ヒアリに似ているアリを発見!? 画像で大きさや形などを比較!
こんにちは、トレンドボーイです。さて、外来種であるヒアリに関するニュースを、最近テレビなどでよく目にしますよね。
このヒアリですが、国際自然保護連合の保全委員会が定めた、「世界の侵略的外来種ワースト100」に制定されていているようなので、身近にいたらすぐに発見できるようにしたいものです。(「世界の侵略的外来種ワースト100」とは、外来種の中でも、本来の生息域以外に侵入する生物の中で、特に生態系や人間への影響が大きい生物をまとめたものです。)
話を戻しまして、このヒアリは、主に亜熱帯系の温暖地域や比較的草地などの開けた場所を好む他、人間などが住んでいる場所などにも生息するようです。(山には生息しないようですね。)
ちなみに、生息域としては、主に南米大陸全般に分布しているしているようですが、この南米以外にもアメリカやオーストラリアや中国など、太平洋周辺の国々でも数多く発見されているようです。
そして、最近ではニュースでよく見るとおり、日本にも分布し始めているという訳ですね。このヒアリは毒を持つ生物としても知られているので、戦々恐々としている方も多いと思います。
そこで今回は、ヒアリとヒアリに似ているアリを区別できたら、迷わずに対処出来るということで、画像などでその大きさや形などを詳しく比較して見ることにしましたよ!
それと、もしもヒアリに刺された場合、症状や対処法などどうなっているのか気になったので、今回はその辺についても詳しく調べて見ることにしました!
このページの目次
ヒアリやヒアリに似ているアリの画像は? 大きさや形は?
ヒアリ 昆虫
ヒアリとは南米大陸原産のハチ目・アリ科・フタフシアリ亜科に属するアリの一種。世界の侵略的外来種ワースト100選定種で、特定外来生物にも指定されている。英語名は“Red imported fire ant”、単に“fire ant”と言う場合、トフシアリ属のアリ全般を指すこともある。 ウィキペディア
学名: Solenopsis invicta
分類階級: 種
上位分類: Tofushi-ari-zoku
さて、画面の前の皆さんは、ヒアリとヒアリに似ている普通のアリの、簡単な見分け方というのはご存知でしょうか? 知らない方などは、その外見(形や大きさ)の違いなどを知っておきたいところですよね。
という訳で、両者の違いを画像などで比較しながら、簡単に見分けられるようにしていきましょう! まずは肝心のヒアリの詳細画像から! (1枚目クリックで拡大出来ます。スマホの方はゴメンなさい! そのままです。)
※以下Twitterより参考画像入りツイートを引用
兵庫県立人と自然の博物館、大阪自然史博物館などで公開されているヒアリ情報をもとにおおよそのヒアリ類の形態的特徴を標本写真に書きこんでみました。何かの参考になれば(ヒアリ標本写真は大阪自然史博物館のサイトでCCBYで公開されているものを用いました。) pic.twitter.com/PnEsIOvQYe
— 介殻蟲の人/coccidologist (@Kaigara_mushi) July 8, 2017
こちらは、東京都環境庁の引用画像と、個人の方の有志のツイート画像ですが、ヒアリの概要としては以上のような感じになっていますね。どちらも特徴が丁寧に書いてありますが、実際の問題は生で見た時に判断出来るかどうかです。
これはどういう事かと言いますと、実際にヒアリを外で見た際に、そこまでマジマジと近くでは見れないからですね。猛毒アリなので、怖くておいそれと近づけません。
という訳で、ヒアリを生で見た時に近い参考画像をいくつか発見したので、まずはそちらを見てみてくださいね。
※以下Twitterより参考画像入りツイートを引用
https://twitter.com/mashin1107/status/892567242721722369
※以下ねとらば公式Twitterより引用
ニコニコ生放送、ヒアリを観察する番組を放送 台湾の研究所から55時間生中継 https://t.co/Iv8dTEdvsx pic.twitter.com/OAhyJbtP7q
— ねとらぼ (@itm_nlab) August 10, 2017
以上このようになっていますが、何となくイメージ出来たでしょうか? 基本的には、赤茶系の色で、尚且つお尻全体が黒っぽい事が分かりますね。
尚且つ、胸部と腹部の間に、痩せたラクダのようなコブが2つほどあり、身体全体がちょっとテカっているというか、光沢感があるように見えます。これらの画像を頭の中にインプットしておくだけで、いざという時の判断材料になりそうです。
とにかく、こうやって色んな角度のヒアリの画像を見ておくことで、パッと見た時にヒアリだと判断出来ると思いますので、すぐに逃げるか殺虫剤で駆除するか対応出来そうですよね。(ちなみに、ヒアリは殺虫剤で簡単に駆除出来るそうです。)
あと、肝心のヒアリの体長(大きさ)についてですが、こちら調べてみたところ、どうやら2.5mm~6m程度のようですね。凶暴さで知られているヒアリなので、一見すると大きいように感じますが、以外や以外、日本のアリに比べても、ちょっと小さめなんだそうです。
