男子ごはんでも紹介された鴨鍋の基本的な作り方(レシピ)は?
こんにちは、トレンドボーイです。さて、突然ですが、冬に食べたくなるもののランキングを取ると、ほとんどぶっちぎりで一位に輝くのは「鍋」なんだそうです。
それもそのはず。確かに、テーブルの上でもくもくと立ち上る湯気を見ながら、親しい人たちと鍋を囲んで談笑しながら食べる鍋は、冬の醍醐味の一つですよね。また、小鍋に見栄え良く具材を盛りつけ、一人で贅沢に堪能する鍋なども、味わい深いものです。
話を戻しまして、一口に「鍋」と言いいましても、肉を使った鍋や魚介を使った鍋、更に味付けも、味噌やしょうゆに水炊きなど、その種類はさまざまですよね。そんな中で、筆者が冬になるといつも”食べたい!”と思うのは、ズバリ「鴨鍋」です。
”鍋は好きだけど鴨鍋は食べたことがないな~”という方など多いとは思いますが、実は鶏よりもしっかりとした歯ごたえと濃い旨味があるんですよ。それに、その鴨の脂の旨味をまとったネギの味は、何とも言い表せないくらいに美味しいんです。^^
ちなみに、”鴨鍋”と言うとなんだか難しそうに感じますが、何の事はない、鴨さえ手に入れば案外鴨鍋は簡単に出来てしまいます。(国分太一さんと栗原心平さんの料理番組「男子ごはん」でも、「鴨のクレソンの鍋」という料理のレシピなども紹介されていました。)
という訳で今回は、そんな鴨鍋について、基本的な作り方の紹介を始めとして、その他にも、大人気グルメマンガ「美味しんぼ」での”煮ない鴨鍋”やポン酢のレシピなど、気になる点についていくつかご紹介させて頂きますね。それではどうぞ!
このページの目次
人気の鴨鍋の基本的な作り方(レシピ)は? 締めは?
さて、まずは、最も基本的で簡単な鴨鍋の作り方をご紹介します。材料はとりあえずメインが鴨なので、鴨肉があればOKなのですが、一応全ての材料内容は、以下のようになっています。
<<鴨鍋の材料(1~2人前)>>
- ・白菜
- ・椎茸
- ・舞茸
- ・豆腐
- ・春菊
- ・大根
- ・ねぎ
- ・鴨肉…120g
- ・薄口醤油…50cc
- ・みりん…50cc
- ・お水…400cc
以上このようになっていますが、基本的に好きな野菜を揃えるのが、美味しい鴨鍋を作るコツです。つまり、冷蔵庫に残っている野菜を入れてもOKという事になりますね。
という訳で、早速作り方を見ていきたいと思いますが、この辺は口で説明するよりも映像で見たほうが早いと思いますので、まずは以下の動画をご覧ください。(Youtube/E Yazawaさんのチャンネルより)
※以下、この動画の内容を文字に書き起こしたものです。要所要所の参考にご覧ください。
<<手順>>
- 1.大根は半月切りにして下茹でする。ネギは5センチ長に切り、表面に焦げ目がつく程度に焼く。(他の野菜は適当な大きさに切る。)
- 2.鴨肉は5ミリほどの厚さにそぎ切りにする。最後に脂身が残るようにする。
- 3.鴨の脂身を鍋の底に入れ、野菜や豆腐、肉をバランスよく盛り付ける。
- 4.薄口醤油、みりん、水を1対1対8の割合で混ぜた割り下で煮て、火が通ったら完成!
この簡単なレシピの中で、唯一最大のポイントは、「鴨の脂身を鍋の底に入れる」ということです。鴨の脂身はコクがありながらサラリとしていてしつこくなく、旨味をたっぷりと含んでいます。
”脂は太るから…”と敬遠されがちではありますが、寒い季節に身体を温めるには不可欠な食材です。鴨の良質な脂を摂ることは、美味しさはもちろん、寒い冬を乗り切るための人々の知恵だったのです。
ちなみに、北海道名物にジンギスカン(羊の焼肉。鉄板で焼いた羊の脂を野菜にまぶして食べる)がありますが、これも脂を美味しく摂って冬を乗り切るための、人々の知恵が生んだ料理と言われています。
話を戻しまして、鴨鍋の締めといえばやっぱり蕎麦が一番合うかと思いますので、最後は残った汁に茹でておいたおそばを、さっとくぐらせて食べて見てください。思わず「おいしー!!」と唸っちゃうと思いますよ!^^
「美味しんぼ」の超簡単な鴨鍋の作り方(レシピ)!
