デイサービスや高齢者向けの節分の工作は?
こんにちはトレンドガールです。さて本日は、デイサービスや高齢者向けの節分工作についてご紹介したいと思います! とは言え、高齢者の工作というのは、一体どういうものを選んだらいいでしょうか?
実は私は以前、ボランディアで言語聴覚士の友人とデイサービスに行っていた時に、色々なイベントをやりました。絵などを使って遊んだり、工作をしたりしながら遊んだり。その時に感じたのは、幼稚園生に教える工作とは違うということです。
幼稚園児は、その子のレベルで技術的に出来るか出来ないかという基準で考えるのですが、デイサービスの場合は、出来る出来無いというより、その方がやりたいと思うかそうでないかが大きいです。
それに、大人だから子供とは違い、ちょっと難しい物を出せば大丈夫かなと思うと、案外そうでもなかったりします。というのも、始める以前に”難しくて面倒そうなのはやりたくない”という方も中にはいるからです。
また、プライドが高かったり几帳面だったりすると、綺麗に出来ないからやりたくないと思うこともあるようです。ですので、デイサービスなどの高齢者用の施設であれば、いくつかのパターンを用意して、それぞれの人が、それぞれ好きなものを選んで、尚且つ好きな時間に作れるような環境を作ってあげることが大切です。
あとは、節分コーナーなどを作って、まずは何人かで作って見て、そこから興味を持った方に声がけをして行くという方法もありですね。また、せっかく工作をするので、出来上がったものを使って、最後に節分イベントなどをすると楽しめると思います。
という訳で、前置きが少し長くなりましたが、今からデイサービスや高齢者向けにおススメな節分工作について、いくつかご紹介させて頂きますね!
このページの目次
高齢者などデイサービスで作る節分の工作~輪投げ編
まず、事前にペットボトルを集めておいて、節分当日にそれを使って作ります。この時、作るのは嫌だけど、輪投げだけはしたいという方も中にはいるかも知れません。
なので、作るのが好きな人と、作るのは嫌でもゲームは楽しみたいという人、それぞれが好きな形で参加で出来るようにすると良いでしょう。
話を戻しまして、この工作ですが、中に色の付いた水を入れて、ボトルに鬼の顔をつけて終わりという簡単な工作です。(作り方の詳細はこちらのリンクからどうぞ。)
色紙で輪っかを作っても良いですが、投げる時に軽くて中々入りにくいようでしたら、布を割いた物をねじり輪にします。ある程度重さがつくので投げやすいでしょう。
それと、実際に皆で輪投げをして遊ぶ際ですが、元気に歩ける人は立って投げさせてあげると良いかと思います。それと、車いす等を利用している方には、椅子から投げて入れられるように工夫してあげましょう。
高齢者などデイサービスで作る節分の工作~鬼退治編
こちらはちょっと大掛かりになりますが、一つの大きな鬼を皆でワイワイ言いながら作れるという醍醐味があります。なので、デイサービスや老人ホームなど、比較的人が集まっているところで出来る工作かと思います。
という訳でまずは、鬼の顔の作り方の動画を御覧ください。(Youtube/studio under forestより)
ダンボール鬼の作り方(最初は職員が前準備しておきます。)
- 1.大きいダンボールを用意します。(出来るだけ同じサイズのダンボールを4つ。)
- 2.それを繋ぎ合わせて行き、そのつなぎ目をガムテープで留めて行きます。
- 3.つなぎ目をガムテープで止めたら、柄のない方に鬼の毛を書きます。
※ここからはみんなに参加してもらいます。
- 4.最初に鬼の顔の輪郭を書き、それぞれ皆で、目・鼻・口・角・髪の担当に分けて絵を書きます。
- 5.その後に色を塗ります。
- 6.目と口に穴を開けます。
- 7.牙を作って磁石で留めます。
- 8.穴を開けた目と口の裏にビニールを付けます。
以上で完成です。最後は、その大きな鬼の顔に紐をつけてぶら下げます。そこから鬼退治ゲームを始めましょう。ボールなどを投げて穴に入れます。
もしもボールが無ければ、新聞紙などを丸めて投げても良いですね。ちなみに、このゲームも車いすの方でも投げればいいだけですので、みんなで楽しむことが出来ます。
高齢者などデイサービスで作る節分の工作~豆まき編
さて、節分と言えば豆まきは定番ですが、豆を入れる枡などを工夫すると、面白いものが出来ます。普通の出来合いの枡のように出費せずに済みますし、何よりも作る楽しみが味わえて一石二鳥ですね。
ペットボトルを使って作った枡(参考画像はこちら。)
大きめのペットボトルを選べば豆も取り出しやすいです。縁は切らないように、しっかりとテープなどで止めるようにしましょう。
新聞紙で作る豆入れの枡(参考画像はこちら。)
新聞紙を細長く紐にして編んだ籠になります。こちらは節分が終わった後も、ちょっとした物入れとして使うことが出来ます。
ちなみにですが、こちらは初めての方には結構時間がかかりますし、中には”面倒だ”という方もいらっしゃるかと思いますので、簡単な作り方の動画もご紹介しておきますね。(Youtubeより)
ちょっと変わったポシェットの豆入れ(参考画像はこちら。)
こちらですが、手順はそれほど難しくないのでおすすめです。最後に紐をつけるとポシェットになるので、大きめの紙で作ってあげれば、その中に豆を入れる事が出来ますね。
ちなみに、鬼の顔は色紙を使って作ってもいいですし、もちろんペンで書いてあげるだけでも十分可愛くなります。
実際に作った箱を使って豆まきをしよう!
高齢者の方はそれほど動き回れない方もいらっしゃいますし、投げた豆の袋でも足をとられてしまうかもしれません。なので、その施設の方達の状況に合わせて、どのように豆まきをするか考えましょう。
動ける人が多い施設では、普通に豆まきをして楽しみます。あまり動けない人が多い場合は、みんな椅子に座ってそこから鬼をめがけて投げると良いでしょう。
また、鬼は常に動いていますので、自分の椅子の近くに来た時がチャンスです。その時を狙って投げてもらいましょう。
デイサービス(高齢者)向けのおすすめ工作の記事-終わりに-
さて今回は、デイサービスや高齢者向けの工作について色々と紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか?
ご年配の方の工作はそれぞれ人によって体調や出来ることも変わってきます。なので、無理することなく、自発的に楽しく出来る声掛けや環境を作ってあげたいですね。
そして、体があまり動けない人でも工夫をしてあげることによって、みんなが参加できるようにしてあげましょう。という訳で、以上で今回の記事を終了したいと思います。
- ■おまけ『粘土でつくる鬼のお面』
色々な廃材など使って作る節分工作も面白いですが、ちょっと贅沢に、キットを買って鬼のお面を作ってみるのも楽しいかもしれませんね。
※お面手作りキット/工作