この位小さいと、普段から注意していないと見つけられ無さそうなので、私などはちょっと鈍感で気付かなそうなので、正直怖い部分もあります。
話を戻しまして、今ニュースなどで、各地でヒアリが発見されたと報道されていますが、ヒアリを発見した際は、なるべく役所などに報告してください。
これは何故かと言いますと、1匹いるという事は他にも付近に沢山生息している可能性がありますし、周辺住民に対する注意勧告にもなるからですね。
それに、当初は神戸港周辺でしか見つかっていませんでしたが、その後、大阪や愛知で見つかったり、最近では東京都の大井ふ頭などでも見つかっていますので、それだけ今ヒアリの生息域の拡大が問題視されているのです。
※以下、具体的な最近のヒアリ発見情報
- ①.2017年の5月に、神戸港にて、中国・広東省から来た貨物船のコンテナの中からヒアリが発見される。
- ②.6月27日に、愛知県の名古屋港にて、同じく広東省から来た貨物船のコンテナから、ヒアリが発見される。
- ③.2日後の6月29日には、大阪府の南高にて、女王アリを含む50匹程度のヒアリの死骸が発見される。
- ④.7月3日には、東京都の大井ふ頭にて、広東省経由のコンテナの中から、100匹程度のヒアリが発見される。
- ⑤.7月10日には、愛知県・春日井市の工場の倉庫内部の荷物から、ヒアリが発見される。
- ⑥.8月6には、岡山県・倉敷市の水島港のコンテナターミナルにて、女王アリを含む200匹余りのヒアリが発見される。
※以下、最新の岡山のツイート情報(ライブドアニュースと、Yahoo!ニュースより引用)
【強毒】岡山・水島港でヒアリ約200匹発見、女王アリ2匹含むhttps://t.co/wBaWo2BLYK
同県内でのヒアリ確認は初。卵や幼虫は見つからず、いずれも駆除された。今後コンテナ内を調べ、ヒアリがいないか確かめるという。
— ライブドアニュース (@livedoornews) August 9, 2017
【岡山でヒアリ 女王アリも2匹】岡山県倉敷市にある水島港で、強い毒を持つ外来種の「ヒアリ」を200匹以上発見。羽のある女王アリも2匹含まれていた。中国・四国地方でヒアリが確認されたのは初で、すべて殺処分。 https://t.co/q93rZPYMPl
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) August 9, 2017
このように、続々と発見情報が出てきている状況ですね。それだけ気をつけないといけないのです。
話を戻しまして、次にヒアリにそっくりだと言われている「アズマオオズアリ」についてご紹介させて頂きます。このアズマオオズアリは、ヒアリに似ていて間違えやすいと言われているようですが、一体どのようなアリなのでしょうか?
という訳で、まずはこちらについても、姿形や大きさなどを画像と共に見ていきましょう。
※以下Twitterより参考画像入りツイートを引用
アズマオオズアリ
第一子に続き第二子も羽化しました
昨日生まれた子はもう卵の世話してます! pic.twitter.com/UQBzt5UxaS— 九頭🐜 (@pedigreenumber9) 2017年5月8日
今日は
アズマオオズアリの女王がいましたよ!
これで少しはヒメルリイロアリスアブの飼育が楽になりそうです… pic.twitter.com/2169Xdmb8S— ゆうひ (@kougiseikairui) June 17, 2016
このように、このアズマオオズアリは色や形が何となくヒアリに似ていますが、パッと見て分かる通り、お尻の部分全体が真っ黒ではありません。(2~3本程度のシマ模様がある個体もいます。) これが大きな違いです。
ちなみに、このアズマオオズアリは、どうやら日本中に生息しているようですが、多くは森の中の石の下や、朽ちた木の中などを住処としているようですね。
なので、普通は見かけませんが、もしもどこかけ見かけた際は、パッと見た瞬間”あ! ヒアリだ!”となりそうですが、そんな時はまずは冷静に、お尻の模様に着目するようにしてみてください。そうする事によって、すぐにヒアリかどうかの判断が出来ると思います。
ちなみに、このアズマオオズアリは、ヒアリと違って噛まれても痛みなどもあまりなく、毒性なども無いとのことですね。なので、焦って対応する必要も無さそうです。
それと、山や街などでよく見かけるその他の日本のアリについても、ヒアリとは基本的に大きさが同じ位ではありますが、既にご存知の通り真っ黒かグレーがかったような感じなので、遠目でも容易に見分けがつきますね。
しかしながら、中にはヒアリのような赤茶系のアリもいるようなので、判断が繋い場合は、やはり近づかないのが一番でしょう。
ちなみに、ヒアリに似ている赤茶系の在来種としては、前述したアズマオオズアリの他にも、アシナガアリやムネアカオオアリ、ハリブトシリアゲアリやヒメアリなどがいるようですね。
※以下Twitterより参考画像入りツイートを引用
https://twitter.com/ahotin14/status/883491268864561152
以下オススメの記事
ヒアリに刺されるとどうなる? 気になる症状や対処法は?
