ハッピーハロウィンの意味や由来を子供に分かりやすく伝えるには?


 

 こんにちはトレンドボーイです。さて突然ですが、この記事を読んでいる皆さんは、今年のハロウィンの仮装衣装や飾りつけなどの準備は万端ですか?

 

 日本でも、ここ10年の間に、徐々にこのハロウィンが浸透しつつありますね。それを裏付けるように、ネット上を見ても様々なイベントなどを目にするようになりました。

 

 とは言え、このハロウィンは、海外発祥のイベントの中でも、昔から日本に馴染みのあるクリスマスほどまだ浸透していません。

 

 例えばクリスマスなどは、「イエスキリストの誕生日」とか、子供たちに聞かれてもすぐに答えれると思うのですが、果たしてハロウィンはどうでしょう? 多分ですが、意味を聞かれたら、何て答えれば良いか悩む方が多いと思います。

 

 という訳で今回は、ハッピーハロウィンの意味由来などを子どもに分かりやすく伝えるために、このハロウィンの起源やアイルランドの伝記などについて、詳しく書いて行きたいと思います。

 

 そしてその他にも、ハロウィンに仮装する意味や、ジャックランタンの意味などについて、分かりやすく解説して行きたい思います。ではスタート!

 

このページの目次

そもそもハロウィンはいつから始まったの? 由来はケルト人?




 

 さて、まずは、ハロウィはそもそもいつから始まったのか?についてですが、このハロウインの起源は、古代ヨーロッパで、ケルト人が秋の収穫を祝い、悪霊を追い出す宗教的儀式から起こったものと言われています。

 

 ちなみに、”ケルト人とは何ぞや?”という方もいらっしゃると思いますが、このケルト人は、青銅器時代に、ユーラシア大陸などからヨーロッパに渡った民族の事です。

 

 もちろん、ケルト人は仏教の民族ではありませんが、日本のお盆のように、”秋の収穫時期に先祖の霊が帰って来る”という考えがありました。

 

 同時に、10月31日に先祖の霊が帰ってくる際に、“霊の世界と人間の世界の境界が開くため、悪霊も人間の世界に来てしまう”という考えなどもあったようですね。

 

 その為、カブで作ったランタン(ちょうちん)に、魔よけのろうそくを飾り、先祖の霊を迎えていたとのことです。

 【ソース】ハロウィン/wikipedia

 

 ちなみに、ハロウィンの間は時間が止まるとされていますが、その際に悪霊が、人間に対して一斉に取り付こうとするとのことです。

 

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 話を戻しまして、その後この文化は、スコットランドやアイルランドに代々伝わり、上述したランタンを窓際に飾って、魔除けとして使われて来ました。

 

 更にその後に、現代ではアメリカを始めとして、様々な国の民間行事として定着して行くことになります。ちなみに、今ではカブでは無く、カボチャのランタンの方が、ハロウィンの代名詞として一般的に広まっていますよね。

 

 このカボチャをくり抜いて作ったランタンは、当初は『ジャック・オブ・ランタン』と呼ばれていたそうですが、その後、今の『ジャック・オー・ランタン』に、呼び名が定着していったようですよ。

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ハロウィンで仮装する意味ってなんだ?




 

 さて、アメリカではハロウィンの時期になると、まるで日本の夏に放送される『夏の怪談特集』のように、子供向けの怖い話がテレビでよく放送されます。

 

 これは、先程も申し上げた通り、人間界と霊界の入り口が開いて時が止まった際に、”先祖の霊だけでなく、悪霊が人間界に来てしまう”という言い伝えから来ているものです。

 

 ですから、“自分たちが人間でなく悪霊の一員だ”という素振りをするために、魔女やお化けの仮装をするようになったと言われています。

 

 ちなみに、現在ではお化けの仮装に限らず、スーパーヒーロー系からシンデレラなど、キャラクター物で仮装を楽しんでいる子供が増えてきていますね。


 

ジャックオーランタンやハッピーハロウィンの意味とは?




