子供が熱中症で寒気がする場合の治療法や対処法は?
こんにちは、トレンドボーイです。さて突然ですが、今この記事をお読みの方の中で、「過去に我が子が熱中症に罹った経験がある」という方などは、いらっしゃいますか?
実は、うちの子も今年の夏に熱中症に罹り結構大変だったのですが、この熱中症に罹ると、子供の場合は自覚症状が出にくいので、いざ外で夢中になって遊んでたりすると、すぐに分からない事もありますよね。
ちなみに、子供が熱中症を起こした際に、かなり注意しなければいけないのは、今回ご紹介する「寒気を感じている」場合です。一見すると、寒さを感じていても、子供の意識がしっかりしていたら、問題無いように思えますが、これがそうでは無く、重度の熱中症だと言われていますね。
う~ん、なるほど。今まで「熱中症」という言葉については聞き慣れていましたが、こうやってちょっと調べただけでも、まだまだ分からないことが一杯ありそうです。
そこで今回は、そもそも熱中症とは何か?や、寒気といった症状が出るメカニズム的な部分を始めとして、その他にも、子供が実際に熱中症に罹った際の、治療法や対処法などについて、色々と詳しく調べて見ることにしましたよ!
この記事を読んで頂くと、緊急時にどうすれば迷わずに対応出来るかと思いますので、お子さんが実際に熱中症になられた経験がある方はもちろんのこと、無い方なども、ぜひ参考知識として最後までご覧下さい。それでは、スタート!
このページの目次
熱中症が起こるのは何故でどうして寒気といった症状が出るの?
さて、まず始めに、そもそもなぜ熱中症が起こるのか?といった部分や、寒気という症状が出るのは一体何故なのか?といった部分について、詳しく調べてみることにしました。
で、早速その調べた結果ですが、まずは、そもそもなぜ熱中症が起こるのかと言いますと、これは暑い日などに脱水症状に見舞われて、その結果、身体の中の熱を上手く外に逃がす出すことが出来なくなる事から、引き起こされるようですね。
ちなみに、熱中症の中でも、かなり危険な状態と言われているのが、冒頭でお伝えした通り「寒気」を感じる場合ですが、こちらはどうして起こるのかと言いますと、熱中症により脳内の視床下部がやられて、その結果、上手く体温調節が出来なくなってしまう事が原因で、引き起こされてしまうようです。
具体的には、まず脳の視床下部というのは、「間脳」という脳のごく小さな箇所にあり、これが体温調節を司っているのですが、この視床下部は、通常時は体温が上がると一定の温度を保とうとして、血流を促しながら汗腺の働きを活発にして、体内の熱を外に出そうしたり、その他にも骨格筋の弛緩を促して、熱の発生を抑えるとも言われています。
ですが、この部分が正常に機能しなくなると、熱中症の際に身体の体温調節が上手く機能しなくなり、その結果、まったく汗をかく事が出来なくなってしまうようですね。う~ん、なるほど。
ちなみに、熱中症で寒気を感じる時というのは、高確率で熱射病にも罹っているようですが、そうなると、脳の視床下部が汗を体外に放出せずに逆に溜め込むように伝達してしまい、その結果、どんどんと体温が上がっているのに、なぜか逆に寒さを感じてしまうという相反する症状が起きてしまうようです。
つまり、体温調節機能不全という訳ですね。これが、熱中症の症状を更に悪化させてしまうようです。
まぁ総じて言える事は、熱中症で寒気を感じている状態というのは、身体の状態を上手く把握する事が出来なくなる、言わば”脳の障害”のような感じでもあるので、かなり危険度が高いと言われていますね。どちらにしても、生命の維持に必要な機能が失われている事を表しています。
そんな訳で、通常は外の気温に併せて体温も上昇して行き、それに合わせて必要な汗を体外に放出するはずが、熱射病などの影響で、それが出来ないばかりか体温を上げるように指示する事で、身体の感覚が狂い、何故か「寒い」と感じでしまうようです。
ちなみに、冒頭で、今年の夏に我が子も実際に熱中症に罹ったと言いましたが、その時も寒気のような症状を訴えていました。
意識がしっかりしていたので、最初は大丈夫かと思っていましたが、その内だんだんと元気が無くなり、様子も明らかにおかしくなって来たので、すぐに病院へ連れて行きましたね。
まぁ、その場で出来る処置なども、この時は全く分からなかったので、早めに病院に連れて行ったのですが、これがたまたま良い方向に向かったのか、その後すぐに良くなりました。
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あ! それと、以下に熱中症の症状の中で、最も危険なものをいくつか挙げておきますので、お子様がこれらのような状態の場合は、速やかに病院へ行かれる事をお勧めします。
熱中症で危険な症状
- ・40度を超える高熱
- ・水分補給が出来ない
- ・意識が無い
以上が、熱中症の症状の中で、最も危険な症状についてですが、この中でも特に「意識が無い」とかは、言わずと知れた生命の危険にも関わる事象でもありますので、こういった場合は自己判断せずに、すぐにでも救急車を呼ぶようにして下さい。
子供が熱中症で寒気がした場合に出来る治療法や対処法について