さて、ここまで、ヒアリとヒアリに似ているアリの見分け方を、画像などを参考にお伝えさせて頂きましたが、ここではヒアリに刺されるとどうなるのか、その具体的な症状などを見ていきましょう。
まず、ヒアリの毒は「ソレノプシン」という窒素元素を含む、塩基性のアルカロイド系の毒素が主成分のようで、この毒は刺されると激しい痛みに襲われるようです。そして、その刺された部分が水ぶくれのようになって腫れ上がるとのことですね。
また、このヒアリの毒は、他にもハチなどにも含まれる「ヒアルロニダーゼ」や、「ホスホリパーゼ」などが含まれているようで、これらの成分にアレルギー反応を起こすと、アナフィラキシーショックなどを引き起こすようです。
ちなみに、アナフィラキシーショックとは、発症すると短時間で全身に蕁麻疹のような症状が出て、尚且つ動悸や息切れを起こします。(その他にも、下痢などを引き起こしたりもします。)
実は、筆者は過去に1度、エビチャーハンを食べた後に、このアナフィラキシーショックにかかった事があるのですが、本当に意識が朦朧として、立っていられないどころか半分意識を失ってしまいました…^^;
それほど、今まで経験した事が無い位に苦しくて、尚且つ吐き気やろれつが回らなかった記憶があります。(裏を返せば、それだけ症状が顕著に現れる病気なんですね。今思い返しても本当に怖いです。)
話を戻しまして、このヒアリの毒はハチとの共通した毒がありますので、もしも過去にハチに刺されてアレルギー反応が出た事があるという人は、すぐに適切な処置をしなければなりません。(そうしないと、最悪生命の危険に晒されます。)
ちなみに、治療法に関しては色々とあるようですが、まずは動かずに安静にしているのが一番のようですね。もしも、全身に蕁麻疹が出て、アナフィラキシーショックが疑われるようであれば、自分で病院までなんてとても行けないので、すぐに誰かに救急車を呼んで貰いましょう。
話を戻しまして、ここまで優先順位の関係上、ヒアリに刺された時の症状や治療法について、まず最初にお伝えさせて頂きましたが、やはり一番は刺されないことですよね。
先述した通り、今は日本各地でヒアリが発見されていますので、誰しもが見つける可能性がありますが、でも対処法を知っていれば、それだけ刺される確立も減るという事で、その辺についても知っておきたい所です。
という訳で、気になる対処法の方はどうなっているのでしょうか? その辺について調べてみたところ、まず具体的な対処法としては、ヒアリを発見した際に素手で触らないようにすることです。そして、熱湯をかけたり殺虫剤で駆除したり、その他にも、液剤を撒いたりベイト剤(駆除用の餌)を設置する事で、対処する事が出来るようです。
まぁ熱湯に関してはすぐに用意出来ない場合もあるので、やはり最も簡単な方法として、一家に2~3本殺虫剤を各部屋に置くことでしょうね。そうする事によって、発見しても慌てずに対処できそうです。
そして、こちらは先程もお伝えしましたが、見つけた後は、ヒアリの分布拡大や定着などを防ぐために、地方環境事務所などの役所に連絡をする事も忘れないようにしましょう。
ヒアリの天敵に日本のアリ? 縄張り意識で戦ってくれる?
