桜餅の葉っぱの作り方は? 本来は香りがあまりしない!?


 

 こんにちは!トレンドガールです。さて、もうすぐ桜の季節ですが、お花見にピッタリな和菓子といえば、そう! 今回ご紹介する「桜餅(さくらもち)」ですね!

 

 ちなみに、お餅自体も美味しいですが、ほのかに香るあの周りの葉っぱも食欲をそそりますよね~。^^ というか、画面の前の皆さんは、あの葉っぱが何の植物の葉かご存知ですか? 意外に”う~ん、分からないな~”という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

 そこで今回は、桜餅の周りを包んでいる葉っぱについて、そもそも何の種類の植物の葉っぱなのか?という部分を始めとして、その他にも、桜餅の葉の作り方や、食べる際のマナーなどについて、詳しく調べて見ることにしましたよ! では早速スタート♪

 

このページの目次

桜餅の葉は何の植物の葉なの? 本来はあまり香りがしない!?




 

 さて、という訳でまずは、桜餅の葉っぱの種類についてですが、いったい何の植物の葉なのでしょうか? 桜餅というからには、おそらく桜の葉だとは思いますが、果たして本当にそうなのでしょうか?

 

 で、その辺について気になったので、早速調べて見ると、やはり桜の葉のようですね。具体的には「オオシマザクラ」という桜の葉っぱが、桜餅に一番使われているそうです。

 

 ちなみに、桜の葉には、「クマリン」という成分が含まれていますが、その成分が桜餅のあの独特のいい香りの源になっているそうですね。

 

 という訳で、オオシマザクラの葉っぱを塩漬けすることで、私たちがいつもお店で見かける、あの桜餅の葉っぱになっているようです。葉の大きさやその引き立つ匂いから、一番桜餅に適していいると言われているそうですよ!




 

 余談ですが、オオシマザクラの葉っぱそのものは、意外にそこまで香りがそこまでしないそうですが、塩漬けされたことよって、あのように桜餅の香りをぐっと引き立ててくれるんだそうです。

 

桜餅の葉っぱの作り方は? どこで生産されているの?

 

 さて、桜餅の塩漬けされた葉っぱは、材料さえ手に入れば、作るのは意外に簡単なようです。具体的には、桜の葉と塩を5:1の割合で入れて浸けておくだけです。(クエン酸などを使用する場合もあります。)

 

 それを、冷暗所で2~3日保管することで完成します。ちなみに、そのままだとしょっぱいので、30分ほど水抜きをしてから使いましょう。

 

 以下、桜餅の葉っぱを作る手順を解説している動画です。参考程度にご覧ください。(Youtube/yaeko oteより)

 

 話を戻しまして、次に、桜の葉っぱの生産地についてですが、こちらはズバリ静岡県がダントツの1位だそうです。というか、同県内の松崎町と南伊豆町で、ほぼ100%生産されているそうですね。

 

 これは何故かと言いますと、気候が温暖であることと、風があまり吹かないことが、栽培条件に適しているからだそうです。

 

 ちなみに、一度に生産される量としては、およそ200万枚以上生産されているそうですよ! いかに大量に生産されているのかが分かりますね。(一つの樽に桜の葉を束ねて、円形になるように引き詰めて塩漬けしているそうです。)

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桜餅の葉っぱは食べるもの? マナーとしてはどちらが正解?




 

 さて、ここまでで、桜餅の葉っぱは何の植物の葉なのか?という部分や、作り方や生産地について分かったところで、お次は、桜餅の葉っぱは食べても良いものかどうか?という部分について見て行きましょう。

 

 筆者はいつも気にせず食べていましたが、実はお茶会などの正式な場では、一般的には「食べない」のが正解のようですね。ちょっとビックリです。

 

 具体的には、桜餅を食べる際は、葉っぱを剥がして、尚且つ桜餅の下に敷いておくそうです。そして、残った葉っぱは、懐紙に包んで持ち帰るのがマナーのようですね。

 

 ただし、これはお茶の流派によっても変わりますし、関東の小麦粉皮の桜餅なのか、関西の道明寺で作られた桜餅なのかで、食べる食べないは分かれるそうです。

 

 なので、公の場で桜餅を食べる際に、その辺が気になった方は、事前に詳しい方に確認するのが良いでしょう。

 

 ただ、マナーの問題はさておいて、葉っぱを塩漬けするというシンプルな製法なので、食べても何ら問題はありません。というか、家で食べる時は、その辺は個人の好き好きでしょうね。

 

 まぁ”葉っぱを食べるのはちょっと…”と敬遠する人も中にはいらっしゃるかとは思いますが、筆者的には、むしろ甘い桜餅と少し塩気のある葉っぱの組み合わせが、かなり絶妙だと思いますけれどね。(醤油餅の中にあんこが入っているみたいな…。)

 

 それに、お餅を直接触らないので、べたつくこともありませんし。とにもかくにも、甘さとしょっぱさの組み合わせは、本当に素晴らしいです。

 

 あ! そうそう! 先程「クマリン」という成分についてお伝えしましたが、このクマリンの香りにはリラックス効果があるそうですよ! それに、血栓の抑止や抗菌作用などもあるようです。

 

 ですが、良いことばっかり言ってもしょうがないので、ちょっと気になった部分についてもお伝えしますと、どうやらこのクマリンは、肝毒性なども懸念されているそうですね。

 

 でも、含まれる量は極めて微量だそうなので、継続的かつ大量に食べ続けるような人で無ければ、なんら問題はないそうですよ。(お花見やお茶会などでたまに食べる程度では、まず問題ないでしょう。)

 

 なので、ここまでの結論としては、やはり食べる食べないは、公の場でのマナーはさておき、自宅などでは好みで選んでもらって構わないと思います。実害はほぼないと思いますが、毒性がどうしても気になるという人は、止めておいた方が良いでしょう。

 

桜餅の葉っぱの作り方や食べ方のマナーについて-終わりに-

 

 さて今回は、桜餅の葉っぱはどの植物の葉なのか?という部分を始めとして、その他にも、葉っぱの作り方や食べ方のマナーなど、気になる点について調べて書いてみましたが、いかがでしたでしょうか?

 

 このように、私たちの身近にある桜餅について、意外に知らないことが多かったのではないかと思います。(筆者もそう感じた一人です。) ということで、豆知識として知っておいて損はないので、ぜひ今回の内容を参考にして頂ければと思います。

 

 それと、こちらは余談ですが、桜餅の葉っぱというのは、実は葉脈がはっきり見えている方が裏で、その逆側が表なんだそうです。(こちら、和菓子屋さんにもよるんだそうですが、多くのお店では裏面を表にして巻くところが多いそうですよ。)

 

 これは何故かと言いますと、その方が脈がはっきり見えて、見栄えも良いからだそうですね。う~ん、なるほど。小さなことですが、職人さんのこだわりを感じます。

 

 という訳で、今回の記事は以上となりますが、最後にyoutubeで見つけた桜餅の作り方の動画をご紹介して、本日の締めとさせて頂きます! よかったら参考にして下さいね。(以下Youtube/cookingforestより)

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