七夕の由来を子ども・デイサービス向けに簡単(劇風)に紹介!


 

 こんにちは、トレンドボーイです。さて、いよいよ7月7日は七夕ですね。画面の前の皆さんも、子供の頃に短冊に願い事を書いたり、笹に飾り付けをしたなど、懐かしい経験がおありかと思います^^

 

 ちなみに、筆者は札幌在住ですが、北海道では8月7日が七夕なんですよね。小さい頃の思い出としては、子供達が一軒一軒家を回って、「ローソク出せ、出せよ、出さないとかっちゃくぞ(引っ掻くの北海道弁)」と言っていました。

 

 それで、家から出てきた人からお菓子やローソクを貰うのですが(ハロウィンみたいですね^^)、たまに、お菓子を用意していないからと言って、お金(10円か50円)を貰えることなんかもありましたよ!

 

 今はマンション住まいの方が多いので、もうそんな風習は少なくなりましたが、とにかく古き良き時代でしたね。

 

 さて、話を今回の本題に戻しますが、皆さんは七夕のお話って覚えていますか? 大体の方は、なんとなく織姫と彦星のちょっと切ないラブストーリーを、思い浮かべるのではないでしょうか?

 

 どちらにしても、大人になると、どうしても細かい部分までは忘れてしまいますよね。筆者も記事を書くまでは、”あれ~どんなんだったかな?”という感じでした^^;

 

 そこで今回は、七夕由来について詳しく調べて見ましたよ! しかも、ただそれだけでなく、お子様やデイサービス向けに、出来るだけ分かりやすく説明できるように、簡潔にまとめてみました!

 

 これを読めば、「七夕ってなぁに?」と、お子様やお年寄りの方に聞かれても困ることはありませんし、尚且つしっかりと話を聞いてくれると思います。という訳で、ではさっそく見て行きましょう!

 

このページの目次

七夕の由来を簡単にご紹介! 笹の葉に短冊を飾るのは何故?




 

 さて、まずは七夕の由来についてと、七夕の日に笹に短冊を飾るのはなぜなのかについて、調べた結果をご紹介していきます。

 

 まず、この七夕は奈良時代に中国から伝わってきました。日本最古の歴史書である「古事記」には、「多那婆多(たなばた)」という言葉が「着物を織る女性(織女)」の意味で使われています。

 

 で、その「着物を織る女性」の上達を願うお祭りが、毎年7月7日に行われていて、その際に毎回着物を祭壇に捧げていたそうです。(その祭壇を棚機(たなばた)と言います。) これが時代と共に「七夕」に変化して行ったようですね。

 

 それと、ここでは、一般的なお話として、着物を織る女性の話をさせて頂きましたが、実はこの七夕の由来はいくつか存在していまして、地域によってはご先祖様の霊をお出迎えする説などもあるようです。

 

 また、なぜ笹に短冊を飾るのか?ということについてですが、笹はまっすぐ天に向かって成長して行き、尚且つ笹の葉が天の近くで「さらさら」と、音を出しながら揺れると考えられていたからのようですね。

 

 それを裏付けるように、歌にも「笹の葉~さ~らさら~」とありますが、この揺れる音が天にいるご先祖様の霊を呼ぶといわれていて、笹は神聖なものとして扱われてきました。

 

 そして、人々の願いを短冊に書いて笹に飾ることで、天にいるご先祖様にまでキチンと願いが届くようにという祈りを込めていたんですね。(尚、この文化は日本独自のものだそうです。)

 

 また、元々この短冊というのは、「字が上手くなりたい」、「料理が上手になりたい」といったような、技術向上を願いながら書くという一面などもあったようです。

 

 ですので、現代の子供達にも「サッカー選手になる」という将来の夢よりは、「サッカーがもっと上手くなりたい」というような、技術向上を願う短冊にすると良いのではないでしょうか?^^

仙台七夕まつりの由来や起源は? 伊達政宗との関係は?


 

七夕の由来を子どもやデイサービス向けに劇風にご紹介!




 

 さて、ここでは、今から2000年も前に完成されていたと言われている、織姫様と彦星様の七夕物語について、出来るだけ子供達やお年寄り達に分かりやすく伝えられるように、物語風にご紹介していきます。

 

 以下、ここから物語(劇)風に書いて行きます。

 

 昔々あるところに、夜空に輝く天の川の近くに、1人の神様が住んでいました。神様には一人娘がいて、「織姫」という着物を織るのがとても上手な美しい女性でした。

 

 織姫が年頃になると、神様は娘に結婚してもらいたいと思い、婿探しを始めました。そして、天の川の向こう岸で、牛飼いをしている働き者の「彦星」という男性を、織姫と会わせました。

 

 2人ともすぐにお互いを好きになり、その後に結婚の約束をすることになりました。これには、神様も最初は喜んでいたのですが、すぐに困ったことになったのです。

 

 なんと、織姫と彦星は仲が良すぎて、お互いに仕事をしなくなってしまったのです。それで、人々の着物はボロボロになり、牛も病気になってしまったので、周りの人達が怒ってしまいます。

 

 結局そのことが原因で、神様は2人を天の川を挟んで離ればなれにしてしまいます。ですが、彦星と会えない織姫は毎晩のように泣いていたので、神様は可哀想と思い、毎年7月7日の日に、1年に1度だけ彦星と会う事を許しました。

 

 それから、2人は以前のように会える日を待ちながら、一生懸命に働くことになります。でも、ここでも問題が発生します。なんと2人が会える7月7日の日に、天の川の水かさが増して、織姫は川を渡ることができなくなってしまったのです。

 

 でも大丈夫。カササギの鳥が羽根を広げて、天の川に虹の橋を架けてくれました。そうして、2人は1年に1度再会して、お互いの愛を確かめ合う事が出来ましたとさ。めでたしめでたし。

 

七夕の由来や子どもやお年寄り向けの物語-終わりに-

 

 さて今回は、七夕の由来や笹の葉に短冊を飾る意味などについてを始めとして、その他にも、子どもやお年寄りに分かりやすく織姫と彦星の物語を説明できるように、劇風に説明させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか?

 

 七夕の由来1つでもこういった背景があったんですね~。なんとなく表面的にしか知らなかったので、今回調べてみてとても得した気分になりしました♪

 

 ちなみに、七夕の物語自体はこのように分かりやすいので、特にお子様などに伝える際には、「勉強やお片付けをキチンとしないと、○○ちゃんと会う事が出来なくなるよ。でも頑張って勉強や言う事聞くと、いっぱい遊べるよ」といった風に、伝えてみるのも良いかもしれませんね^^

 

 という訳で、今回は少々長くなってしまいましたが、以上これにて記事を終了させて頂きます。最後までご覧頂きありがとうございました!

 

 七夕の物語を紙芝居風に紹介している動画を発見したので、最後にこちらをご紹介させて頂いて、今回の締めとさせて頂きます。(YouTube/hukumusumeamameさんの動画より)

七夕のイラストでおしゃれな物はどんなのがある?


 

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