入学祝いでのし袋の書き方の見本は? 金額が一万円以下の場合は?
こんにちはトレンドガールです。さて、3月に入ってからまだまだ寒い日もありますが、最近はだいぶ春らしくなってきましたね。そろそろ入学シーズンも近づいてきました。
実際に、皆さんの周りの親戚やお知り合いのお子さんで、この春小学校に入学したり、中学・高校に入学される方もいらっしゃるかと思います。そうなると、悩むのは、やはり入学祝いについてですね。
この入学祝いは、先方の好みや必要なもの、喜んでくれるものなどを中々選びにくいので、”一体何を贈ったらいいのか分からない…”という方が多いようです。(筆者もその1人です。)
もし、品物にすると、すでに用意してあったりして、二重になってしまうこともありますので、贈り先に希望を聞いてからお贈りしたほうがスムーズですが、結局は現金を贈る方が多いようですね。
そこで今回は、現金でお祝いする場合に、のし袋をどう書いて良いのかという部分や、相場はいくらくらいなのか、また、お祝いを渡す間柄での違いやマナーなどについて、詳しく調べて見ることにしました!
このページの目次
入学祝いでのし袋の選び方は? 蝶結びに水切り?
さて、のし袋には色々な種類があるというのは、皆さん既にご存知かと思いますが、最近はちょっと凝っているものや、可愛いものも多く、一体どれを用意したら良いか悩むところです。
そこで、一般的に入学祝いで使われるのし袋はどのようなものなのかを、まずは調べてみることにしました。
で、さっそくその結果ですが、入学祝いののし袋には、以下のように水引が「蝶結び」のものが好ましいようです。
なぜ蝶結びなのかと言いますと、これは出産や入学など、何度でも重ねて祝い事がくるように、ほどいて何度でも結べる「蝶結び」という意味があるそうですね。
この他に、水引は、結婚祝いなどに贈る「結び切り」のものがあります。これは「結婚は人生に一度だけ」ということで、結び切りなんだそうです。なるほど。
話を戻しまして、親戚など近しい方への入学祝いには、水引が印刷のものでも失礼ではないようです。なので、ちょっと可愛いらしいデザインのものを贈っても喜ばれるのではないでしょうか?
一方、相手が目上の方やお世話になった方には失礼があってはいけないので、その場合は印刷では無い方がベストとのことですね。
入学祝いの金額の相場は? 一万円以下の場合は?
さて、前項でのし袋の選び方について学んだところで、ここでは入学祝いの相場について見ていきましょう。一体いくら位が良いのでしょうか? また相場によってのし袋も違うのかも気になります。
という訳で、さっそく入園・入学祝いの金額の相場について調べてみたので、以下を参考にしてみてください。
- ・入園祝いの相場は、3,000円～10,000円位
- ・入学祝いの相場は、5,000円～10,000円位
この相場は、関係の深さやおつきあいの度合いなどによって違って来るそうですが、特別の場合を除いては、概ね～1万円のようですので、のし袋も水引を印刷したもので良いようです。
ちなみに、のし袋を購入する際に、袋の裏側に大体いくらまでと書いてあるので、参考にする事が出来ます。この相場以外の高額の場合は、封筒型ではない正式な多当折り(折込んであるタイプ)ののし袋が一般的なようです。
もしも多当折りを使用する場合は、裏側の下の部分を外側にして(上の部分を内側に折り込んで)、水引をかけます。慶事と弔事では逆になるので注意しましょう。
入学祝いでのし袋の書き方は? 数字は漢数字?
さて、のし袋が準備できたら、今度は書き方について見ていきましょう。まず筆か筆ペンを用意します。
ちなみに、墨はなるべく濃い墨を使います。薄墨は弔事で用いますので、墨やインクが薄くならないように気を付けて書きます。
次に、表書きには以下のように書くのが一般的です。
- ・御祝
- ・入園祝
- ・祝御入園
- ・入学祝
- ・祝御入学
そして、下の段には、氏名を書きますが、3名までは連名で書いても大丈夫なようです。(名前までを書きましょう。)
次は、中袋についてですが、この中袋には、縦書きで表の真ん中に金額を、そして裏の左側には、住所と氏名を記入します。
ちなみに、この際に書く金額の数字は、普段書き慣れていない漢数字となっていおりますので、その辺に注意してください。(のし袋の金額の漢数字(縦書き)は、以下を使用します。「金 ○圓也」と書きます。)
その他に注意することとしては、中袋に入れるお札の向きです。具体的には、表にお札の顔が来るように入れましょう。
入学祝いのマナーとは? 贈る時期はいつまで?
さて、入学祝いは主に親戚の子供などの身内関係に当たる人に贈りますが、知人のお子さんなどに贈る場合は、相手に気を使わせてしまわないように、なるべく負担にならないようにする事が必要なようです。
ちなみに、以前に自分の子供の入学祝を頂いていたら、必ず相手の方にも贈るようにした方が良いとの事ですね。(まぁこの辺は常識的にそうでしょう。^^;)
話を戻しまして、相手のお子さんの入学が決まったら、お祝いはいつごろ贈るのが良いのでしょうか? この辺についても気になって調べてみたところ、どうやら贈る時期は2～3週間前までが適当なようですね。
もし、推薦など試験などが早くて、入学がだいぶ前に決まっている場合は、「合格祝い」として贈るのが良いとのことです。ちなみに、現金の時はのし袋で、品物の時でも、熨斗と紅白の水引をつけて贈るのがマナーのようですよ。
また、こちらは頂いた側としての立場の話になりますが、一般的には入学祝いのお礼は、口頭または書面にて連絡をするようです。(お礼の品を送る必要は無いとのことですね。相手のお子さんが同じように入学が決まった時に、贈るようにしましょう。)
それと、この季節は卒業と入学が同時期になることが多いですが、どちらか1回にするのなら、入学祝いにあわせて贈るのが良いとのことです。
入学祝いでのし袋の書き方や金額などについて-終わりに-
さて今回は、入学祝いについて、気になるのし袋の選び方や書き方、それと、金額の相場やマナーなどについて調べてご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか?
このように、のし袋(水引)の選び方一つでも、その用途が変わって来ますので、渡す際には細かな決まりごとなど、十分に注意する必要があるという事がわかりましたね。
それに、贈り方は、分かっているようで知らないことや、忘れてしまっていることがたくさんあります。細かな決まりやマナーがありますので、せっかくのお祝いごとで失礼のないように贈りましょう。
という訳で、今回の記事は以上となります! 最後までお読み頂きありがとうございました!(以下Youtube/書道・美文字チャンネルより)
