[2016年版]全国学力テストの都道府県順位の結果は?


 

 こんにちは、トレンドボーイです。さて先日、全国学力テストの結果が公表されたというニュースを耳にしました。なんでも、私の住んでいる兵庫県は、小学校で21位、中学校で10位だったとか。

 

 これを見た時に、”え、全国学力テストって何? 都道府県別で順位がでるの?”と思ったので、さっそく2016年の都道府県ランキングの詳細についてと、そのテスト内容(科目)などについて調べることにしてみました。

 

このページの目次

全国学力テストとは? 小・中学校で実施? 試験科目は?


 

 さて、まずはそもそも、”この全国学力テストとは一体何ぞや?”という話ですが、こちら調べてみると、どうやら2007年からスタートした、全国の小・中学校で実施されている試験なんだそうです。

 

 ちなみに、「模擬試験」と呼ばれる全国規模で行われる一般的な学力テストは、大手の塾や予備校などが主催であるのに対して、この全国学力テストは文部科学省が行っているそうですよ。

 

 それと、今回は熊本地震の影響で、すべての小中学校が参加しているという訳ではないようですが、それでも公立の小中学校のほとんどは、このテストを受けたそうですね。

 

 あと、気になる試験科目ですが、こちらどうやら「国語A」、「国語B」、「数学(算数)A」、「数学(算数)B」の4つがあるそうです。(「理科」が3年に1度行われますが、2016年は行われませんでした。)

 

 この中でも、”国語Aと国語Bって何が違うの?”、”数学もなんで二つに分かれているの?”という疑問を持った方もいらっしゃると思いますが、どらもAについては「基礎知識」を問う問題で作られ、Bがその基礎知識を使った「活用能力」を問われる問題で作られているんだそうです。

 

 なるほど~、全国学力テストって、国が行う小中学校を対象にした全国一斉テストなんですね。それも、勉強の基本となる国語と数学(算数)の基礎知識と活用能力の両方を測定しているので、子どもの学力を見る上では割と正確なテストなのかもしれません。

 

2016年の全国学力テストの都道府県順位の結果は?


 

 さて、そんな全国学力テストですが、注目すべき点は、都道府県別ごとに全ての正答率が公表されていることなんです。つまり、子供の平均学力の高い都道府県が分かってしまうということなんですね!

 

 という訳で、さっそく科目別の最新(2016年)ランキング上位3位と、その平均正答率をご紹介していきますね。

 

全国学力テスト<小学校>

  • ■国語A

第1位 石川県 78.6%
第2位 広島県 78.4%
第3位 青森県 77.4%

  • ■国語B

第1位 秋田県 64.0%
第2位 石川県 63.0%
第3位 福井県 62.7%

  • ■算数A

第1位 石川県 82.4%
第2位 福井県 82.4%
第3位 秋田県 82.0%

  • ■算数B

第1位 石川県 53.5%
第2位 秋田県 51.8%
第3位 福井県 51.5%

 

全国学力テスト<中学校>

  • ■国語A

第1位 秋田県 79.1%
第2位 石川県 78.1%
第3位 富山県 78.0%

  • ■国語B

第1位 秋田県 72.4%
第2位 石川県 70.8%
第3位 富山県 70.5%

  • ■数学A

第1位 福井県 69.3%
第2位 秋田県 66.6%
第3位 兵庫県 65.7%

  • ■数学B

第1位 福井県 50.8%
第2位 富山県 49.1%
第3位 石川県 48.8%

【出展】47トピックス – 47NEWS/【2016年度全国学力テスト】 都道府県別結果、問題と解答を掲載しています

 

 全国の正答率の全ての一覧について知りたい方は、こちらのリンク先画像をご覧ください。

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 さて、都道府県順位を見てみると、2016年の小学校で総合1位だったのが石川県です。ちなみに、これまでのランキングでは、今回も上位に入っている福井県と秋田県が2強だったそうなのですが、それに石川県が割って入る形となりました。

 

 なぜ石川県がそんなに学力が伸びたのかというと、この全国学力テストを実施して以来、その結果を金沢大学と提携して分析し、各校の指導方法を見直したんだそうです。その成果が学力の向上につながったということのようですね。

 

 それと、この石川県と福井県の他にも、富山県などが今回の全国学力テストにおいて上位にランクインしています。ということは、北陸三県の子ども達は平均学力が高いということになりますね。なにか秘密があるのでしょうか?

 

 これについても調べてみると、どうやらこの北陸三県は、「持ち家率」や「貯蓄率」などでも上位にランキングされていて、子どもたちが落ち着いて生活できる環境が整っていることが要因になっていると考えられているそうです。なるほど~、やはり生活環境って大切なんですね。

 

 それと、ここ数年で結果を大きく引き上げて来た都道府県がありますが、そこはどこの県かと言いますと、沖縄県です。

 

 ちなみに、これまでこの沖縄県は、全国学力テストにおいて「6年連続最下位」を記録するなど、ランキングでは下位につけることが多かったようですが、小学校に関しては3年前から順位を上げてきました。(今回の2016年の学力テストでも、第13位まで上昇しています。)

 

 気になる成績向上の理由ですが、どうやら2009年ごろから秋田県の先生方との交流を開始したそうなんです。具体的には、毎年沖縄県から秋田県に教員を派遣して、授業の様子などを視察し、さらに沖縄県内の教員の研修などの頻度も増やしていたんだそうですよ。

 

 う~ん、子どもたちの成績を伸ばすために、沖縄の先生たちが努力した結果が表れたということですね。しかし、意外なことに沖縄県の中学校の成績はまだ最下位なんです。

 

 これはおそらく、現状として、まずは小学校の成績向上という方向で、手一杯状態なのかもしれませんね。ここから中学校の学力の向上についても何か改善策を取るはずですから、これからの沖縄県の教育についても目が離せません。

 

 もちろん、その他の成績下位の都道府県も、今回の結果を重く受け止めて、沖縄県のように子ども達の学力向上の為に対策を取って行くことでしょうから、どんどん全国的な学力は向上して行くでしょう。まさに切磋琢磨です。

 

 ちなみに、この全国学力テストは、問題や解答などが自由にダウンロードできるみたいです。なので、興味がある方はぜひ一度チャレンジしてみてはいかがですか?

 

2016年全国学力テストについての記事-おわりに-

 

 さて今回は、毎年小中学校で実施されている全国学力テストについて、その試験の内容や科目、更に2016年の都道府県別順位の結果などについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?

 

 このように、全国学力テストの結果を見てみると、都道府県によって教育の仕方も違えば、環境も違うのがよく分かりますね。成績だけが全てではありませんが、子ども達により良い学びの機会を与えられる社会になれば良いなと思います。

 

 という訳で最後に、秋田県が全国学力テストで常に上位にランキングされる理由を説明してくれている動画を発見しましたので、こちらをご紹介してこの記事の締めとさせて頂きます。やはり教育環境や家庭環境が整っていることが重要なんですね。ぜひご覧ください。(Youtube/HITORI MINAMIより)

書籍化決定のおじいちゃんの方眼ノートとは? 気になる価格は?

 

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