塩抜きした後の数の子の保存方法は? 賞味期限はいつまでなの?


 

 こんにちはトレンドボーイです。さて、1月も気付けば中旬を過ぎましたが、新年はおせち料理を食べられましたか? 筆者は今年は小さなおせちセットを食べましたが、やはりおもちと同様に欠かせないものですね。

 

 ちなみに、そのおせち料理の欠かせない1品として、今回ご紹介する数の子が挙げられますが、実はこの数の子、その卵の粒が多いところから、子孫繁栄を願っておせち料理に入れられているんだそうです。(それと、その見た目の綺麗さから「黄色いダイヤ」とも呼ばれているようですよ。)

 

 その他にも、数の子はニシンの卵なのですが、最近までニシンを「かど(カドイワシ)」と呼んでいたことから、「かどの子→数の子」になったと言われているそうです。う~ん、なるほど、色々な意味合いがあるのですね。

 

 そんな数の子ですが、高級品でもあることから、大事に頂きたいものですが、魚卵ということもあり、その保存方法や賞味期限などが気になるところです。そこで今回は、その辺について詳しく調べて見ることにしましたよ! ではさっそく見ていきましょう♪

 

このページの目次

数の子を食べる前の気になる塩抜きの方法は?




 

 さて、まずは、数の子を食べる前の下処理である、塩抜きの方法からご紹介したいと思います。そもそも数の子はなぜ、塩漬けなのでしょう?

 

 その理由は、塩の浸透圧作用により、細胞の中の水分が外に出される為に細胞活動が止まり、また、微生物(細菌など)が死滅するので、保存期間が長くとれるからのようですね。さすが、昔の人の知恵は素晴らしいです。

 

 それでは、なぜ、塩漬けした物を更に塩抜きする必要があるのでしょうか? この辺はご想像の通り、そのままでは塩辛くて食べれないからのようです。う~ん、なるほど。

 

 では具体的な塩抜きの方法ですが、まず真水ではなく塩水を使ってください。こちらも、塩の浸透圧の作用によるものですが、塩水の方が真水よりも浸透圧が高いので、より早く新しい水分を数の子に含ませることが出来るんです。

 

 その塩の量ですが、「水の全体量の1%」を目安に入れて下さい。(水1リットルだと塩10gという具合です。) そして、そこから6~8時間おきに新しい塩水に交換します。

 

 ちなみに、この作業を2~3回繰り返しますが、2回目以降はちょっとずつ塩加減を見ながら進めていきましょう。なぜなら、塩を抜きすぎると苦味が出てきてしまうからです。丁度いい加減になったら、身を割らないように注意しながら、表面の薄い膜を剥いでお召し上がり下さい。

 

数の子の塩抜きした後の味付け方法はどの位ある?

 

 さて、塩抜きの方法について覚えた所で、ついでに味付けの方法も覚えちゃいましょう♪ いいあんばいで塩抜きが出来ていれば、そのまま食べても十分美味しいですが、やはり沢山あると飽きてしまうので、色んな味付けの方法を知っておくのもお得ですよ。^^

 

1.鰹節+醤油

 こちら醤油を1晩、鰹節に漬けたものに和えます。その上に新たに鰹節をかけると、さらに風味が出ます。

 

2.マヨネーズ+醤油

 こちらマヨネーズと醤油を混ぜたものに、そのまま和えます。マヨネーズだけでももちろんOKですよ!

 

3.出汁醤油漬け

 こちら出汁に醤油やみりん、酒などでタレを作り漬け込みます。(1晩寝かせたらしっかり味がつきます。) 市販のめんつゆでも代用できますよ。こちらは定番の味ですね。

 

4.山かけ+醤油漬け

 こちら山芋のとろろを醤油漬けした数の子に和えて下さい。食感もバッチリで贅沢な1品です。

 

5.粕漬けにする

 こちらは、そのまま酒粕に漬け込み、1~3日経ったら食べごろです。

 

6.わさび漬け

 こちらスーパーで買ってきたわさび漬けと和えるだけで、とっても美味しくなります。

 

 以上ですが、これ以外にも自分好みの調味料と組み合わせてみても、案外イケる味になるかもしれませんよ。^^ オリジナルの味付けを発見するのも楽しいかも!? そして、その味を周りの人に教えてあげるのも良いですね♪

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数の子の気になる保存方法は? 賞味期限はいつまで?




 

 さて、それではいよいよ、数の子の保存方法や賞味期限についてご紹介していきたいと思います。まず、塩抜きした後の数の子は、基本的には冷蔵庫での保存をお勧めします。(冷凍庫での保存も出来ますが、味が落ちてしまうのが難点です。)

 

 また、粒がバラバラになったりする可能性もあるので、出来る限り冷蔵庫で保存して早めに食べる方がいいでしょう。ちなみに、食べきれないと思った分は塩抜きをしないで、塩漬けのまま保存して下さい。その場合、冷蔵庫で2~3ヶ月は大丈夫なようです。

 

 次に、数の子の賞味期限についてですが、こちらズバリ冷蔵庫保存で1週間程度が目安のようですね。ですが、何と言っても生ものなので、なるべく早く召し上がることをお勧めします。

 

 ちなみに、賞味期限とは、加熱や塩蔵などの加工食品が対象となっているようです。ハムや干物、スナック菓子などですね。対する消費期限は、生ものなど厳密に期間を定めるものに使うようです。

 

 賞味期限は、法律で決まった基準で、菌のチェックや劣化の程度などを経過時間ごとにチェックします。そのチェックで合格になった期間の、1.2~1.5倍の日数を消費期限として決めるようです。

 

 ということは、賞味期限が少々過ぎても大丈夫だと考えることも出来るわけですが、でも数の子に関しては出来るだけ早く食べるに越したことはないでしょうね。自己責任の範ちゅうになりますから、よく考えて保存期間を決めて下さい。

 

 あと、数の子の劣化のチェックの目安として、以下の様な項目があるようです。このような場合には、もったいないですが、廃棄処分された方が懸命です。

 

 

 以上このようになっています。どちらにしても、保存される際はよく観察して下さいね^^;

 

数の子の保存方法や賞味期限についての記事-終わりに-

 

 さて今回は、おせち料理で人気の数の子について、塩漬けの方法や保存方法、それと色々な味付け方法などについて調べて書いてみましたが、いかがでしたでしょうか?

 

 ちなみに、数の子は卵なので、プリン体やコレステロールが多く、健康には良くない食材だと思われている方も中にはいらっしゃるようですが、でも実際はそんなに多くないそうですよ。というか、EPAやDHAが多く含まれているので、かえってコレステロールを下げる効果があるんだそうです。

 

 という訳で、食通の北大路魯山人いわく、「数の子は音を食うもの」ということのようですので、食感のプチプチ音の歯ごたえを楽しみながら、よい1年をお過ごしくださいね。それでは今回は以上となります。最後までお読み頂きありがとうございました!

 

 最後に、数の子の簡単な塩抜きと味付けの方法の動画を発見したので、こちらをご紹介して本記事の締めとさせて頂きます。(Youtube/Hokkaido kakorenより)

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