 

 さて、なぜカボチャのランタンが、『ジャック・オー・ランタン』と呼ばれているのか不思議ですよね。これは何故かと言いますと、生前に自堕落な生活を送り、酒ばかり飲んでいた鍛冶職人(かじしょくにん)の、”ジャック”という男が関係しているからです。

 

 ちなみに、イギリスなどでは”ウィル”とも呼ばれています。というか、「ジャック」も「ウィル」も海外では一般的な名前として広く使われているので、逸話などでよく使用されやすい名前のようですね。

 

 【注】:ここからは、映画のあらすじ紹介のような感じになってますが、当方が今まで見聞きしたことに、理解しやすくする為の脚色を加えてお伝えします。

 

 ジャックは、アイルランドの伝承上の人物ですが、上記の内容からも想像出来る通り、性格にかなり難があり、更にずる賢く、たびたび人を欺いているような人間でした。

 

 彼は一年に一度のハロウィンの日に、いつものように酒場でお酒を飲んでいましたが、飲み過ぎな上に金欠で、代金を支払うことが出来ずにいました。

 

 そんな事もあり、”この場をトンズラしようか”と考えていた所、丁度その時に、ジャックの魂を奪いに来た悪魔(サタン)と出会います。そしてサタンは、彼に対してこう語りかけます。「お前のような悪人の魂を取り込んだら、さぞ私の肉体が強化されることだろう」と。

 

 この時ジャックは、”あ~ここで俺の人生も終わりか…”と、一瞬諦めのような感情が頭をよぎりますが、でもその直後に、ある事をひらめきます。そのある事とは、“この悪魔と契約を交わす振りをしてこの場を切り抜けよう!”というもの。

 

 そして彼は、そのあと悪魔に対して、「魂をあげるからお金に変身してくれ!」と懇願します。…そうです、お得意の”ウソ”です。

 

 それを聞いた悪魔は、“どうせこの後コイツの魂を奪うのだから”とジャックの願いを聞き入れて、ペンス硬貨に変身します。するとジャックは、あろうことかペンス硬貨に変身した悪魔を十字架で押さえつけて、そのまま財布にしまってしまいます。

 

 当然ながら、この悪魔は元の姿に戻ることが出来ずに悔恨の念にかられた訳ですが、そこでジャックは、悪魔に対してある取引を持ちかけます。それは何かと申しますと、“この先10年は自分の魂を奪いに来るな”というもの。

 

 それを聞いた悪魔は、元の姿に戻るため、しぶしぶ彼と契約を交わすことに。こうしてジャックは、その後10年間は悪魔に魂を取られるという心配もなく、普段通りの生活を送っていました。

 

 だがしかし、悪魔の方も人間に騙されたということで、黙ってはいません。(怒りの感情が蓄積されていったのではないでしょか?)

 

 契約期間が切れた翌年のハロウィンの日に、リベンジの意味も兼ねて、のんきに農道を歩いていたジャックのもとに再び姿を現します。

 

 悪魔を見たジャックは、一瞬焦りに似た感情が沸き上がってきますが、そこでまたしても、あることをひらめきます。それは何かといいますと、悪魔に対して再度ウソの契約を持ちかけるという事です。

 

 そして彼は、悪魔にこう言います。「今回ばかりは逃げられそうもないから、最後にこの木の上にあるリンゴを取ってきてくれ!」と。その言葉を聞いた悪魔は、”いよいよもってジャックが腹をくくったか”と内心ほくそ笑みながら、この最後の願いを聞き入れることにしました。

 

 そして悪魔は、そのあと木の上に上り、リンゴを切り落とします。だがしかし! 下に降りようと地面の方を見下ろすと、ジャックが何やら、せっせとナイフで何かを掘っているではありませんか!

