イタリアのローマでムクドリの大群が!? その理由は?
こんにちはトレンドボーイです。さて、突然ですが皆さんはこれなんだと思いますか?※以下Twitterより
https://twitter.com/saitamakita/status/684306826444193792
先日、イスラエル上空に突如現れた巨大なクジラのような物体…。その正体はなんと「ムクドリ」でした!(゚Д゚) ちなみにムクドリは漢字で書くと「椋鳥」と書きます。つくりが「鯨」と同じですね!(え?どうでもいい?w)
また、その他にもイタリアのローマでもムクドリの大群が空で旋回する様子が見られています。※以下Twitterより
こちらもムクドリ。 https://t.co/qlbhUGzWTu
— Catmouse (@catmouse707) January 5, 2016
ここで気になったのは、ムクドリは何故大群で集まるのか?という事についてです。それと、遠くから見ているだけなら楽しめますが、自分が住んでいるところだと鳴き声がうるさすぎたり、ふんが落ちてこないか心配になりますよね。
という訳で、今回はムクドリがなぜ大群で行動するのか、その理由について色々と調べてみることにしました。
このページの目次
ムクドリが大群で行動する理由は? 集まると鳴き声がうるさい?
さて、まずはムクドリがどうして大群で行動するのか気になったので調べてみました。ムクドリに限らず多くの鳥は団体行動を好みますよね。体が小さい鳥ほど集まって大きく見せるためなのでしょうか? ちなみに、ムクドリの大きさは全長24㎝ほどということで、スズメと鳩の中間くらいの大きさだそうです。
そんなムクドリは、夜になると一か所に集まってねぐらを形成するという習性があるそうです。しかも、どれくらい先までの範囲かと言うと、10km以上にわたる範囲からムクドリたちが集まってくるらしいのです。(特にケヤキなどの街路樹や電線を好むそうです)
つまり、このねぐらに集まってくる様子がイスラエルやローマで見られたという訳だったのですね。その集まり方がたまたまクジラの形だったのだからすごいです。
ちなみに、このムクドリたちは隣のムクドリが動くとそれに合わせて同じ行動をするらしく、その習性のおかげで、10km先のムクドリ同士が同じ行動をすることが出来るようです。ですが、その生体はまだ謎に包まれている部分が多いそうです。
また、ムクドリは春か夏にかけて繁殖期を迎えるということで、この期間中は木の洞や民家の軒先などに巣を作るそうです。そして、この繁殖期の間は巣で寝るそうなのですが、冬になるとヒナも成長し一緒に行動できるようになるため、そこから飛び回るようになり、寝るときになると一箇所に集まり大群を作るそうです。
これが、冬になるとムクドリが大群を作る理由だったのですね!10km先のムクドリ同士が集まるのですから、その数はどれくらいになるのかと思って調べてみると…なんと数万羽も集まるそうです…! これはもう可愛いとは言えないかもしれませんw(゚Д゚;)
ちなみに、皆さんはムクドリってどのように鳴くかご存知ですか? その鳴き声は「ギャーギャー」とか「ギュルギュル」と鳴くそうです…w それが数万羽も集まるということは…かなりの騒音になることでしょう…。運悪く寝床の近くにお住まいの方は本当に大変かと思います…。
ムクドリの撃退方法や駆除方法とは? 天敵はタカ!?
さてムクドリは昔、農作物に悪影響を及ぼす虫を食べてくれる鳥として重宝されていた時代もありましたが、現在では騒音やふん害のため、狩猟鳥の対象となっているそうです。
そこで、もしムクドリが巣を作ったりした場合には、何か撃退法があるのかについても調べてみました。すると、ムクドリの天敵は「タカ」なんだそうです! それも南米産の「ハリスホーク」という種類の鷹。このタカは雑音にも負けない強い心を持っているそうで、撃退に最適だそうですね。
とはいえ、自分で用意してタカをコントロールするのは難しいですよね。どうやらそれを仕事にしている業者さんなどもあるようなので、もし困ったときは近くで鷹匠などの業者さんがあるか探してみると良いかもしれません。
そしてその他にも、カラスや猫などもムクドリの天敵で、それらが多くみられる場所には巣を作らないようです。(ムクドリも安全な場所を選んで巣を作るんですね!) なので、ムクドリの騒音被害などに悩んでいる方は、近所の方にも声がけして、一斉に猫を飼ってみると良いかもしれませんねw
ちなみに、これ以外にも鳥が嫌いな「忌避音」を出すという方法も効果はあるようですが、その音自体がとてもうるさいので、逆に騒音を出してしまうこともあり、あまりこの方法は使っている方がいないようです。
ムクドリの大群発生の記事‐終わりに‐
さて今回は、つぶらな瞳が可愛いムクドリが、なぜ大群を作るのかや、撃退法などについて調べてみましたが、いかがでしたでしょうか? 人間の勝手でムクドリをどうこうするのはなんだかな…という気もしますが、私たちも穏やかな生活を送るためには、色々と考える必要がありそうですね。
ちなみに、「大和本草」という書物では、“味よし”という記述があったことから、昔はムクドリを食用として食べていたのでは?という説もあるそうです。(Twitterを見ていたらこんなツイートも見つけました。)
今夜はムクドリとホシハジロの焼き鳥。どちらも食材としては二軍だけど、醤油とみりんと赤ワインのタレにつけてこんがり焼いたらとっても美味しくいただけた。 pic.twitter.com/LDjswMpoBK
— 尻P(野尻抱介) (@nojiri_h) January 3, 2016
なんと現代でも食べられていました! ちなみに、味はレバーのような味だそうです。それと、ムクドリよりもヒヨドリのほうが美味しいんだそうです…。う~ん、確かに鳥を焼いているのですから焼き鳥ですよねw もしかするとこれから全国的にも普及する日が来るのかも…
という訳で最後に、イスラエルで見られたムクドリの大群の動画をご紹介してこの記事を締めたいと思います。ちなみにムクドリは英語で「Starling」と言うそうです!(動画はロイター通信公式チャンネルへどうぞ。)
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