さて、ヒアリが定着したアメリカでは、なんと年間6,000億程度の経済的な損失が出ているようです。なので、もしも日本にも同様にヒアリが広く分布してしまったら、完全駆除を目的に、似たような経済的損失が懸念されるそうです。
という訳で、今現在日本各地で発見され始めていますが、この段階で日本政府が数億程度の予算を付けて駆除対策に乗り出したら、かなり安い投資だろうと言われているようですね。
話を戻しまして、「ヒアリの天敵に日本アリ」、「縄張り意識で戦ってくれる」と聞いて、”おっ! 本当に?”と思った方もおられるでしょう。
筆者もその1人ですが、具体的にはどのような感じなのでしょうか? その辺について気になったので調べてみたところ、まず日本のアリというのは、基本的に縄張り意識が強いようで、外来種が来ると戦ってくれるようですね。
なので、日本のアリのテリトリー内にヒアリが侵入すると、すぐに迎撃態勢に入り、退治してくれる可能性が高いそうです。
ヒアリの定着・繁殖する可能性について橋本さんは、「定着・繁殖の能力はありますが、実際は難しいとおもいます。侵入したヒアリが少なければもともと日本にいるアリがヒアリをやっつけてくれると思います。今のところは安心して良いと思います。」と話した。
出展 ちちんぷいぷい【嵐大野智語る▽絶景!高千穂峡▽キーマカレー▽創作漬物▽駅メロ】の番組概要ページ – gooテレビ番組(関西版)
※以下はアメリカの例です。
https://twitter.com/yuriko_ikeda/status/883345559481860096
ですが、天敵とまで言うのはちょっと語弊があるようですね。これは何故かと言いますと、力関係がイーブンでは無いからです。ヒアリは外来種として日本に侵入して来ている状態なので、日本のアリの方が数では圧倒的に有利です。
日本のアリは既に各地に巣を根付かせていて、数万からなる兵隊で確固たる城を築いています。この現状から、日本のアリがヒアリを退治してくれるだろうと推測している訳ですね。(現に、上記文章で専門家も「ヒアリが少なければ」と答えられています。)
という訳で、ここまでをまとめると、もしも日本のアリとヒアリの巣の分布状況が同じような状態だったら、ヒアリの方に簡単に軍配が上がるが、今現在は在来種の方が多いので、ヒアリの拡大分布に対して、ある程度の抑止効果が期待できるという事になります。
既に定着している北米では、在来種のアリがいるフィールドといないフィールドに女王アリを単独で置いた場合、在来種のアリがいるフィールドで女王アリを排除したという実験結果もあると佐藤准教授。しかし、これはあくまでも営巣初期の女王アリ単独の場合です。働きアリがいた場合、抑止することはほぼ不可能だそうです。
出展 “在来種のアリはヒアリの定着を防ぐ”ネット上にウワサ広がる → アリの研究者は「在来種では勝負にならない」 – ねとらぼ
以上のことから、日本のアリはあくまでも抑止程度と捉えた方が良さそうですね。
今回のヒアリ発見についてのネット上の反応はどうなっている?
※以下Twitterより参考画像入りツイートを引用
岡山にも、ヒアリおるとかヤバくね?😞
しかも、倉敷とか…😖😖😖怖すぎ😫😫
— めぐみ (@1246Megu) 2017年8月9日
これはヤバいな笑
岡山にまでヒアリかよ。
絶対岡山はないっておもよーた笑笑 pic.twitter.com/SacaR8tTz1— 宮脇凜 (@9nmZQdzYRXVCbXw) 2017年8月9日
https://twitter.com/R74808534/status/895494768485998596
岡山でヒアリ 女王アリも2匹
全国で、これで間違いなくヒアリが繁殖していてもおかしくない。我国のコンテナ流通は毎日何万トンも移動して居る。という事は当然ヒアリも、、でしょ? https://t.co/vK1TO1Lr1q
— なるみん (@narumin50000) 2017年8月9日
ヒアリさん岡山へようこそ
一応お迎えしとくね (?)だけど 、来ないでいただきたかった
— hinano ︎ (@hinano_09180114) 2017年8月9日
岡山にヒアリ来たとかむりむりこわすぎ
外出たくない
— こころ♡*チェリービーンズ (@cocoro_0kyun) 2017年8月10日
ヒアリとアリの比較や刺された場合の症状など-終わりに-
さて今回は、ヒアリとその他の普通のアリとの画像比較や、その他にも、ヒアリに刺された場合の症状や対処法などについて調べて書いてみましたが、いかがでしたでしょうか?
このように、一番のヒアリ対策としては、まずは今回ご紹介させて頂いたように、色々な画像でその外見の特徴を知って、尚且つ見つけた場合は役所(地方環境事務所)などにすぐに報告することですね。
それと、自治体に頼るだけでなく、我々一人一人がこういった外来種に対して理解を深め対策を深めることによって、撲滅への近道になるかと思われます。
とにもかくにも、ヒアリに噛まれる(刺される)と最悪アナフィラキシーショックで不幸に見舞われてしまう可能性もありますので、もしも少しでも異変を感じたらすぐにでも病院へ行くようにしてください。
という訳で、本日は少々長くなりましたが、以上ヒアリについてでした! 最後までご覧頂きありがとうございました!
※ラストに、ヒアリ駆除に関するニュース動画を発見したので、こちらをご紹介させて頂き、本日の締めとさせて頂きます。
これを見ると、全国68箇所の港にベイト剤を撒く事が決定したようですね。というか、このニュースは約1ヶ月前の物なので、恐らく既に撒き終えているでしょう。(Yotuube/ANNニュースちゃんねるより)