台風情報は米軍の台風進路予想図が良い!? 精度は?
こんにちはトレンドBOYです。今年も全国各地で台風が大きな被害を出しています。中にはお亡くなりになった方もいらっしゃるとのことです。
事前に台風の進路がある程度分かれば対策も取りやすいですよね。という訳で今回は、とても正確であると評判の、米軍の”台風進路予想図”について調べてみました。
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台風情報の前に…そもそも台風とは?
さて、そもそも台風とはなんでしょうか?気象庁のホームページを見ると、以下のように定義されています。
「熱帯低気圧のうち北西太平洋(赤道より北で東経180度より西の領域)または南シナ海に存在し、なおかつ低気圧域内の最大風速(10分間平均)がおよそ17m/s(34ノット、風力8)以上のもの」
ちなみに熱帯低気圧とは、一年中暑いような地域(熱帯)の海上で、大量の水蒸気が蒸発して発生する低気圧のことです。
米軍の台風進路予想図とは?
台風進路予想図は米軍のものと冒頭でお伝えしましたが、詳しく説明すると、アメリカ(ハワイ)にある『米軍合同台風警報センター(Joint Typhoon Warning Center (JTWC))』が出している、台風の情報のことです。
この台風進路予想図ですが、本来は米国の軍事情報であり、政府などの機関が利用する為のものですが、ホームページにアクセスすれば、誰でも見ることが可能です。
台風進路予測情報を使用する際に注意する事とは?
まず、目的の台風にたどり着くまでがちょっと大変です。日本での呼び名と国際的な呼び名が違うことが多いので、日本の台風番号ではなく台風の国際名(アジア名)で検索をかけて下さい。
それと情報を見る際には、時刻に対しても注意が必要です。アメリカの情報なので、時刻が協定世界時刻となっています。あとは、日本時間に直すときには、時差のぶんである9時間を加えましょう。
更に最大風速の値も両者で異なります。ちなみにJTWCでは、1分間平均の最大風速値を利用していますが、日本の気象庁では、10分間というちょっと長めの平均最大風速値を利用しています。
それと、1分間平均風速値は、10分間平均風速値よりも1.2~1.3倍ほど大きく出る傾向にあるそうで、どうしてもJTWCのほうが最大風速が大きく出るということです。
台風の被害を避けるためにはどうすれば良い?
米国の台風進路予想図も、日本の気象庁の進路予想も、どちらも大変精度の高いものです。
これらの情報を確認し、自分の地域に台風がやって来ると分かった場合には、風で飛びそうな屋外の造作物はあらかじめ片づけるなどの対策が必要です。それと、避難勧告などが出た場合には、速やかに従いましょう。
※こちらのリンクの動画は、アメリカ米軍と気象庁の台風11号の進路予測ですが、この例では、両者の進路予測が異なっているようです。