元朝参りってなんだ? 方言!? 初詣との違いは?


 

 こんにちはトレンドボーイです。さて今年も、もうすぐ終わりを迎えようとしていますね。クリスマスが過ぎればすぐにお正月がやってきます。1年がよい年になりますようにと毎年初詣に出かけているという人も多いのではないでしょうか?

 

 ちなみに、そんな初詣のことを指して、元朝参り(がんちょうまいり)とも言う地域などがあるようですね。この元朝参り、初詣と何が違うのか気になったので、色々と詳しく調べて見ることにしました!

 

このページの目次

元朝参りとはなんだ? 方言なの? 初詣との違いは?


 

 さて、元朝参りとはなんぞやという事ですが、この元朝参りとは細かく言うと、いわゆる元旦の朝にお参りをする事を指して言うそうです。なるほど、だから「元」、「朝」で「元朝参り」なんですね。

 

 31日の大晦日の夜に家を出て、夜中に初詣を行ないながら夜を明かし、初日の出を拝む。この一連の行事を総じて「元朝参り」と呼ぶようになったんだとか。そういった意味を知ってしまえば、初詣よりも元朝参りの方がしっくり合う気がしますね。

 

 ちなみに、この元朝参りという言葉は、主に北関東あたりから、東北地方で使われているようです。(その中でも主に太平洋側の地域。) 筆者は九州出身なので、この呼び方は初めて聞きました。

 

 なので、このように北関東から東北地方の人が普通に使っている事に驚きました。中には、全国で共通語だと思い普通に使ったら、通じなかったという人もいらっしゃるようです。

 


以下Twitterより参考ツイートを引用


https://twitter.com/whojinn/status/609168970646589440
https://twitter.com/kiraqoo_sokuhou/status/662132997735346177


https://twitter.com/kyonji2525/status/557098242156949504


https://twitter.com/noi_isa/status/655612061762760704

 ちなみに、当サイトの全編集ライターにこの元朝参りについて調査したところ、やはり関東を始めとして、関西や九州地方では使っていないという結論に達しました。

 

 話を戻しまして、ここで”そうかそうか。初詣のことをある特定の地域では元朝参りって呼んでいるんだな。”と思ったそこのあなた、実は元朝参りと初詣は場合によっては少し違った意味になってくるようです。

 

 何が違うかと言いますと、初詣って1日に行く人もいれば2日や3日に行く人もいますよね。でも元朝参りの元朝は先ほども述べたように元旦の朝のことなので、元旦の朝でない2日とか3日に行くと、元朝参りとは呼ばないそうです。

 

 つまり、その場合は普通に初詣になってしまうんだとか。うーん。なんだか混乱してきましたね。つまり初詣は2日とか3日でも初めて行けば初詣になりますが、元朝参りは元旦の朝のみということのようです。

 

 なるほど、確かに言葉の意味を考えれば納得出来ますね。なので、この理論からいくと、元朝参りと初詣がイコールには決してならないという事になります。日本語って奥が深いです。

 

初詣って神社とお寺のどっちが良いの?

 

 お正月の恒例行事でもある初詣。毎年欠かさず行っているという人も多いかと思いますが、お寺に行ったり、神社に行ったり、人によっては毎年行く場所が違うという人もいるかと思います。

 

 特に都内に住んでいる人なんかは、神社やお寺が沢山あるので、その年によって行く場所は変えているという人も結構多いのではないでしょうか? 筆者も振り返ってみれば、その年ごとに行く場所はそれぞれ違うものだなと感じます。

 

 でもそもそも神社とお寺、どっちがいいのでしょうか? もし間違っていたら、なんだか逆効果のような気がして嫌ですよね。その辺が気になったので調べてみたところ、どうやら信仰している宗教によるようです。

 

 これはどういう事かと申しますと、信仰しているのが神道なら神社へ、仏教ならお寺を参拝するのが一般的だという事ですね。ただし、特にこれといって信仰している宗教がなければ、どちらを参拝しても問題ないみたいです。

 

喪中の初詣は避けた方が良いは間違いって本当!?

 

 一般的に喪中の場合は、初詣は避けなければいけないと言われていますよね。実はこれは必ずしもダメというわけでは無いようなんです。

 

 これはどういう事かと申しますと、先ほど話したように、初詣には神社やお寺など、行く場所も人それぞれだと思いますが、実は喪中の人の場合は、神社は△でお寺は行ってもOKなんだとか。

 

 そもそも神社とお寺は「死」に対する考え方が違うので、一緒に考えること自体が間違っているようなんですね。神社の場合「死」は「忌み嫌うもの」、「不浄なもの」であり、ケガレと考えられるようです。

 

 そのため、そのケガレている間は、鳥居をくぐってしまう事はNGとされているようで、あまりよろしくないようですね。なので、喪中の際は出来るだけ神社には行かない方が良いということのようです。

 

 しかし、お寺の場合は逆です。「死」はケガレという意味では捉えられず、むしろ大切な人を亡くした後だからこそ、手を合わせることは大切だとされています。それと、お正月の初詣は旧年の感謝と信念の挨拶をすることも込められているため、喪中でもお参りに行くということは大切なようです。

 

 しかし、宗教上の観点から見るとお寺への初詣はOKですが、お正月のお寺って新年を迎え、おめでたいモードでお寺によっては賑やかな催しを行なっているところもありますよね。

 

 そんな楽しいムードに流されて騒ぐことは、やはり喪中時の新年の迎え方に相応しいとはいえないので、そっと静かに手を合わせてお祈りするだけにした方がよさそうです。

 

元朝参りについての記事-おわりに

 

 さて今回は、”元朝参りとはなんだ?”という部分を初めとして、その他にも初詣との違いや、喪中の際のお参りなどについても触れてみましたが、いかがでしたでしょうか?

 

 この元朝参り、意外と知らなかったという人もいるのはないでしょうか? という訳で、今年もやってくるお正月。あなたも今年は31日の夜から出かけ、初日の出を見る、いわゆる元朝参りをしてみてはいかがでしょうか?

 

 最後に富士山の初日の出の映像をご覧頂いてこの記事を終わりにしたいと思います。心が洗われる映像で美しいですよ。「富士山 初日の出2014/youtubeより)

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