食べたら危険!? ウモレオウギガニの毒性は? 生息地はどこ?


 

 こんにちは、トレンドガールです。さて、「冬の味覚」と言われて、思いつく食べ物の代表各の一つと言えば、やはり「カニ」ですよね。私はこのカニが大好きで、見たら思わず飛びつきたくなる位に好きな食べ物です。

 

 ちなみに、最近ですが、ネットサーフィン中に「ウモレオウギガニ」というカニの存在を目にしました。見た目的には普通のカニに似ているのですが、よーく見ると丸い斑点模様が身体中に広がっています。(画像は後ほどご紹介します。)

 

 で、筆者的には「カニ=美味い」という図式が成り立っているので、早速このウモレオウギガニについて検索してみたら、どうやらこのカニは、美味いどころか毒を持つカニなんだそうです! “え? 毒を持ってる種類もいるの?”って感じですよね。

 

 という訳で今回は、このウモレオウギガニについてかなり気になって来たので、このカニの危険性や毒性についてを始めとして、その他にも、生態や生息地などの情報を、徹底的に調べてみることにしました。

 

このページの目次

そもそもウモレオウキガニって一体どんなカニなの?


 

 さて、まずはウモレオウギガニの気になる毒性などついてご紹介する前に、そもそもこのウモレオウギガニって一体どんなカニなのか気になりますよね。これだけ話題になっているカニなので、その詳細をまずは知りたい所です。

 

 という訳で、早速その辺について詳しく調べてみたところ、どうやらこのウモレオウギガニは、主に南西諸島(九州の南から台湾の北東)に多くいるカニだそうで、岩礁の浅い海域などに生息しているそうです。

 

 そして、見た目的には、まず甲の幅が約8~9cmほどで、体の形は扇形、そして甲羅がランダムなまだら模様で、尚且つうろこ状のデコボコした突起物があるのが特徴です。

 


出展 オウギガニ科-ウモレオウギガニ




 

 ちなみに、このカニが危険だということで、ツイッターでも話題になっているようですよ。


以下Twitterより参考ツイートを引用

https://twitter.com/Bingoyorozuya/status/748398604771958784

https://twitter.com/sinanju0224/status/796584336162070528


ウモレオウキガニの毒性は? 食べたらどうなるの?

 

 さて、前項でこのカニが危険だという事について触れましたが、調べたらこのウモレオウギガニ、どうやら冒頭でお伝えしたように毒を持っているそうです。しかも何と猛毒があるようなんですね。これはかなり怖いです。

 

 では、一体どのような毒性があるのかと言いますと、具体的には、筋肉がマヒする貝毒の一種「サキシトキシン」や、フグが持つ毒としても知られている「テトロドトキシン」などを持っていると言われています。

 

 ちなみに、もしもこのカニを食べたらどうなってしまうのかと言いますと、最悪死に至るそうです。(過去に奄美大島で、ウモレオウギガニを味噌汁にして食べた家族5人のうち2人が亡くなったという痛ましい事件が報告されています。)

 

 話を戻しまして、これらの毒は、人間の身体の特に神経や呼吸器系を麻痺させる強い毒性があるようです。そして何と、その致死量は0.5mg程度だそうですよ。これはものすごい毒性ですね。

 

 さらに、この毒にあたってしまうと、解毒が非常に難しいらしく、明確な対処法が無いそうです。(このウモレオウギガニの毒は、カニの仲間では一番強い毒性を持つと言われています。)

 

 ちなみに、”そんなに危険なら食べなきゃ大丈夫じゃん”と思われる方も中にはいらっしゃるかと思いますが、ウモレオウギガニの場合、甲羅にも毒が染み出ている場合があるそうなので、触ること自体が危険なんだそうです。(万が一身体に異変を感じたら、手をキレイに洗って、尚且つお医者さんに診てもらう必要があるそうです。)

 

ウモレオウギガニの生息地は? 生態は? 夜行性なの?

 

 さて、このウモレオウギガニは猛毒を持っていて危険という所まで分かった所で、次に気になるのは、やはりその生息地や生態などですね。

 

 という訳で、まずは生息地についてですが、こちらは冒頭でお伝えしたとおり、南西諸島に生息しています。具体的には、日本では主に大隅諸島やトカラ列島、奄美大島や沖縄などに多く見られるそうです。

 

 以下参考地図(この場所より下側が南西諸島です。)

 

 その他にも、関東では小笠原諸島などの岩礁付近に生息しているそうです。以下参考地図

 

 ちなみに、ごく最近では(2016年11月4日)、和歌山県すさみ町で、漁師が伊勢海老の漁中に、網にウモレオウギガニがかかっていたのを発見したそうですよ。

 

 以下参考地図

 


以下Twitterより参考画像入りツイートを引用


 ちなみに、和歌山県で見つかったのは2011年以来だそうですが、これを見る限り、それだけ日本近海が温暖化の影響により、平均水温が上がっているという事が考えられますね。もしかしたら今後、その他の地域でも水揚げされる可能性がありそうです。

 

 また、ウモレオウギガニの生態ですが、どうも夜行性らしく、日中はサンゴや岩の物陰に隠れていて、夜になるとエサ探しで活動するそうですよ。しかも、岩と見分けがつかない位のよく似た甲羅を持っているそうです。カモフラージュが得意なカニなんですね。

 

ウモレオウギガニの毒性や生息地についての記事-終わりに

 

 さて今回は、毒性の強いウモレオウギガニについて、いかに危険な猛毒カニか?という部分を始めとして、その他にも、その生態や生息地などを調べてご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか?

 

 このように、とりあえず普段は”ほとんど出会う確率は無い”と言っても過言ではないカニですが、もしかしたら、海水浴の最中に見かけて触ってしまう可能性も無きにしもあらずなので、その辺に注意が必要ですね。

 

 ちなみに、最近では皆さん、カニに限らずキノコ狩りなどでも珍しいキノコを食べて毒に当たってしまうなどニュースになっていますので、一番良いのはやはり、あまり見たことのない魚介類や甲殻類、キノコ類などは、むやみやたらに触ったり食べたりしない方が良いという事ですね。(本当に皆さん気をつけた方がいいですよ。)

 

 という訳で、今回の記事は以上となりますが、最後に先程ご紹介した、和歌山県でウモレオウギガニが発見された時のニュース動画を発見しましたので、こちらをご紹介してこの記事の締めとさせて頂きます。(YouTube/ANNnews公式チャンネルより)

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