あの有名人も? ソシオパスの告白から考えるその原因と兆候
こんにちは、トレンドボーイです。さて先日、ドラマの中で「ソシオパス」という気になる単語が出てきました。初めて聞く言葉だったのですが、文脈的に何かの病気のような意味合いで使われていたようです。
そこで、このソシオパスについて少し気になったので調べてみると、どうやら個人の社会性について何らかの問題がある障害なんだそうですね。M.E.トーマスさんという方が書いた、「Confessions Of A Sociopath(ソシオパスの告白)」)という関連本なども話題になっているそうです。
そこで今回は、このソシオパスについて、その原因や特徴などについてを始めとして、さらに、サイコパスとの違いやこの障害にかかっているとされる有名人などについて、詳しく調べて見ることにしました。
このページの目次
ソシオパスとは? その原因や特徴は? サイコパスとは違う?
※画像はイメージです。今回の記事とは関係ありません。
という訳で、さっそくこのソシオパスについて調べてみましたが、まずソシオパスとは、「反社会性パーソナリティ障害」を指しているそうです。この反社会性精神病質として有名なのが、サイコパスですね。
では、サイコパスとソシオパスの明確な違いは、一体なんなのでしょうか? その辺について気になったので調べてみたところ、まずサイコパスというのは、良心や善意を全く持たない人のことを言うそうです。なので、平気で人を傷つけたり、社会のルールを破ってしまうという訳なんですね。
そして、自分にとって利益に繋がる事であれば、他人を犠牲にしても構わないと考えていることも、大きな特徴なんだそうです。要するに、相手をチェスの駒のように考えているという事になります。だからこそ、サイコパスの人は危険だという話をよく聞くのです。
そんなサイコパスですが、その原因は先天性(生まれつき)のものだそうです。脳の感情をコントロールする部分が未発達であることから、そのような考え方に陥ってしまうとのことでした。
ですが、表面的な関係を構築するのが上手いのも、このサイコパスの特徴なんだそうです。なので、この障害を持った人の中には、会社で出世したり人気者になったりしている事も少なくないそうですね。
なぜなら、表面的にうまく取り繕うことができるからです。ですが、表向きは非常に愛想が良いが、内面ではやはりどこか欠けているそうなので、身近でちょっとでも”あれ?”と思うような人がいたら、注意が必要かもしれません…^^;
一方のソシオパスですが、こちらもまた、同じように「良心や善意を持たない人」という定義なんだそうですが、サイコパスとの大きな違いは、後天性(生まれ育った環境)によるものなんだそうです。
それと、このソシオパスの人は、衝動的な行動に走りやすいのも特徴なんだそうですね。なので、サイコパスの人に比べて行動にあまり計画性が無かったり、喧嘩腰でキレやすいという一面などもあるようです。そんな事もあり、仕事なども基本的にあまり長続きしないそうですよ。
ちなみに、ソシオパスの特徴についてより詳しく調べていると、自身がソシオパスであるという診断を受けたトーマスさんが執筆した、「Confessions Of A Sociopath(ソシオパスの告白)」という関連本を発見しました。
※Confessions of a Sociopath
この「ソシオパスの告白」の中では、トーマスさん自身の経験も踏まえて、この障害についての特徴(兆候)が書かれているのですが、その中でも特に印象的なものがいくつかあったので、今からその辺をご紹介させて頂きますね。
ソシオパスの人の特徴
- ・責任や罪の意識が薄い
- ・他人と共感できない
- ・目線をそらさない
なので、何気なく話している間に何となく違和感を感じたら、相手に気づかれない程度に、注意深く観察してみてください。もしかすると、その人はソシオパスなのかもしれません。
という訳で、以上がソシオパス障害の特徴でしたが、もちろん、これらの兆候や特徴に当てはまるからと言って、必ずしもソシオパスだとは言い切れません。ですが、身近な人でこういった傾向に当てはまりそうな人がいたら、やはり注意は必要ですね。
ところで、どのくらいの割合の人が、サイコパスやソシオパスに該当するか知っていますか? アメリカのある研究によれば、全体の人口の約1%がサイコパスで、約4%がソシオパスに該当するそうです。
う~ん、想像していたよりも結構多いですね。ソシオパスに至ってはクラスに1人くらいの割合です。なので、”もしかしたら、身近なあの人もそうだったりして…”と、どうしても考えずにはいられません。
しかし、サイコパスやソシオパスに該当するからといって、必ずしも悪い人だけとは限らないそうです。もちろん、他人を傷つけてしまう可能性は普通の人よりはあるそうですが、その考え方のおかげで成功している起業家も多いそうですよ。
シャーロック・ホームズやあの有名人もソシオパスって本当?
