十五夜の意味や由来を保育園の子供向けに簡単に説明する方法!
こんにちは、トレンドガールです。さて皆さんは、お子さんから「十五夜って何?」と聞かれたら、ちゃんと答えられますか?
例えば、「この日はお供え物をしながら丸い綺麗なお月様を見るんだよ」みたいな感じで、大まかに伝えられる方が多いと思いますが、実際に筆者も子供から色々と質問されて、少し困った経験がありますね。
ちなみに、十五夜については、インターネットや書籍等で調べれば直ぐに答え出てきますが、いざ子供向けに説明するとなると、中々難しかったりします。なので、簡単に伝えられるようなポイントがあれば、これを機に知っておきたい所ですよね。
そこで今回は、筆者と同じ位の、保育園や幼稚園に通っている子供を持つ親御さんの為に、十五夜の意味や由来を簡単に分かり易く説明する方法について、調べてまとめた事を詳しくご紹介させて頂きますね! (その他にも、十五夜のオススメ献立や、お団子のレシピの詳細などについても、補足的にご紹介させて頂きたいと思います。)
この記事を読んで頂くと、今の時点で十五夜の詳細をお子さんに対して教える自信が無い方でも、今年はキチンと分かりやすく説明出来るようになると思いますので、是非最後までご覧下さいね^^ それではスタート!
このページの目次
保育園の子供向けに十五夜の意味や由来を説明するには?
さて、それではまず、十五夜とは何か?を保育園や幼稚園の子供向けに簡単に説明する方法について、詳しく調べた結果を今からお伝えしたいと思います。これを読むと、今年はお子さんに対して自信を持って答えられるようになると思いますので、是非読み飛ばさずにご覧下さい!
という訳で、早速その調べた詳細について見ていきたいと思いますが、まず、そもそも”十五夜とは何か? “という部分についてですが、これは本来「旧暦で15日の夜」の事を指して言うそうです。
ちなみに、「なぜ十五夜と言うのか?」という部分については、月というのは満ち欠けを繰り返しながら、新月から満月になるまでおおよそ15日かかる事から、十五夜と呼ばれるようになったとの事ですね。
上記の考えで行くと、十五夜は毎月訪れる事になるのですが、その一方で十五夜は旧暦の8月15日を指しているという意味もあるので、「十五夜=中秋の名月」という考えが広まったそうです。なので、今現在使われている暦で言うと、大体9~10月の時期に当たりますね。
ちなみに、今年の十五夜は「9月24日」ですが、毎年日にちが変わりますので、その年毎に確認が必要となります。一応、以下に今後の十五夜の日程を記載しておきますので、ぜひ参考にしてみて下さい!
2018年以降の十五夜の日程
- ・2018年…9月24日
- ・2019年…9月13日
- ・2020年…10月1日
- ・2021年…9月21日
- ・2022年…9月10日
- ・2023年…9月29日
- ・2024年…9月17日
- ・2025年…10月6日
という訳で、以上が2018年以降の十五夜の日程となりますが、こうして見ると結構その年によってずれ込みますね。10月の時などもあります。まぁでも、大体は9半ばから当日までの間に、お子さんに聞かれる事が多いのではないでしょうか?
ちなみに、十五夜と聞くと、「お団子」や「ススキ」などを連想される方が多いと思いますが、これらについてもちゃんとそれぞれ意味があるようです。
それは何かと申しますと、まずお団子については、そもそも十五夜というのは「その年の豊作に感謝する」という意味合いがあるようなので、そんな訳で、秋に収穫した農作物から団子を作るのが一般的とされて来たようです。(ただ、その地域によっては、お団子ではなく(もしくは”だけ”ではなく)、里芋やサツマイモといった、芋類や果物類などを供える所もあるようですね。)
ちなみに、何故お団子が丸いのか?については、こちらご想像の通り満月にちなんで丸い形となっています。あ! それと、お供え後の団子を食べる事で、幸福がもたらされると考えられているようですね。
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次に、ススキについてですが、こちらは本来であれば綺麗な黄金色の稲穂を、神様の依代(よりしろ=神や精霊が寄り付く場所)として、お供えするのがベストなようですが、でも地域によって稲が実る前で収穫が出来ない所もある為、”稲穂に似ているススキを代用した”との事でした。
という訳で、今まで何気なくお供えしていたお団子とススキですが、それぞれこのような意味合いがあったんですね。結構興味深かったです。で、以上が十五夜についての大まかな概要でしたが、問題はこれをどのように子供に対して伝えるかです。ちょっと難しい所ですよね。
ですがご安心下さい! 筆者なりに、子供に対して分かりやすく説明出来るように、簡単な文章例を考えてみましたよ^^ 以下のような会話をしながら十五夜を説明してあげれば、きっとお子さんにも正しく理解してもらえると思いますので、是非参考にしてみて下さいね♪
十五夜の意味や由来を子供に分かりやすく説明する方法
・子供…ねぇねぇ、お母さん。十五夜って何?
