手足口病の初期症状は? 子供が保育園で感染したら何日くらい休む?
こんにちはトレンドボーイです。さて、「医療介護CBニュース」を始めとしたネットの報道を見ていると、どうやら九州地方では、早くも「手足口病」が流行し始めたようです。
なんでも、この手足口病の発生件数が、4月6日~12日の1週間で、宮崎県以外の九州各県で前週より増加し、鹿児島県はなんと2倍近くにもなっているそうです。
また、それに合わせて、保険所管内の警報基準を上回る所も出始めているそうです。う~ん、確かこの病気は夏になりやすいと聞いた事がありますが、今年は早くから流行するのでしょうか?
という訳で今回は、この手足口病の初期症状はどんな感じなのかを始めとして、その他にも、手足口病に子供が感染した場合、”休ませるべきか?”、はたまた休ませる場合”何日くらい休ませればよいか?”といった部分について、詳しく調べて見ました。
このページの目次
そもそも手足口病とはなに? 初期症状はどんな感じ?
さて、まずはこの手足口病についてですが、この病気は子供がかかりやすい夏風邪のひとつで、エンテロウイルスと呼ばれる菌に感染することで発病します。
ちなみに、潜伏期間は3~5日ほどで、初期症状としては主に、口の粘膜部分や手のひらなどを始めとして、その他にも足の甲や裏などに水泡が出来てきます。そのほか、人によっては膝や肘、お尻などにも出ることがあり、水泡の出方も一定ではないケースが多いそうです。
それと、水泡のサイズは2~3mmくらいで、かさぶたにならずに消えていきます。あと、稀に喉の痛みが出ることもあり、発病者の1/3くらいが発熱することもあるそうです。(なお、熱は出ても多くは38℃以下で、ほとんどは3~7日で熱も水泡も回復していくそうですね。)
話を戻しまして、この病気は上記の通り、普通であれば特別心配するほどでは無い病気とも言えそうですが、レアケースとして、脳炎や髄膜炎などに繋がる方も極稀にいらっしゃるようですので、発病後は注意深く見守る必要があります。
また、手足口病に似た病気で、ヘルパンギーナやプール熱といった病気などもありますから、その辺も注意が必要です。(手足口病とあわせて子供の夏風邪トリオと呼ばれています。)
さらに、手足口病に似た病気として、ヘルペス性口内炎や水ぼうそうなどといった病気もあるので、その辺も注意が必要です。
また、この手足口病は主に子供がかかる病気ですが、稀に大人がかかることもあるので、看病する際はその辺に気をつける必要がありそうです。
【ソース】日本病児保育協会/これを見ておけば大丈夫!】いま大流行の手足口病とは!?
手足口病の原因や感染ルートは? 予防法や治療法は?
さて、この病気の原因の多くは、前項でお伝えした通りエンテロウイルス由来ですが、更に詳しく調べて見たところ、どうやら他にも、コクサッキーウイルスなどがあるそうです。(その中でも多数のタイプがあります。)
ちなみに、手足口病にかかると免疫が出来るそうですが、それは一つのウイルスタイプに対して有効であり、他のウイルスタイプには免疫は出来ないそうです。
つまり、平たく言ってしまえば、一度治っても別タイプのウイルスに感染する可能性があるということになりますから、手足口病を繰り返す恐れもあるということになりますね。(こういったケースの場合、かなり厄介です…。^^; )
次に、この病気の感染ルートについてですが、主に飛沫感染や接触感染などを始めとして、その他にも糞口感染などもあるそうです。いろいろな経路があります。
ちなみに、これらの感染ルートに対しての予防法についてですが、手洗いをこまめにする、タオルなどの共用を避ける、おむつ交換を注意深くするなどが挙げられます。
いずれにしても、乳幼児ではこれらをきっちりと管理することは難しいと思いますので、間近で手助けする保護者などが注意する必要があります。
あと、この手足口病ですが、予防の為のワクチンは無いそうで、治療の為の特効薬も無いそうです。従って、発病後はなるべく安静にして、尚且つ自然に回復するのを待つしかないようですね。(なお、脱水症状にならないように、水分などの補給は十分に行う必要があります。)
それと、発熱や喉の痛みがあって苦しむようなら、病院で診てもらいましょう。(ただし、医師が手当をするにしても、熱や痛みを抑える対症療法になります。)
という訳で、手足口病は上記のような対処法でほとんどは回復して行きますが、稀に中枢神経に関連する症状が疑われる場合などもあります。そういったケースの場合は、入院などの処置が必要になりますので、より注意深く看病していく事が必要となります。
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子供が保育園で手足口病に感染!? その後何日くらい休む?
さて、この手足口病は主に、前項でお伝えした通り、飛沫感染や接触感染で発病します。その為、保育園や学校などで、集団感染する恐れもあるようですね。
そのため、こちらも前項でお伝えした通り、手洗いを励行したり、タオルなどを共用しないといった対策が必要ですが、そうはいっても中々防ぎきれないかもしれません。
しかし、幸い手足口病の症状は軽いケースが多いため、発病者全ての登園や登校を停止するなどの対象にはしていないそうです。(具体的には、水泡が出来ているだけで発熱がないケースなどは、特に休ませる必要はないということです。)
ちなみに、もしも発熱などがある場合は、その間は休ませるのが妥当で、要否は医師と相談することになります。それと、もしも休む場合に、何日くらい休むかはケースバイケースのようですが、ほとんどは3日~7日で回復しますので、そのくらいが目安だそうですね。
手足口病の記事-終わりに
さて今回は、手足口病についての概略をまとめてみましたが、ご参考になりましたでしょうか? 冒頭でお伝えした通り、この手足口病は最近九州で流行しはじめたとの事ですが、今年は他の地方でもちょっと早めに流行するかもしれませんね。
その為、“この病気は症状が軽いし大丈夫でしょ”などと油断をせずに、早めの対策や準備などはしておいたほうが良さそうです。
最後に、この手足口病の仕組みを、図解入りで詳しく説明した動画を発見しましたので、そちらをご紹介して今回の記事を終えたいと思います。(Youtube/ワナビー放送局公式チャンネル)