 

 ”ま・さ・か…?” 悪魔はまたしてもジャックにしてやられたということを悟ります。そうです、ジャックは木に十字架を掘っていたのです。

 

 そして、この十字架の効力もあって、悪魔は木の上で身体が硬直して身動きが取れなくなってしまいます。(素朴な疑問なんですが、何とか飛べないんですかね…w)

 

 その様子を見たジャックは、ここぞとばかりに、再度この悪魔に対して契約を持ちかけます。その契約の内容は”この先ずっと永遠に自分の魂を奪うな”というもの。

 

 それを聞いた悪魔は、怒りを通り越した感情を抱きつつも、このままでは自分は動くことが出来ないということもあり、またしても彼の言う通りに契約を交わすことに。

 

 そしてその後、開放された悪魔は、ジャックとの約束通り、二度と彼の前に姿をあらわす事はありませんでした。

 

 こうして彼は、今までどおりの自堕落な生活を送った後に、寿命で天界へ召される訳ですが、当然ながら生前の行いが悪いために、天国へ行くことが出来ませんでした。というか、天国の門番であるペドロに、半ば追い出されるような形だったんですね。

 

 そしてやむなく、ジャックは天国を後にする訳ですが、その後、漆黒の闇を手探りで歩きながら、”ここにいるくらいなら”と地獄へと渡ることを決意します。

 

 そして、焦りと不安を抱えながら、地獄の門を叩いたジャックは、再度そこで悪魔と再会します。そして彼は、「頼むからここに入れてくれ!」と悪魔に頼み込みますが、生前の契約もありこれを拒否されてしまいます。

 

 そしてジャックは、地獄からも追い出されるはめになり、凍てつく冷気が吹きすさぶ闇の中で、行き場を無くしてしまいます。そこで彼は、途方に暮れながらも、藁にもすがる思いで悪魔に対して最後の頼み事をします。

 

 その内容は“暗闇を歩く際に、せめて足元を照らす灯りが欲しい”というもの。それを聞いた悪魔は、よほど不憫に思ったのか、石炭を地獄の業火に灯し、それをジャックに手渡します。(けっこう優しいですね。w)

 

 そして、そのあと彼は、悪魔に貰った灯を元に、カブに穴を繰り抜いてランタンを作ります。こうしてジャックは、この世とあの世の間を、鬼火のように揺らめくランタンを片手に、永遠に歩き続けるのでした…..。

 

 こういった理由があり、ハロウィンが広まった当初は、ジャック・オー・ランタンでは無く、『ジャック・オブ・ランタン=ジャックのランタン』と呼ばれていたんですね。

 

 ちなみに、ハロウィンが現代の民間行事として定着してからは、冒頭でお伝えした通り、カブでは無くカボチャのランタンになっています。ではなぜ、カボチャが使われるようになったのでしょうか?

 

 これは何故かと申しますと、イギリス(アイルランド系)の移民がアメリカに渡った後に、カブよりもカボチャの方が豊富に採れて、尚且つ加工しやすかったからのようですね。そんなコトもあって、今のカボチャのランタンが、その後、一般的なものとして広まっていったようです。

 

 それと、楽しいイベントとなった昨今では、ジャックオーランタンの彫刻コンテストが行われるなど、宗教的意味から離れて楽しむようになっています。

 

 ちなみに、「ハッピーハロウィン」の掛け声も、「ハッピーバースデー」と同じように、“良いハロウィンの日をおくれますように!”と、相手をいたわるような意味として解釈されています。

 

ハッピーハロウィンの意味や由来についての記事-終わりに-

 

 さて、アメリカでは、同じクリスチャンといえども、ハロウィンに対する宗教的な捉え方は様々です。例えばカトリック(旧教)は、ハロウィンを宗教的行事の一環として認める一方、プロテスタントは、教会としてはその行事を認めていない所もあります。 

 

 ちなみに、日本に入ってきた時点で、既に宗教的な意味合いはかなり薄れてしまっていますが、今回お話した歴史を子供に語りながら、ハロウィンを迎えるのも面白いかもしれませんね。

 

 という訳で今年は、上述した歴史を振り返りながら、童心に帰ったつもりで、是非お子さんたちと一緒に、本格的に怖いメイクで思い切り仮装を楽しんでみてはいかがでしょうか?^^

 

 それと、以下の動画のようなハロウィンキャラ弁を作ると、お子様もきっと喜ばれると思いますよ!

ハロウィンの子供の仮装は100均で手作り! 簡単かぼちゃ!


 

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