※【映画パンフレット】「シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム」
さて、ここまででソシオパスの特徴についてある程度理解できたと思いますが、ここで気になるのは、やはり”実際にこのソシオパスにかかっている有名人は誰がいるのか?”という事ですね。という訳で、早速こちらについても調べてみました。
で、まず真っ先に出てきたのが、かの有名な「シャーロック・ホームズ」でした。普通に”えっ!! まじで!!?”って感じですよね。ちなみに、このシャーロック・ホームズは、イギリスの作家であるコナン・ドイルが書いた推理小説の中で登場する名探偵ですが、まさか架空の人物である彼にソシオパスの疑いがあるとは!って感じです。
ちなみに、そんな彼の凄いところは、やはりその洞察力です。些細な証拠から次々と謎を解いていく姿は、多くの人を惹きつけてきましたね。しかし、そんな彼にも、難点がいくつかありました。
まずホームズは、探偵という仕事の為なら、窃盗や不法侵入、傷害や隠蔽工作など、何でもやります的な考えの持ち主なのです。その他にも、死体を棒で突っついて歩くなどの奇行があったり、薬物依存症などの一面もありました。
あとは、どこか横柄で人を見下す部分があったり、何よりも助手のワトソン博士を自分の都合で振り回しています。なので、そんな様子から、読者は彼を「サイコパスかソシオパスなんではないか?」と推測しているようですね。(まぁあくまでも架空の人物なので、確かめようはないですが。)
要するに、これら障害の兆候があるということです。なので、まだシャーロック・ホームズを読んだことが無いという方は、ぜひとも読んで頂いて、ご自分で判断されて見てはどうでしょうか? ホームズ像がよく分かると思いますよ。
※完訳版 シャーロック・ホームズ全集 全14巻
ちなみに、こちらは余談となりますが、最近では舞台を現代に移した「SHERLOCK/シャーロック」という作品も非常に人気があります。なので、合わせてこちらも注目ですね。
※『SHERLOCK/シャーロック』 DVD プチ・ボックス シーズン1
それと、このソシオパスについて調べていたら、実は日本でもこの障害のにかかっているのでは?という噂のある方がいらっしゃるようです。
で、その人は誰かと言いますと、タレントで漫画家の蛭○○収さんだそうです。(ご本人の名誉もありますし、あくまでも噂なので、一部伏せ時にさせて頂きます。)
彼は、一見あのほんわかした人当たりの良いキャラですが、ネット上では嘘か誠か様々な噂が流れているようです。具体的には、某テレビ番組でスタジオ中が感動で涙で包まれている時に一人笑ったり、お葬式の最中などでも思わず笑ってしまうというエピソードなどがあるそうです。
なので、これらの理由から、”彼はソシオパスの傾向があるのでは?”という噂などが持ち上がっているようですね。ちなみに、その他にも「ブチ切れた時が怖い」などという意見などもあるようです。(参考動画はこちら。)
話を戻しまして、筆者個人的には、今までこの方に関してあまりそういう風に感じ無かったので、この噂はかなり意外でした。まぁでも、あくまでも噂の域を超えていませんので、その辺は読者さんのご想像にお任せします。
ソシオパスの告白などから考える記事について-おわりに-
さて今回は、「そもそもソシオパスとは何ぞや?」という部分を始めとして、その他にも、この障害の原因や特徴について、さらには、ソシオパスではないか?と言われている有名人などについて調べて書いてみましたが、いかがでしたか?
ちなみに、シャーロック・ホームズについては、確かに原作・ドラマ。映画などでの人物像を総合して考えると、助手のワトソン博士意外とはあまり積極的に関わっていませんし、頭脳明晰な反面どこか偏った思考などがありますから、やはりソシオパス的要素は少しはあるのかもしれません。
というか、本人も「俺はサイコパスでは無く、高機能なソシオパスなんだ」的なセリフをBBCのドラマ内で言っていますしね。なので、こういった視点からドラマや映画などを見てみるのも面白いかもしれません。
では最後に、サイコパスとソシオパスについて詳しく説明しているスライド動画を発見しましたので、こちらをご紹介してこの記事の締めとさせていただきます。なかなか奥が深いので、興味のある方は是非ご覧下さい。(Youtube/奇譚朗読さんのチャンネルより)
※【追記】:ソシオパスの告白ですが、どうやら日本語の翻訳版が出版されたようですね。興味のある方は以下の画像リンクからどうぞ。
※ソシオパスの告白 単行本(M・E・トーマス (著), 高橋 祥友 (翻訳)