[お歳暮のお礼状] はがきの例文はどう書く? ビジネス相手には?
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こんにちはトレンドガールです。さて、お歳暮は12月に入ってからクリスマス前(12月20日ごろ)までに贈るのが適当とされていますが、ただでさえ忙しいこの年の瀬に、お歳暮を贈ったり頂いたりと、皆さんも今まさに、バタバタとせわしく忙しいのではないでしょうか?
私は毎年、お歳暮を贈ってばかりいますが、そんな忙しい年の瀬に、普段なかなか会えない親戚からお礼状が届いたときは、とてもほっこりした気分になりますね。ありがとうの気持ちを伝えるってとても大切な事なんだと改めて実感します。
そこで今回は、個人的に気になるお歳暮のお礼状の書き方について(特にはがきを出す場合の例文)や、ビジネス相手へのお礼状の書き方などについて、詳しく調べてみることにしました。では早速スタート!
このページの目次
お歳暮のお礼のタイミングや方法は?
さて、まずはお歳暮のお礼のタイミングや方法についてですが、「鉄は熱いうちに打て」ということわざがあるように、出来るだけ早いに越したことはありません。どんなに遅くなったとしても、お礼の言葉だけは伝えたいものです。
ちなみに、お歳暮のお礼の仕方には特に決まりはないようですが、わざわざお歳暮を準備してお返しする必要はなく、届いてすぐにお礼の電話を入れる、もしくはお礼状を出すのが一般的だそうです。
電話でお礼を伝えるとなると、届いてすぐのタイミングが一番新鮮で良いようにも感じますが、実際は、相手が仕事中だったり、忙しかったりと何をしているか分かりませんよね。なので、そういった部分に配慮しなくてはならない相手の場合、やはり封書やはがきなどでお礼状を出すのが良いでしょう。
中でも一番丁寧なお礼状は封書ですが、でもいかんせん、渡した相手にも好印象であるのは間違いありませんが、封書を準備するとなると、やはり大変だし文面を考えるのもおっくうです。
となると、実際の手間やコストを考えると、はがきでも全然悪くありません。まして、相手も封を切る手間も省け、届いたそばから読めるというメリットにつながりそうですね。
ちなみに、もしもお歳暮のお礼に物などを贈りたい場合は、お礼状の文末に「別便にて心ばかりの品をお送りします」と添え、お歳暮の時期をずらして、「寒中御伺」、「寒中御見舞」としてお渡しするのが、気の利いた対応となるようです。
お歳暮のお礼状の書き方は? -基本挨拶編-
さて、お手紙の基本的な書き方というのは、テンプレートが決まっているため、何も難しいことはありません。ポイントは以下の3つだけです。
- ・時候の挨拶
- ・ありがとうの気持ち(家族の様子も加える)
- ・締めの言葉(相手の健康を気遣う)
ちなみに、時候の挨拶とは、手紙を出すときに使う季節の挨拶の事で、書く時期によって使えるフレーズが異なります。天候や寒暖などの季節の移り変わりを表したり、相手の健康を気遣う意味も含みます。
という訳で、ここでは、お歳暮のお礼状に使うであろう、12月と1月の季語についてピックアップしたいと思います。
■12月の時候の言葉
- ・初冬の侯、師走の候、歳末の候、冬至の候、大雪の候、
- ・今年もおしつまって参りました。
- ・師走に入り、あわただしい毎日が続いております。
- ・師走に入り何かと多忙な日々が続いております。
- ・年の瀬の、寒さの身にしみる季節となりました。
- ・年の瀬の、寒気いよいよ厳しい季節となりました。
- ・一年で最もあわただしい季節になりました。
- ・師走に入り寒さも本格的になりました。
- ・今年の師走は一段と冷え込むようです。
■1月の時候の言葉
- ・厳寒の侯、初春の候、大寒の候、新春の候、小寒の候、
- ・お正月気分も抜けてますます寒さが厳しくなってきました。
- ・松もとれましたが、あいかわらず寒い日が続いています。
- ・松もとれ、厳しい寒さが続いています。
- ・松の内も過ぎ、寒気ことのほか厳しく感じられます。
- ・年が明け、まだ来ぬ春が待ち遠しく感じられます。
- ・新年早々ではございますが、
- ・寒中お見舞い申し上げます。
以上このようになっています。時候の挨拶はこのほかにも実にたくさんの種類があるので、時期にピッタリな一文を添えてお礼状の冒頭でお使いください。
ちなみに、締めの言葉で無難なものは、「未筆ながら」、「お礼のみで」といった言葉や、「一言のお礼のみ」、「お礼まで」などといった言葉があります。
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お歳暮のお礼状はどう書く? -はがき例文-
さて、前項の続きですが、ここでは一般的なお歳暮のお礼状の例文を、ご紹介して行きたいと思います。
拝啓
師走のあわただしい季節となりましたが、皆さまお元気でお過ごしでしょうか?
さて、このたびはお心づくしの品を頂き、本当にありがとうございます。いつもと変わらぬお心遣いに、厚く御礼申し上げます。
家族一同、大変喜んでおります。奥様にも是非よろしくお伝えください。
これから寒さも本格的になりますので、お体には十分にご自愛くださいませ。
略儀ながら、書中にてお礼申し上げます。
敬具
平成○年○月吉日
○○ 太郎
内
このようになります。ちなみに、送り主名の欄ですが、もしも亭主の代理で妻が書くような場合には、そのご主人の名前の横や下に、小さく(内)とつけるのがマナーです。
お歳暮のお礼状はどう書く? -ビジネス相手例文-
次に、相手がもしもビジネス上の取引相手だった場合の、お礼状の例文をご紹介したいと思います。
拝啓 寒冷の候 貴社益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
日頃は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
この度は結構なお歳暮の品をお送り下さいまして、誠にありがとうございました。
いつもながら穏やかなお心遣いに恐縮するばかりです。
寒さ厳しい折、くれぐれもご自愛ください下さいますようお祈り申し上げます。略候ながら、書中をもちまして御礼申し上げます。
敬具
平成○年吉日
住所
会社名
代表名
このように、ビジネス上で付き合いのある相手の場合は、「この度は結構なお品をお送り下さいましてありがとうございました。」、「この度はご丁寧なお品をご恵贈頂き、誠にありがとうございました。」といった一文を入れると良いでしょう。
ちなみに、お歳暮のお礼状というのは、挨拶や締めの言葉などのフレーズを細かく組み替える事で、プライベートからビジネスまで幅広く使うことが出来ます。なので、是非ここで調べたことを参考に、あなたらしいお礼状を出してみて下さいね。
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お歳暮のお礼状の書き方についての記事-終わりに-
さて今回は、お歳暮のお礼状の基本的な書き方についてを始めとして、その他にも、お礼状を出すタイミングや、ビジネス相手にお礼状を送る場合などついても調べて書いて見ましたが、いかがでしたでしょうか?
このように、お歳暮のお礼はどんなかたちであれ、まずは「ありがとう」の気持ちを伝えるのが一番大切です。なので、あまり難しく考えずに、普段のありがとうの気持ちを込めて、一筆したためてみてはいかがでしょうか?
という訳で、今回は以上となりますが、最後に、お歳暮のお礼状について、今回お伝えしきれなかった部分を紹介している動画を発見したので、こちらをご紹介して記事の締めとさせて頂きます。(YouTube/Kuretake 呉竹より)
今回の記事が何かのお役に立てましたら、各種ソーシャルボタンでシェアして頂けると幸いです。
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