さて、今のグルメ漫画の全盛の時代で、料理を作るマンガや食べるマンガなど、色々なグルメ漫画がありますが、現在に続く基礎となったのは、何と言っても「美味しんぼ」でしょう。(むしろ、グルメ漫画の未来を切り開いたのは、「美味しんぼ」だと言っても過言ではありません。)
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ちなみに、この「美味しんぼ」の主人公・山岡士郎が、父親の海原雄山の陶芸窯で、使用人たちも交えて囲んだ家族団らんの味が、なんと「鴨鍋」だったというのです。”なに~!!!?”ですよね。そう聞いてはいてもたってもいられません。
という訳で、さっそくその作り方につても調べて見ることにしました。で、その結果ですが、まず用意する材料は、なんと鴨肉(合鴨でもok)とネギだけなんだそうです! 作り方も超簡単で、最初に鍋に脂身をひいて肉を焼き、次に脂を絡めるようにねぎを焼いて、完成です。
ちなみに、ちょっと工夫があるのはつけダレだけです。梅干しを日本酒で煮てアルコールを飛ばしたものを、薄口醤油で割って味を整えるとのことですね。 鴨肉がどんどん食べられちゃいそうです。^^
鍋に欠かせないポン酢! 名前の由来は? 自家製レシピ?
さて、鴨鍋に限らず、鍋のつけダレとして真っ先に思い浮かぶ物の中の一つに、「ポン酢」がありますね。ポン酢はスッキリした酸味で胃を活性化し、尚且つ食欲を増進させる働きなどがあるそうです。
ちなみに、この記事を読まれている方の中で、ポン酢の「ポン」の意味を知っている方はいらっしゃいますでしょうか? 実は、ポン酢の正式名は「ポンス醤油」と言います。
これは何故かと言いますと、「酢醤油」や「わさび醤油」などと同じで、ポンスを醤油で割ったものだから「ポンス醤油」といい、尚且つ酸味があることから、これを略して「ポン酢」と呼ぶようになったそうです。
ちなみに、「ポンス」とはオランダ語で”柑橘類のジュースのしぼり汁”という意味です。つまり、ポン酢とは「柑橘類のしぼり汁を醤油で割ったもの」という訳なんですね。
ということは、自分で柑橘類を絞って醤油と混ぜれば、オリジナルのフレッシュポン酢ができちゃうってことになりそうです。^^ レモンでもスダチでも、甘味が好きならオレンジでも、好きな柑橘類で作ったポン酢で鍋を楽しむのも良いかもしれませんね♪
ちなみに、ヨーロッパでは鴨にオレンジソースを合わせたりもするそうですから、前項でご紹介した「美味しんぽ」レシピの鴨鍋に、オレンジのポン酢を合わせてみるのもアリかもしれません!
鴨鍋の基本的な作り方(レシピ)についての記事-終わりに-
さて今回は、「男子ごはんでも紹介された! 鴨鍋の簡単レシピ」と題しまして、オーソドックスで簡単な鴨鍋の作り方から、グルメマンガ「美味しんぼ」で紹介された「煮ない鴨鍋」のレシピ、それと、鍋料理に欠かせないポン酢の豆知識などについてもご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか?
気になるポイントをいくつかまとめてご紹介させて頂きましたが、筆者も色々と調べているうちに、実際に鴨鍋を食べたくなってきちゃって困りました。鴨の胸肉さえ調達できればすぐに作れちゃうので、この週末は何とかその肉を手に入れて楽しみたいと思います!
なにしろ、作り方がご紹介した通りかなり簡単なので、”鳥肉全般が好き!”という方はもちろん、そうでない方も、是非レパートリーに加えてみてはいかがでしょうか? きっと満足すること間違いないですよ!^^
※最後に、2016年秋に、定食屋チェーン「大戸屋」でも鴨鍋を出していたとの情報があったので調べましたところ、実食している方の動画を見つけました! こちら季節限定メニューでしたが、来年も秋ごろにメニューに載ってくるかもしれませんので、チェックしておいて損はないと思いますよ! (YouTube/のんたろうさんのチャンネルより)