2017年の水戸・偕楽園の梅まつりの見ごろ時期は?


 

 こんにちは、トレンドボーイです。さて、ついこの間年が明けたばかりだと思っていたら、もう2月じゃないですか! まだまだ寒いですが、暦の上ではもう春という季節がやってきますね。

 

 そして、春といえば桜ですが、ソメイヨシノは何と全て同じDNAを持つ「クローン」なんですって。接ぎ木で増やしているので同じ遺伝子を持っているのだそうですが、だからこそ同じ場所にあるソメイヨシノは、同じ時期に一斉に咲くんだそうです。

 

 と、話が脱線しそうなので戻しますが、この時期、一番春を感じられるものと言えば、桜よりも早く花を咲かせる「梅」ではないでしょうか? 一口に梅と言いましても、開花が早いものと遅いもの、色合いの濃いものと薄いものなど、桜よりもバラエティに富んでいるようですね。

 

 という訳で、ぱーっと一斉に満開になる桜の華やかさや綺羅びやかさももちろん素晴らしいですが、それよりちょっと前に、可憐な佇まいで咲く梅を見て楽しむのはいかがでしょうか?

 

 そこで今回は、関東近郊の梅の名所の中でも、筆者が特に気になる、茨城県水戸市の偕楽園(かいらくえん)で開催される「梅まつり」情報について、詳しく調べて見ることにしましたよ!

 

 具体的には、”偕楽園ってどんなところ?”という部分を始めとして、その他にも、この梅まつりの2017年の開催日時やイベント情報、それと、見頃時期などについて、詳しく調べてみることにしました。それでは、どうぞ!

 

このページの目次

そもそも偕楽園とは? 水戸の名君・斉昭公が造った?




 

 さて、まずは水戸の偕楽園(かいらくえん)についてですが、ここは天保13年(1842年)に、水戸藩第9代藩主・徳川斉昭(なりあき)公が造らせた庭園です。中国の思想家・孟子の「古(いにしえ)の人は民と偕(とも)に楽しむ、故に能く(よく)楽しむなり」という言葉にちなんで名づけられたと言われています。

 

 ちなみに、偕楽園が完成する一年前、これに先駆けて藩校・弘道館(こうどうかん)が設立されています。ここは、武家の子弟を武士として教育する場所として、武芸にとどまらず、医薬や天文に関する知識や最先端の蘭学に至るまで、幅広い知識を伝える総合大学のような場所だったそうですよ。


以下Twitterより参考画像入りツイートを引用


 それと、徳川斉昭公は、この弘道館を教育および修行の場、偕楽園を憩い楽しむ休息の場と、一対の存在として設計したと言われています。ということは、自らも文武両道に秀でたカリスマ的存在だった斉昭公が、迫り来る激動の時代に向けて、人材育成に重点を置いたというわけですね。

 

 ちなみに、江戸幕府第15代将軍・徳川慶喜は、斉昭公の子で、幼い頃はこの慶喜も弘道館で学んでいたとされています。おそらくは四季の折々に、偕楽園を学友とともに散策されたことでしょう。かつての将軍が同じ場所を歩いていた、そんなふうに思いを馳せつつ、色とりどりの梅を眺めるのもいいかもしれませんね。

 

 さらに、兼六園内の居室兼もてなしの場として建築されたのが、好文亭(好文亭)ですが、ここも徳川斉昭公の意匠を取り入れた建物ということなので、ぜひここからの景色も、じっくり見て頂くことをオススメします。




 

2017年の梅まつりの開催日時やイベント情報は?

 

 さて、今年で実に121回を数える、水戸・偕楽園の「梅まつり」ですが、今年は2017年2月18日(土曜日)から3月31日(金曜日)まで、偕楽園と弘道館の両会場で行われます。

 

 ちなみに、開園時間の方は、偕楽園の方が午前6時から午後7時まで(うち、好文亭の拝観時間は午前9時から午後5時まで)で、弘道館が午前9時から午後5時までです。

 

 また、偕楽園の方には入場料は要りませんが、弘道館および好文亭の方は、大人200円、子供(小・中学生)100円の拝観料がそれぞれ必要です。

 

 なお、梅まつりの期間を含む5月いっぱいまで、好文亭と弘道館を1回ずつ拝観できるセット入場券が、通常400円のところ、クリアファイル付きで350円で販売されるそうですよ。詳しくは偕楽園好文亭料金所と弘道館料金所でご確認くださいね。

 

 また、期間中の各週末を「観梅デー」と呼び、野点(のだて=屋外でお茶を点てること)の茶会をはじめとして、全国梅酒まつりや香梅ひな流し、夜間ライトアップイベント「夜・梅・祭2017」や水戸らしく納豆の早食い大会など、さまざまな催し物が開催される予定です。

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 そして、水戸と言えば何と言っても忘れてはいけないのが、水戸黄門さまですよね。期間中の土日祝日には、助さん格さんを連れた水戸黄門様一行が、会場内を散策しているとのことです。見つけたら是非記念写真をお願いしてみてください!


以下Twitterより参考画像入りツイートを引用


 話を戻しまして、気になる偕楽園の梅の見ごろ時期ですが、期間中は種類ごとに順番に梅が開いていくので、あえて言えば「全部」ということになります。ということは、ここに何度も足を運べばそれぞれ違った梅の楽しみ方ができるので、梅好きの人は必見という事になりますね。

 

偕楽園の梅まつりの見ごろ情報などについて-終わりに-

 

 さて、今回は「水戸・偕楽園の梅まつり情報2017」と題しまして、徳川斉昭公の作った水戸の偕楽園と弘道館についての予備知識についてを始めとして、その他にも、この梅まつりのイベント情報や見ごろ情報などについてお届けしましたが、いかがだったでしょうか?

 

 言われてみると、筆者は桜はよく花見などで見に行きますが、梅をわざわざ見に行った経験ってないかもしれません。なんとなく咲いている梅を見ることはたまにあって、”きれいな花だな”と思うのに、不思議ですよね。

 

 でも、あんなに綺麗な花なのだから、もっと「梅を見に行く!」という機会があってもいいのかもしれませんね。朝から出かけて、日差しが温かくなったころに梅を見て、いい気分でちょっと温かいものを食べて帰ってくるなんて、冬の日の休日としては最高じゃないでしょうか?

 

 そんなわけで、画面の皆さんも、ぜひ一度、この「水戸の梅まつり」に行ってみることをオススメします! 最後までお読み頂きありがとうございました!

 

 今回の記事の締めとしたしまして、昨年(2016年)の梅まつりの夜間ライトアップイベントの様子を撮影した動画を見つけましたので、ご紹介します。色の淡い梅の花がライトアップに照らされると、桜よりももっと幻想的に見えますね。(YouTube/mito ごうチャンネルより)

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