成分に変化して、疲労回復や発汗作用の向上などを促します。更には、免疫の向上を促したり、ガンの予防に効果があったりする一面もあります。
ちなみに、元から硫化アリルに対して耐性があったとしても、過剰摂取は良くないそうです。これはどういう事かと申しますと、過剰に摂取すると、玉ねぎアレルギーの症状を引き起こす可能性があるという事です。
何でしょうね？過剰摂取すると、許容範囲を越えて分解しきれなくなるというコトでしょうか？ どちらにせよ、摂り過ぎると良くないということですね。
それと他にも、硫化アリルを含んでいる、らっきょうやニンニクなどをたくさん摂り過ぎても、同じようなアレルギー症状が出るので、注意が必要とのことです。
余談ですが、こういったアレルギー物質に対して、火を通すと、アレルギー反応が無くなったり、食べれるという方もいるようです。
この辺はまだよく分かりませんが、加熱することで、その成分が弱まるということだと思います。(真偽が定かでは無いので、後日詳しく調べてみたいと思います。)
玉ねぎアレルギーの症状は? 吐き気や下痢? 対策法は?
さて、この玉ねぎアレルギーの症状が起きると、一体どうなるのでしょうか？
詳しく調べてみたところ、主な症状として、身体のかゆみや喉のイガイガ、肌荒れなどといった症状が起こるようですね。
さらに、人によっては、激しい頭痛や腹痛、吐き気や下痢などといった症状を伴うようです。どれも結構キツイですね。^^;
それと、アレルギー症状にも様々なものがあり、軽度(大したことのない)の症状を始めとして、命にかかわるほど重度なものもあるようです。
ちなみに、重度の場合ですが、蕁麻疹や呼吸困難などを併発して、意識を失う恐れがあるとのこと。いわゆるアナフィラキシーショックですね。かなり危険な状態と言えます。
では、この玉ねぎアレルギーに対して、どのような対策をとればよいのでしょうか？
詳しく調べてみたところ、まずは、”自分はどんなアレルギーを持っているのか？”を知ることが、重要だそうです。
病院などでパッチテストを行ってくれる所もあるので、”もしかして…“と思われているのであれば、是非一度、このパッチテストを受けてみることをお勧めします。
それと、病院の指示のもと、敢えてアレルギー反応が出る食べ物を摂取する治療があるようです。
こちらは『食物負荷試験』といいますが、アレルギー反応が出る食べ物を少しずつ摂取しながら、症状や反応観察して行くというものです。(あくまでも、医師の指示の下に行うものです。)
【食物アレルギーに対する食物負荷試験/帝京大学付属病院公式動画】
ちなみに、病院にまだ行っていない状態であれば、一番良いのは、アレルギー反応が出る食べ物に触れない、摂取しないことです。それと言い過ぎかもしれませんが、近づけない事も重要です。
”食べないや触れないは理解できるけど、近づけないって考え過ぎでは?”と思われるかもしれませんが、本当に重度であれば、においをかぐだけで発疹が出る人もいます。
それだけ、このアレルギー症状と言うのは無視出来ないものなんですね。という訳で、自分だけでなく、もしも周りの人にそう言った人がいれば、配慮してあげるように心がけましょう。
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