さて、ここまでは、熱中症が起きるメカニズムや、寒気などが起こるメカニズムについてお伝えして来ましたが、ここでは、実際に子供が熱中症で寒がっている際に、病院へ連れて行く前に、何か出来る治療法や対処法などあるのかが気になったので、その辺について詳しく調べてみました。
という訳で、早速その調べた結果ですが、とにかくまず一番大事なのは、子供の様子を見逃さない事のようですね。これは何故かと言いますと、熱中症と一口に言っても、その症状は千差万別だからです。
とりわけ、小さなサインを見過ごさないためにも、特に気温の高い日の運動の際などは、細かな言動を見逃さないように観察する事が大事となります。
そして、ちょっとでも”あれ? 大丈夫かな?”と感じたら、すぐにでも水分補給をさせるようにして下さい。これはご存知の通り、体温を下げる為ですね。とにかく、喉が渇いていなくても、こまめに与えるようにしましょう。
ただ、吐き気を訴えているような場合は、無理に水分補給させないようにした方が良いようです。こういった場合は、タオルに包んだ氷枕などで、よく頭や身体などを冷やした後に、様子を見ながら少量ずつ与えると良いようですね。
ちなみに、水分補給については、飲料水の場合、ポカリスエットかアクエリアスなどが良いようです。これは何故かと言いますと、体温が上がった時は、普通の水よりも塩分を含んでいる清涼飲料水の方が、良いからのようですね。
具体的には、まず運動などを行うと、体内の水分の他に塩分やミネラル分なども奪われてしまいまが、その際に、塩分を含まないただの水だけを与えると、血液中の塩分濃度やミネラル濃度が低くなり、その結果、様々な熱中症の症状が出ると言われています。
そんな事もあり、激しい運動の後に体温が高くなった時などは、普通の水よりも塩分や電解質などを含んだ、清涼飲料水の方が良いとされているようですね。
特に、豊富な塩分が含まれている経口補水液などは、熱中症に罹った際の病院へ行くまでの応急処置としても、効果的なようです。
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話を戻しまして、ここで本題である、熱中症で寒気を感じた場合の治療法や対処法についてですが、こちらについては、まず寒気がするからと言って、体を温めるのは良くないそうです。
これは何故かと言いますと、先述した通り、熱中症に罹った際というのは、脳の視床下部がやられて、その結果、身体の機能が正常に働かずに、体温上昇を促してしまっている状態にあるからですね。
なので、本来は体温を下げなくてはならないはずなのに、逆に発熱に対して温める事によって、更に症状が悪くなってしまう事になります。
という訳で、子供というのは、まだまだ汗腺が十分に発達していない事が原因で、余計に体内に熱がこもりやすいと言われていますので、寒さを訴えても、体温を下げてあげる必要があるという訳です。
ちなみに、具体的な処置としては、以下のようなものが挙げられるようですね。参考にしてみて下さい。
- ・日陰や風通しの良い場所で寝かせる。(ボタン付きのシャツを来ている場合は緩める。)
- ・身体の表面に近い動脈を中心に冷やすようにする。
- ・服を脱がした後に、霧吹きなどで身体を濡らして、その気化熱を利用して体温を下げる。(汗をかいている時と、同じ状況を作る事ができます。)
- ・塩分を含んだ経口補水液などを与える。
以上が、熱中症で寒気を感じた場合の対処法になりますが、いずれにしても寒さを感じるというのは、前項でお伝えした通り、かなり危険な状態でもあるので、意識があるからと安心せずに、この後すぐに病院に行くようにしましょう。
また、重度の熱中症に罹ると、身体が正常に戻るまでに、約1週間程度の時間を要すると言われていますので、その間は、安静第一で、尚且つ栄養のある食事を摂るようにしましょうね。
子供の熱中症と寒気の原因や対処法などについての記事-終わりに-
さて今回は、子供の熱中症はなぜ起こるのか?といった部分や、寒気がするメカニズムなどを始めとして、その他にも、気になる治療法や対処法などについて、詳しく調べてお伝えさせて頂きましたが、いかがでしたでしょうか?
今回分かった事として、とにかく熱中症で寒気がする状態というのは、とても危険な状態なので、なるべく早めに病院へ行くという事ですね。その辺は特に気をつけたいです。
また、意識がハッキリしない場合などは、すぐにでも救急車を呼ぶ事なども、とても大事な事だなと思いました。
ちなみに、熱中症というのは、時間が経過する内に、症状が悪化するケースもあるようなので、その辺もご注意願います。特に楽しい時などは、子供というのは無理をしてでも激しく遊びたがるので、そういった事をさせないように、我が子の様子を逐一見てあげるのも親の役目ですね。
なんにしても、やはり早め早めの対処が一番かと思います。熱中症に罹ったからと言っても慌てずに、なるべく冷静に行動する事を心がけるようにしましょう! という訳で、今回はこれにて終了します。最後までご覧頂きありがとうございました!
※ラストに、子供の熱中症について、小児科クリニックの先生が詳しく解説してくれている動画を発見しましたので、こちらをご紹介させて頂いて、今回の記事の締めとさせて頂きます。
この動画では、熱中症の事はもちろんのこと、その対処法などについても詳しく教えてくれていますので、ぜひこちらもご覧頂ければと思います^^ (YouTube/一宮市医師会の動画より)