・お母さん…それはね、お月様って全く隠れて見えない状態から約15日かけて丸くなるんだけど、これを十五夜って言うのよ。
・子供…ふ~ん、でもさ~、お月さまって1年に何回も丸くなるよね? それが全部十五夜なの?
・お母さん…ううん、確かにお月さまって1年に十回以上満月になるけど、そういう訳じゃないよ。秋の満月は「中秋の名月」って言ってね、一年の中で最も澄み渡って美しく輝くから、特別な意味を込めて十五夜って呼ばれているのよ。そして、その時に神様に対してお供え物などもするの。
・子供…へ~、そうなんだ。何をお供えするの?
・お母さん…お団子やススキね。昔から、その年に食べ物を沢山獲る事が出来たお礼として、神様に対してお供えをしているの。ちなみに、その他にも、里芋や栗、大根や柿、ブドウなんかもあるわよ。
・子供…へぇー、そうなんだ。お団子以外のお供え物もあるんだね。それに、そんな意味もあったんだ。
・お母さん…うん、それでね、更にそのお供えした物を後で食べると、なんと神様からパワーが貰えて凄く元気になれるんだよ! だから、今年は嫌いな里芋も残さず食べてみようね。
・子供…うん、じゃあ苦手だけど出していいよ。キチンと残さずに食べるから!
・お母さん…うん、皆で一緒に食べようね^^
という訳で、以上が十五夜の由来を子供に対して簡単に説明する方法についてでしたが、いかがでしたでしょうか? このように説明する事で、お子さんもキチンとその意味を理解してくれると思いますよ^^
いずれにしても、旧暦や依代の事を言っても、まだそんなに理解出来る年齢でもないと思いますので、この位の事を伝えれば良いしょう。とにかく、月が丸くなるまでの日数や、お供えした物を後で食べる事でのメリットを伝えるだけでも十分だと思いますよ♪
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十五夜の献立としてお薦めの物はなに? お団子のレシピは?
さて次に、十五夜の献立としてオススメの食べ物や、その他にも、お団子のレシピ(作り方)などについて、詳しく調べた結果を今からお伝えさせて頂きたいと思います。
という訳で、早速その詳細についてですが、まず十五夜と言えば前項でお伝えした通り団子が挙げられますが、その他にも、オススメはいくつかあります。
特に、「月見」なので、月に見立てた料理なんかは雰囲気が出るでしょう。例えば、普段のラーメンや蕎麦・うどんの上に卵を落とすだけでも「月見蕎麦」や「月見うどん」になる訳ですから、これなら簡単に十五夜関連の料理として出せますよね。
後は、秋の旬の物を頂くのも、十五夜にピッタリと言えるかもしれません。例えば、秋と言えばやはり「秋刀魚(サンマ)」だったり「栗」を思い浮かべる方が多いと思いますので、身がのったサンマに「栗ご飯」なんかは、家族全員で味わう事が出来て良いのではないでしょうか?
