[将棋] カロリーナが昇級! wikiプロフィール情報は?


 

 こんにちは、トレンドボーイです。さて、最近はさまざまな話題によって、日本古来のボードゲームである「将棋」の人気が高まっているようですね。

 

 筆者も下手の横好きで将棋を少したしなみますが、小学生の頃は、無邪気に「プロ棋士になりたい」とか本気で思っていたりしていました。(もっとも、あまり強くなれず、すぐにあきらめてしまいましたけどね…^^;)

 

 話を戻しまして、そんな将棋ですが、最近では今までは公開されていなかった対局が、インターネットの動画配信サイトで中継されたりしていますよね。また、コンピュータとプロ棋士とが戦う「電王戦」にも注目が集まりました。

 

 最近では、14歳の中学生・藤井聡太さんが、プロ入りの最年少記録を60数年ぶりに塗り替える快挙を果たし、それまでの最年少記録を持っていた元名人で九段の加藤一二三さんと、デビュー戦を戦ったりもしています。

 

 そして、更にその将棋の世界で、これまた一つ大きな事件が起こりました。なんと、2017年の2月20日に将棋界初の外国人女流プロが誕生したのです! 一体どんな方なのか気になりますよね(゚д゚)!

 

 という訳で今回は、その将棋界初の外国人女流プロである「カロリーナ・ステチェンスカ」さんついて、そのプロフィールや将棋を始めたきっかけなどについて、詳しく調べて見ることにしました。

 

 それと、その他にも、「そもそも将棋の女流プロになる為には、一体どうしたら良いか?」といった部分などについても個人的に気になったので、その辺についても詳しく調べてみることにしましたよ! それではどうぞご覧ください!

 

このページの目次

女流プロ カロリーナ・ステチェンスカのwikiプロフは?

 

 さて、将棋界初の外国人プロとして偉業を成し遂げた「カロリーナ・ステチェンスカ」さんについて、まずは簡単なプロフィールを見てみましょう。


以下ハフィントンポスト公式Twitterより引用


カロリーナ・ステチェンスカ

カロリーナ・クリスティーナ・ステチェンスカは、日本将棋連盟所属の女流棋士。ポーランド・ワルシャワ出身。片上大輔六段門下。外国人女性として初めて研修会に入会し、女流棋士資格を得た。山梨学院大学経営情報学部卒業。同大学大学院に在学中。 ウィキペディア
生年月日: 1991年6月17日 (25歳)

出展 wikipedia/2017年2月21日23時現在

 

 まず、彼女は上記の通り、ポーランド・ワルシャワ出身の25歳です。それと、リンク先の情報を見てみると、カロリーナさんが最初に将棋を覚えたのは2008年とのことで、実はまだ覚えて10年未満なんですね!

 

 きっかけになったのはマンガの「NARUTO」で、登場人物である奈良シカマルが指していた将棋が気になって調べたのが、将棋人生の始まりだったそうです。


NARUTOナルト/奈良シカマル ステッカー

 

 ちなみに、将棋とよく比較される囲碁の世界では、男性・女性ともに外国人プロが多数日本で活躍しています。一方、将棋は海外への普及は難しいようです。

 

 理由としては、ヨーロッパには将棋に似たゲームであるチェスの方が広まっていることと、将棋の駒には漢字が使われていることが大きいようですね。駒が読めないのでは覚えるのも大変だし、将棋を覚えても相手がいないので楽しめないということでしょうか?

 

 しかし、そのNARUTO愛で将棋を覚えたカロリーナさんは、インターネット道場で腕を磨き、数年後にはヨーロッパ中の将棋愛好家が集う大会でも入賞するほどの腕前になっていたそうです。

 

 そして、その後「驚くほど強い外国人女性がいる」ということで将棋界でも話題になり、招待選手として参加したプロの大会でも、勝ち星を挙げる戦いぶりで注目され始めました。

 

 更に、今度は将棋のプロになるために来日し、将棋プロの候補生&山梨学院大学の大学院生という二足のわらじで、ずっと修業を続けてきたそうなんです。

 

 う~ん、どちらかだけでも大変なのに、ほんとうに才能豊かな人なんですね。ちなみに、将棋のタイプは定跡(人々が研究して積み上げてきた良い形を作る手順)よりも、形にとらわれない力戦を好むタイプということですよ。

 

将棋の女流プロになる為にはどうすれば良いの? 仮免許?


以下、週刊将棋公式Twitterより引用


 さて、将棋の女流プロになる為には、一体どうしたら良いのでしょうか? この辺について気になったので調べてみると、これが結構大変な道のりのようなんですね。

 

 まず、将棋のプロになる方法ですが、実は男性と女性でちょっと違います。これは女性の方が競技人口が少ないことから、女流棋士という別枠で運営されているためのようです。

 

 もっとも、棋戦(プロが参加する試合)が別なだけで、アマチュアへの普及活動などは男性プロも女流プロも一緒に行います。

 

 という訳で、女流プロになる為には、まず研修会に入会することになります。研修会には同じく女流プロを目指す女性たちの他、男性プロの夢を抱いた子どもたちも在籍しており、プロ棋士による講義を聴いたり、お互いに試合をして腕を磨きます。

 

 ちなみに、研修会はクラスに分かれており、この試合の勝敗によってランクが上下します。このランクが上がると、女流3級という「仮免許」の資格が貰えて、実際に女流プロの棋戦に参加できるようになるんですね。

 

 この仮免許の段階で、一定の成績を上げると、晴れて正式な女流プロである「女流2級」に昇級します。しかし、厳しいのは、2年間でその成績が挙げられなかった場合は、仮免許が没収されて、もう一度研修会に戻るか、あるいは廃業しなければならないところでしょう。

 

 カロリーナさんの場合は、2015年10月1日から女流3級として活動してきましたから、あと半年ほどで期限が来てしまうところでした。さらに、期限まで半年あるとは言っても、女流の棋戦は少ないので、残されたチャンスは数えるほどしかなかったのだそうです。

 

 このように、はるばるポーランドからプロになるために日本へやってきて、廃業のプレッシャーの中で数少ないチャンスをつかみ取ったわけですから、ほんとうに素晴らしいことを成し遂げた人という事がよく分かりますね。

 

将棋界初の外国人プロ カロリーナについて-記事の終わりに-

 

 さて、今回は将棋界初の外国人女流プロである、カロリーナ・ステチェンスカさんについて、そのプロフィールや経歴、また将棋の女流プロになるための方法についてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?

 

 このように、きっかけはNARUTOとのことですが、そこから実際に来日してプロになるのですから、かなり凄いし驚かされますよね。

 

 例えばですが、私達が「ほとんどポーランドでのみプレーされているゲームのプロになる為に移住する」なんて考えてみると、その凄さが分かるのではないでしょうか?

 

 とにもかくにも、このまま将棋の輪が世界に広がって、いつしか「20年ぶりの日本人名人誕生!」なんて時代が来るようになるのかもしれませんね。一将棋ファンとしては、それはそれで、寂しいような楽しみなような!?

 

 話を戻しまして、カロリーナさんには今後もより一層活躍して頂いて、外国人プロとしての先駆者となってほしいと思います。ではまた会いましょう!

 

 ※最後に、今回の記事の締めとして、カロリーナさんが女流プロになった時のニュース映像をご紹介します。インタビュー中のはにかんだ笑顔が、輝いて見えますね。^^ (YouTube/共同通信社公式チャンネルより)

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