プール熱の大人の症状は頭痛? うつるのは子供だけではない?
こんにちはトレンドboyです。さて今回は、夏に子供がかかるというプール熱について、もしも大人に感染った場合の、頭痛などを始めとして、その他にも、潜伏期間や症状、発熱といった気になる症状について、調べてみました。
このページの目次
プール熱とはなんだ? 子供から大人にうつるの?
さて、まずはプール熱とはなんぞや?という部分ですが、このプール熱は、正式名称は『咽頭結膜熱(いんとうけつまくねつ)』と言います。
この咽頭結膜熱は、別名『咽頭結膜炎』とも呼ばれる夏風邪の一種で、主にプールの水が感染源となる場合が多いです。その為に、一般的には「プール熱」と呼ばれているようです。(以下プール熱と呼びます。)
さて、子供に多いと言われるこの『プール熱』ですが、果たして大人にもうつるのでしょうか?※ランキングの方ではどうなの?
調べてみたところ、主に免疫力の低い子供が感染しますが、大人も感染する場合があるようです。ちなみに、大人の感染経路は主に、プールでは無く、家族からうつされるケースが多いとのこと。
ではなぜ家族からうつるのでしょうか? これはなぜかと言いますと、アデノウィルスが関係しています。このアデノウィルスはその感染力の強さからか、例えば子供の病気の際に、看病をしている親が感染してしまうんです。
もう少し掘り下げてお伝えすると、子供の看病が長引くにつれて、親御さんの体力が落ちてしまいますから、そこから免疫力が下がり、最終的には感染してしまうという流れですね。
プール熱の潜伏期間は? どんな症状が出る? 頭痛や腹痛?
このプール熱ですが、感染してからすぐに症状が出る訳では無く、どうやら一定の潜伏期間があるそうです。
ちなみに、潜伏後4~5日ほど経ってから、突然38℃を超える高熱が出るとのこと。また、のどが腫れて痛みを生じ、目が真っ赤に充血します。この3つが主な症状です。
【ソース】咽頭結膜熱/wikipedia
それとこのプール熱は、一般的に、大人のほうが症状が軽く、子供のように高温がずっと続くことは稀なんだそうです。
ちなみに、大人の場合は、咽頭結膜熱の典型的な症状は出にくく、インフルエンザやヘルパンギーナに似た症状が出るようですね。
そんな事もあり、大人の場合は、のどが赤く腫れた後に膿が出たり、特に痛みがひどくなることがあります。※気になるアデノウィルス咽頭炎の画像はこちら→画像
それと、これまでお伝えした症状の他にも、頭痛や腹痛、全身の気だるさを感じる場合などがあります。そしてそればかりでなく、発熱後に結膜炎などを併発する恐れがあるとのことです。
う~ん、高温が長く続かないにしても、結構キツイ症状がてんこ盛りですね…^^;
プール熱の対処法は? 治療薬はあるの?
調べてみたところ、残念ながらプール熱には、有効な治療薬やワクチンは無いようです。
いや、正確に言えば解熱剤や点眼薬はあるとのことですが、感染してしまった場合は、栄養や水分補給に気を付けて、ゆっくり休むしかないとのことです。
あと子供の場合は特に、このプール熱にかかると、脱水症状などを引き起こしやすいので注意が必要とのこと。
それと大人の場合ですが、のどが酷く腫れ上がる為に、何か食べるのも困難になる可能性があります。
そんな時は、喉にやさしい飲み物や、ビタミンを含むゼリーなどを食べて、栄養不足を防ぐようにしましょう。
ちなみに、前回の記事では夏風邪に効果的な、ある飲み物を紹介しています。詳しくは以下のリンクからどうぞ。
それと、これは子供と大人のどちらにも言える事ですが、一番大切なのは、周囲の人間にうつさないようにすることです。ですので、プール熱にかかった場合は、なるべく学校や会社は休んで、安静にしていてください。
ちなみに、大人のプール熱は先ほど申し上げた通り、長引く事はないと言われていますが、免疫力の低下で長引く可能性も否定できませんから、なるべく仕事を休んで安静にしましょう。
それと、感染症なども併発しやすいとのことですから、なるべく早く体力を回復させる為にも、睡眠を多めに取るようにして下さい。
あとは、プール熱にかかると目やになどが酷くなる場合があります。その場合は、水で濡らした清潔なガーゼなどで目を拭いて、病院で貰った目薬を使用すると良いでしょう。
ちなみに、”症状が収まって来たかな?”と思っても、2~3日はアデノウイルスの感染力は残っているようです。ですから、最低でも一週間くらいは安静にしているのが良いのではないでしょうか?(社会人にとっては死活問題ですが..。^^;)
プール熱の感染経路は? どうしたら予防出来る?
このプール熱の感染経路ですが、主に飛沫(ひまつ)感染や接触感染の2種類が挙げられます。前者はくしゃみや咳によるもので、後者は手や皮膚の接触によるものです。
ですので、予防対策としては、まずは前回もお伝えした通り、ハンドソープを使って手洗いを徹底しましょう。
それと、先ほどご紹介したwiki情報によると、食器やタオル、ハンカチなどは、なるべく家族との共用は避けて別の物を使うと良いとのことです。
そして、先程もお伝えした通り、プール熱に感染した子供を看病しているときに、大人が感染する可能性が高いです。
そのため、プール熱に感染した子供を看病する際などは、粘膜の保護の為にマスクやメガネ等を着用するのが望ましいようですね。また、嘔吐物や便などを処理した後なども、手洗いうがいをきちんとしてください。
更に、プール熱の原因であるアデノウイルスは、感染力が高いために、洗濯物からも感染するらしいので注意が必要です。
それと、これはお子さんのいる方にお伝えしたい事ですが、子供がプールから上がったら、なるべく目は洗わないように徹底させて下さい。
これはなぜかと言いますと、プールを上がった直後に洗眼をすると、目の表面の粘膜が落ちて、細菌感染しやすくなるとのことです。つまり逆効果のようですね。
あと、このプール熱は、消毒環境の悪いプールで感染することが多いようです。ですから、特に海外のホテルのプールなどは、注意が必要なんだそうです。
咽頭結膜熱の記事|おわりに
さて今回はプール熱について色々とお伝えしてきましたがいかがでしたでしょうか?症状だけを見ると結構怖いかもしれませんが、別に死に至るような大きな病気ではありません。
ですが、一番良いのは、そもそもこの病気にかからないことです。しっかりと予防対策をして、感染しないようにしましょう。それと、もしも感染してしまった場合は、自己判断せずに、早めに病院に行くことが大切ですよ。(以下Youtube/メディカルチャンネルより)