向寒の候の読み方は? 時期はいつからいつまでなの?

 

 こんにちは、トレンドボーイです。さて、格式張った手紙を書く際に、以外と最初に躓いてしまうのが時候の挨拶の選び方だったりしますが、やはり適した時期や気候などを意識するとなると、結構悩んでしまいますよね。

 

 実際に、季節や天候などを表す時候の挨拶には、我々が普段生活をする上での「暦」と多少のズレがあるようなのです。なので、例えば取引先や上司などに手紙を書く際に、間違った時候の挨拶を使わないように、事前にきちんと理解しておきたいものですね。

 

 という訳で今回は、そんな時候の挨拶の中でも、これからの時期に使うであろう「向寒の候」について、その読み方や時期はいつからいつまでなの?という素朴な疑問について、詳しく調べて見ることにしました!

 

 また、その他にも、気になる意味や例文などについても調べてみましたので、ぜひ最後までご覧ください^^ ではスタート!

 

このページの目次

向寒の候の読み方や意味は? 時期はいつからいつまで?




 

 さて、まずは向寒の候の読み方についてですが、こちらズバリ「こうかんのこう」と言います。ちなみに、こういった時候の挨拶で、漢語調の文字から始まる場合は、だいたい音読みで読むんだそうですね。

 

 また、時期はいつからいつまでなのか?という部分についてですが、こちらどうやら明確な時期は決まっていないようですが、大体の目安として、11月の寒くなってくる頃から12月の中旬頃まで使われているようです。

 

 ちなみに、この向寒の候の「寒」という部分は、主に寒さが一番厳しくなる時期に使われる文字のようで、定義的には1月6日頃の小寒から1月20日頃の大寒を経て、2月4日頃の立春までを指していますが、この「寒」へ向かうよという意味で、1月6日の小寒までが向寒の候と考えられているようです。

 

 どちらにしても、現在では”日増しに寒くなる”という意味合いで使われる事が多くなっていますので、前述した通り11月から12月上旬までを基本に使われる事が一般的になっています。(もしくは11上旬~1月初旬までを一括りとして使うのが望ましいと考えられます。二十四節季で考えると、立冬を目安に使い始めるのが良いでしょう。)

 

 また、11月にはその他にも、「晩秋の候」・「深秋の候」・「立冬の候」・「初冬の候」・「初霜の候」という時候の挨拶なども使われますので、こちらも11月に手紙を書く際の、出だしの前文として使えるので覚えておきましょう。

 

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向寒の候を使った例文にはどんなものがある? 末文は?




 

 さて、続いては、向寒の候を使った例文について、いくつか調べた結果をご紹介させて頂きたいと思います。

 

 そもそも、誰かしら相手対して手紙を書く際に、「拝啓」や「前略」といった頭語の後に来るのが、時候の挨拶などの前文になりますが、ここにそういった時候の挨拶を含める事で、より季節感が溢れる手紙になりますよね^^

 

 ちなみに、文章を書く際には、まず頭語と時候の挨拶を含んだ前文から始まり、そして、主文→末文→後付けという流れになります。

 

 話を戻しまして、では早速今回のお題である向寒の候を使った例文について、いくつか具体例をご紹介させて頂きたいと思います。以下をご覧ください。

 ・拝啓、向寒の候、落ち葉舞い散る季節となって参りました。

 ・謹啓、向寒の候、貴社益々のご繁栄の事とお慶び申し上げます。

 ・拝啓、向寒の候、皆様にはご健勝にてご活躍の事と存じます。

 ・謹啓、向寒の候、初霜も聞かれる頃となりました、お変わりなくお過ごしの事と存じ上げます。

 

 このように、まず頭語に「拝啓」または「謹啓」を使い、その後に前文として「向寒の候」と続けます。より季節感を出すには、その後に「落ち葉」などの、秋の終わりを感じさせる語句を使うと良いでしょう。

 

 ちなみに、向寒の候を前文として使った場合の、末文の締めの言葉としては…

 ・社業が益々発展するよう、心よりお祈り申し上げます。敬具

 ・本格的な寒さが迫っておりますが、風邪などを引かぬようお気を付け下さい。謹言

 ・日に日に寒さが増す折り、ご自愛専一にお願い申し上げます。草々

 ・もうすぐ師走を迎えます。体調管理ご留意の上、益々ご活躍下さい。謹白

 

 となります。(末文にも相手への気遣いをしながら、締め言葉として季節を想像出来る言葉を使用します。以上、参考にしてみて下さい。)

 

向寒の候の読み方や意味・例文についての記事-終わりに-

 

 さて今回は、「向寒の候の読み方は? いつからいつまでなの?」という疑問を解消する為に、この向寒の候の読み方や時期を始めとして、その他にも、時候の挨拶を使った例文の詳細について、詳しく調べて書いてきましたが、いかがだったでしょうか?

 

 補足として、今回は前文が向寒の候でしたが、その他の、例えば先ほどご紹介した「晩秋の候」や「立冬の候」などを使って、手紙を書いて頂いても問題ありません。

 

 あとは、縦書きの手紙は目上の方に、横書きの手紙は親しい人にと書き分けると良いようですよ^^ (縦書きでは宛名は最後に、横書きでは宛名が最初に書くなどのルールも決まっているようなので、その辺にも注意して下さい。)

 

 とにもかくにも、近年ではスマホが普及して、ついついメールで要件を済ませてしまいがちですが、これをきっかけに、ぜひビジネス上のお付き合いのある方などに、手紙を書いてみるのはいかがでしょうか? 人と違った事をしてみると、相手からの反応もきっと違って来ると思いますよ^^

 

 という訳で、本日は少々長くなりましたが、以上で終了とさせて頂きます。最後までお読み頂きありがとうございました!

 

 ラストに、今回は時候の挨拶という事で、そちらに関連した手紙の書き方のポイントについて解説している動画を発見したので、こちらをご紹介して本記事の締めとさせて頂きます。かなり参考になりますよ~^^(Youtube/手紙文化振興協会より)

[お歳暮のお礼状] はがきの例文はどう書く? ビジネス相手には?


 

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