赤ちゃんや子供の夏風邪! 熱と咳と鼻水の原因は? 長引く理由は?
こんにちはtrend_boyです。さて、夏といえば、子供たちも真っ黒になって遊びまわる時期ですが、この時期に恐ろしいのが夏風邪ですね。
冬の風邪とは異なるこの夏風邪。一度かかると結構厄介なことも多いです。という訳で今回は、乳幼児や子供の夏風邪について、調べたことをまとめてみました。
具体的には、咳、喉、鼻水、目やにといった症状の原因や、発熱について、それと、これらの症状が長引く理由などについて、詳しく書いて行きたいと思います。
あとは、手足口病を始めとして、他にもヘルパンギーナや咽頭結膜熱(プール熱)などについて、詳しく書いて行きたいと思います。
このページの目次
冬の風邪と夏の風邪の違いってなに? 腹痛や下痢?
基本的に、風邪はウイルス感染によるものが大半を占めますが、冬の風邪と夏風邪の大きな違いはウィルスの違いです。
具体的に言いますと、冬に猛威をふるうウイルスは、寒さや乾燥した空気を好む、インフルエンザウイルスやライノウイルスです。
そして、夏に猛威をふるうウイルスは、暑さや湿度の高い環境を好む、アデノウイルスやエンテロウイルスです。
ちなみに、両者の症状の違いですが、まず冬風邪のウイルスは、呼吸器につきやすいので、くしゃみや喉の痛みといった症状が出やすいです。(鼻水や鼻詰まりと言った症状も出ます。)
それに対して、夏風邪のウイルスは、腸内でエンテロウイルスが増殖しやすいので、発熱や喉の痛みといった症状の他にも、腹痛や下痢などの消化器症状が出やすいです。
ちなみに、乳幼児や子供の間で、夏に大流行する風邪の総称を『三大夏風邪』といいますが、先ほどお伝えした、ヘルパンギーナや咽頭結膜熱、手足口病などが、この三大夏風邪にあたります。
という訳で今から、この三大夏風邪の詳細を、詳しくご説明したいと思います。※rankingではどうなの?
三大夏風邪とは? それぞれの症状の違いは?
手足口病
まず一つ目の手足口病(てあしくちびょう)ですが、これは、口腔内の炎症や髄膜炎を引き起こすコクサッキーウイルスや、下痢や嘔吐などを引き起こす、エンテロウイルスなどが原因で起こります。
この手足口病は主に、4歳以下の子どもや乳幼児がかかりやすい病気と言われていますが、具体的な症状としては、手のひらや足の裏、口の周りなどに水ぶくれのような湿疹が出来ます。そういった理由もあり、この名前がついています。
それと、この手足口病ですが、熱が出ることもあれば出ないこともあります。それと、下痢などの症状も、出る事には出るのですが、ひどい症状は稀だそうです。
ですが、病状がひどくなってくると、頭痛や吐き気などの症状が出ることもあったり、髄膜炎などを併発する恐れがあるので、注意が必要です。
それと、気になる病気の発症から治るまでの期間ですが、3日～5日の潜伏期間の後に発症して、その後は2日～4日位で熱や湿疹は引いていくようですね。
ヘルパンギーナ
そして次に、ヘルパンギーナについてですが、この病気は主に、先ほどお伝えした、エンテロウイルスが原因の病気です。
このエンテロウイルスですが、コクサッキーウイルスA群を含んでいますから、症状としては、前述した手足口病と似たような症状が出ます。
ちなみに、このヘルパンギーナの具体的な症状ですが、発症後は38度以上の高熱とともに、口の中(喉のあたり)に水疱ができ、尚且つ痛みが走ります。
そんな事もあり、この口内の痛みで、食事をするのも困難になることもあるようです。(ちなみに、痛みがひどい場合は、ゼリーなどが良いようですね。または、ハチミツを混ぜた、生姜湯なども良いのでは無いでしょうか？)
さて、ここで疑問として浮かびがるのが、ヘルパンギーナと手足口病との症状の違い。両者の明確な違いは、一体何なのでしょうか？
詳しく調べて見たところ、ヘルパンギーナと手足口病の大きな違いは、手足などその他の部位に、水疱や発疹が出るか出ないか？といったことのようですね。
具体的には、ヘルパンギーナは主に、口の内部にのみ水疱や発疹が出るのに対して、手足口病は、その他の部位にも水疱や発疹が出る事が、両者の明確な違いのようです。
【ソース】(財)日本育児保育協会/【手足口病との違いは？】ヘルパンギーナを知ろう！
ちなみに、この病気の発症から治るまでの期間は、2～4日ほどの潜伏期間を経た後に発症して、その後は、手足口病と同じように、2日～4日位で熱や湿疹は引いていくようですね。
咽頭結膜熱(プール熱)
3つ目の咽頭結膜熱(いんとうけつまくねつ)ですが、この病気は、5歳以下の乳幼児が半分以上の割合を占める夏風邪の一種です。
それと、この病気の原因ですが、扁桃腺やリンパなどの、気道に影響を及ぼすアデノウイルスの感染が、主な原因となります。症状としては、急に寒気がして39～40℃の高熱が出ます。
それと、強いのどの痛みや結膜炎などを併発します。更にこのウイルスは非常に感染力が強い為、咽頭結膜熱にかかった場合は、学校保健安全法で出席停止などが義務付けられています。
つまり発症後は、約1週間位は、保育園や学校を休む必要があるということですね。※この病気が『プール熱』と呼ばれている所以や、発症から治るまでの期間の詳細は、以下の記事を御覧ください。
夏風邪にかかったらどうする? 薬や対処法は?
さて、今ご紹介した三大夏風邪を含めた殆どの夏風邪は、ウイルス感染が主な原因なので、特効薬がありません。
ちなみに、目やにがひどい時や、高熱が出てあまりに体が辛い場合は、目薬や解熱剤を使用する事もありますが、どれも有効な薬とまでは行きません。
ですので、これらの夏風邪にかかった場合は、出来るだけ体を休めて、尚且つ栄養をきちんと取り、自然に体調が回復するのを待つしかありません。
それと、夏風邪は口の中やのどが痛くなる病気が多いので、なるべく食事を摂る際は、柔らかく刺激の少ないものを中心に摂取すると良いでしょう。
更に、脱水状態にならないように、水分補給なども常に心がけて行きましょう。ちなみに、水分補給については、以下の記事で詳しく解説しています。
それと、脱水時の水分補給を効率よく摂取したい方には、以下の経口補水液である『OS-1』などもオススメです。
『夏風邪の辛い症状』こんな時はすぐに病院へ！
さてここまで、夏風邪について色々とお伝えしてきましたが、症状がかなりひどい場合は、食事や水分が全く摂れない事もあります。
特に、乳幼児や小さなお子さんなどの場合は、尚更なのでは無いでしょうか？ ですので、このような時は、病院で点滴をして貰った方が良い場合もあります。
それと、高熱が出た後に5分以上の痙攣が続いたり、何度も痙攣を繰り返すなどの場合は、髄膜炎を合併している可能性もありますので、すぐに病院に行きましょう。
いずれにせよ、判断に迷った場合などは、まずは各自治体の救急ダイヤルを利用するなり病院に電話をかけるなりして、早急な受診が必要かどうかの判断を仰ぎましょう。
という訳で、以上、乳幼児や子供の夏風邪対策の記事を終了したいと思います。※夏風邪について、対処法などを教えてくれる病院を発見しました。以下の動画を、是非参考にしてみてはいかがでしょうか？
【夏風邪/Youtube/大和徳洲会病院公式チャンネルより】