ちなみに、ここでの栗ご飯とは、炊き込みご飯のような混ぜる系ではなくて、おかずとして白いご飯の上に、綺麗な黄色の栗をポンと乗せて食べる栗ご飯です。1つ1つ取って食べる事で、満月に見立てている訳ですから、このようなちょっと変えた食べ方などは、より十五夜っぽくなって良いと思いますよ^^
それと、里芋は「煮っ転がし」にしても良いでしょうし、サツマイモならおやつとして「焼き芋」や、「スイートポテト」として食べるのも良さそうですね。
ちなみに、肝心の団子については、最近ではスーパー等でその時期になると、「お月見はお団子!」といった感じで様々なオリジナル商品が売られていますが、でもこの時期だからこそ、腕によりをかけてみてはいかがでしょうか?^^
という訳で、そういった方のために、以下に月見団子のレシピ動画を紹介させて頂きますので、実際に見て頂いて、お団子作りの参考にしてみて下さい♪ (YouTube/レシピブックTVより)
いかがでしたでしょうか? これなら結構簡単に出来そうなので、”今年は挑戦しても良いかな~”って気分になりますよね^^ お子さんと一緒に作るのもアリだと思いますよ!
それと、“動画の内容を再確認したい”という方の為に、以下に内容を書き起こしてみましたので、こちらも併せて参考にしてみて下さいね♪
<月見団子の材料>
- ・上新粉…240g
- ・ぬるま湯…240g
<月見団子を作る手順>
- 1.上新粉に少しずつぬるま湯を加えながら、手で混ぜ合わせます。
- 2.生地が耳たぶ位の固さになるまでコネます。
- 3.生地を15等分して丸めます。
- 4.蒸し器の中に固く絞ったさらしを置き、その上に1個ずつお団子を並べて行きます。
- 5.強火で15分程蒸します。
- 6.蒸し終わったら、お団子を取り出し冷まします。
- 7.冷めたら、三方(神様にお供えする儀式的な台)の上に紙を敷いて飾ります。
- 8.1段目は9個、その上の2段目は4個、最後の3段目に2個を並べて完成です。
という訳で、以上が月見団子の作り方となりますが、ここでのポイントとしては、動画の通り蒸し器の蓋に布を巻いておくと、お団子の上に雫(しずく)が垂れなくて良いですね。また、蒸し器の温度を調節する際には、蓋を少しずらして隙間を開けるというのも、ポイントのようです。
どうでしょう? これならそんなに時間が掛からないし、尚且つお子さんと一緒に作る事が出来ると思いますので、作るのが面倒な方でも”どれ、チャレンジしてみようかな?”という気になりますよね^^ 是非今年の十五夜の際は、自分達で作ったお団子を窓際に並べられてみてはいかがでしょうか?
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十五夜の子供への説明や献立についての記事-終わりに-
さて今回は、十五夜の由来を、保育園や幼稚園の子供に対して分かりやすく説明する方法についてや、その他にも、十五夜にオススメな献立とお団子のレシピなどについて、いくつか紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか?
とにかく、十五夜と言うのは、古くから伝わる伝統的な儀式の1つでもあるので、そういった伝統的な行事を絶やさないためにも、子供達にキチンと伝えて行くのはとても重要な事だと思いました。伝承者である我々大人が、ちゃんとその意味を理解しておく事で、次の世代にもキチンと受け継がれて行くのではないでしょうか?
また、今回色々と調べてみて、十五夜にお団子をお供え物するご家庭がとても少なくなって来ているという事実を知りましたが、でもそんな時代だからこそ、ちゃんとお団子を手作りして、季節の移ろいを感じながら過ごしたいとも思いましたね。
という訳で、今回はこれにて記事を終了させて頂きたいと思いますが、ぜひ本記事を参考にして頂いて、今年の(9月24日の)秋の夜空を楽しんでみてはいかがでしょうか? きっといつもと違う感じで迎えられると思いますよ^^ ではまた会いましょう!
※最後に、「うさぎうさぎ」という日本の童謡を歌っている動画を発見しましたので、こちらをご紹介させて頂いて、今回の記事の締めとさせて頂きます。
この曲は、筆者と同年代なら誰もが一度は耳にした事があると思いますが、こういった童謡なども次の世代に伝承して行きたいものですね^^ 是非ご覧下さい! (YouTube/キッズボンボンより)
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