インフルエンザや震災で自宅待機時の給与はどうなるの? 派遣は?


 
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 こんにちはトレンドガールです。さて、皆さんは、ご自身がお勤めされている会社の給与体系についてしっかり把握されていますか? 特に、いつもとは違ったイレギュラーなことが起こった際の給与については、把握されていない方も多いかと思います。

 

 例えば、インフルエンザにかかってしまったり、震災などの災害時には安全を確保するために、会社から自宅待機を命じられる場合がありますよね。このようなケースでは実際に給与は支払われるのでしょうか? また、支払われたとしても、正社員と派遣社員ではやはり待遇は違うのでしょうか?

 

 という訳で今回は、気になるけどいまさら聞けない自宅待機の際の給与について、色々と詳しく調べてみることにしました。その結果について今から書かせて頂きますね!^^

 

このページの目次

そもそも自宅待機とはどんな時にするの?


 

 さて、「自宅待機」とはその名の通り、自宅(家)で待機することを指して言いますが、そもそもどのような場合にこの自宅待機を命じられるのでしょうか?

 

 実は、自宅待機には二つのパターンがあり、一つは会社の規律違反などを犯している可能性のある場合で、事実確認をするのと、どのように処分するかを審議するための期間として、この自宅待機を言い渡されるそうです。

 

 そしてもう一つは、今回ご紹介する台風や震災、インフルエンザなどの理由により、社員を出社させるべきでないと会社が判断した場合です。こういった時にも自宅待機を命ぜられます。

 

 ちなみに、混同しやすいのが「出勤停止」です。こちらは、服務規律違反をした場合の制裁として、労働契約を存続させながら、出勤を一定期間禁止することを言うそうです。

 

インフルエンザに感染して自宅待機をした場合の給与は?


 

 さて続いては、インフルエンザに感染してしまい、自宅待機を命ぜられた場合の給与について詳しく見てみましょう。もしも、インフルエンザにかかってしまった場合は、他の従業員への感染を広めないために、会社は自宅待機を命じるはずです。

 

 ちなみにですが、そのような場合は、会社は法律的には給与を支払わなくても良いそうです。ですが、労務行政研究所が2009年に行ったアンケート調査によると、民間企業360社のうち最も多かった回答が、約33%の「通常通り賃金を支払う」という結果になったそうです。

 

 また、家族が感染した場合で本人は元気な場合に、自宅待機をさせる企業は約43%だそうです。そのような場合の給与は、多くの場合には支払う義務はありませんが、本人が元気で会社からの命令であるということから、通常の6割以上を払わなければならない場合もあるようです。

 

 つまり、企業命令や企業側に過失がある場合は、自宅待機でも通常の6割以上を支払う義務が生じる場合があり、企業に責任はないが従業員がインフルエンザにかかってしまった場合には、企業が給与を支払う義務はないということのようです。

 

 ですが、アンケートの結果からみると、福利厚生としてそのような場合でも給与を通常通り支払うという企業が増えているようなので、実際にはどちらのケースでも支払われるようですね。(詳細は会社の給与規定などをご覧になってみるのが良いかと思います。)

 

震災や台風などの天災で自宅待機をした場合の給与は?

 

 さて続いて、予期せぬ震災や台風などの天災の影響で、会社から自宅待機を命じられた際の給与はどうなるのでしょうか? 気になったので調べて見たところ、どうやらこの場合もインフルエンザの時と同様に、企業側に原因があるかどうかで給与を支払う義務が生じるかどうかが決まるようです。

 

 ですので、天災などの場合は不可抗力による休業となる為、多くのケースでは企業が労働者に対して給与を支払う義務はないそうです。(ですが、こちらもインフルエンザの時と同様に、中には支払ってくれるという企業もあるでしょう。)

 

 それと、場合によっては会社側が通常の6割以上の給与を支払わなければならない時などもあります。それはどのような時かと申しますと、天災によって公共機関のダイヤが乱れたり、大渋滞になった際に、企業側の判断で休みにした場合です。

 

 こういった場合は、通勤は出来るけれども大事をとって会社側の判断で休みにしている訳ですから、給料が支払われるそうです。

 

派遣社員の自宅待機に給与は支払われないの?

 

 それでは最後に、派遣社員で自宅待機を命ぜられた場合についてですが、こういった場合は一体どうなるのでしょうか? かなり気になりますよね~。

 

 最近では、様々な理由から正社員よりも派遣社員として働く方が増えていますが、給与面などからすると、やはり正社員に比べて待遇は良くないケースがほとんどだと思います。

 

 で、ズバリですが、どうやら派遣社員については、派遣会社とどのような契約を交わしたかによって給料が出るかどうかが異なるようですね。これは何故かと言いますと、勤め先としては会社ですが、派遣社員の場合は給与が支払われるのは派遣会社だからだそうです。

 

 ですので、まずは一度、契約時の内容がどうなっているのかを確認してみましょう。そこに天災時の給与について言及されている部分があるはずです。もしも無ければ、一度その派遣会社の担当者に聞いてみましょう。

 

自宅待機した際の給与についての記事‐終わりに‐

 

 という訳で今回は、インフルエンザや災害時に、自宅待機をした場合の給与についてあれこれ調べてみましたが、いかがでしたでしょうか? このように、給料が支払われるかどうかは、一般的に企業側に原因があるかどうかで決まるようですね。

 

 ただし、こちらはあくまでも一般的な見解です。実際にはその企業の規模によっても異なってくるので、一度務めている会社の就業規則や、給与体系などが記されているものに目を通してみると良いかと思います。

 

 という訳で最後に、給与に関連して日本では使いにくい風潮にある有給休暇について、一体どのようにとることが望ましいかがよく分かる動画をご紹介して、今回のこの記事を締めたいと思います。(社会保険労務士法人アイプラスチャンネルより)

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