400歳まで生存? ニシオンデンザメと寄生虫の関係は?


 

 こんにちは、トレンドボーイです。さて、何気なくテレビ番組を見ていると、「地球上で最も長生きの脊椎動物が発見された」というニュースがやっていました。そのニュースによると、なんと400年以上も生きるサメがいるということでした。

 

 ”400年ってことは、江戸時代の時から生きてるってこと!? それってすごくない!?”と思ってニュースを聞いていると、どうやらそのサメの種類は「ニシオンデンザメ」ということが分かりました。

 

 ということで今回は、このニシオンデンザメの生態や、気になる寄生虫との関係について、それと、400年も生きる長寿の秘訣などについて調べてみることにしました。どうぞご覧下さい。

 

このページの目次

寄生虫と共存!? 最強のニシオンデンザメのWiki情報を確認!

 

 さて、さっそくニシオンデンザメの画像やWikipedia情報を調べてみましたので、まずはこちらを見ていきましょう。




出展 theguardian.com/The fictional, extraordinary life of the Greenland shark – 392 years and counting

 

ニシオンデンザメ サメ

ニシオンデンザメはツノザメ目オンデンザメ科に属するサメの1種。 ウィキペディア

学名: Somniosus microcephalus
分類階級: 種
上位分類: Somniosus

 

生息域

北大西洋全域と、沿岸沖の大陸棚地帯に生息。英名が示すように、グリーンランド近辺の海域にも分布。緯度が北の低水温の海水であれば、浅い海域にも浮上してくる。

 

特徴

イッカクと共に描かれたニシオンデンザメ。目に付いた寄生虫も紹介されている。ツノザメ目の最大種で、最大体長7.3メートルにもなる。体色は灰色。近縁種のオンデンザメと同じに深海性だが、エサを求めて浅海に上がってくる。

出展 Wikipedia/2016年8月12日9時現在

 

 なるほど~、緯度の高い北極圏の海に生息するサメのようです。寒さにつよいんですね。体長も大きいものでは7mを超すんですから、実際に見ると迫力があるんでしょう。

 

 それにしても、見た目がすごくコワ…いや迫力がありますね…^^; 特に目が…。実はこのニシオンデンザメのほとんどの個体は、目からぶら下がっている寄生虫によって視力を奪われて、目が見えていないそうです。

 

 では、目が見えていない状態で、一体どうやって餌を取っているのか気になりますよね。ちなみに、ニシオンデンザメは、とにかくたくさん食べるサメなので、胃袋の中からは魚以外にもトナカイの骨や長靴なんかが出てきたこともあるとか…。(ヒューマンボーンなども…。)

 

 でも、これらの陸上にいる動物は、海に死骸が流れてきたものを食べている可能性が高いので、陸上に上がって食べているわけではなさそうです。それにしても、目の前にあるものは何でも食べるという食いしん坊なサメですね~(^^;

 

 そして、主食となるサケやタラは、大きな鼻を使って捕食するそうです。詳しい餌の取り方は謎のようですが、すごく興味深いですね。

 

 あと、ニシオンデンザメの面白い特徴をもう1つ見つけました。なんと、泳ぐスピードがとても遅いんです。その速度は時速1km! 赤ちゃんのハイハイより遅いんじゃないですか?

 

 ”そのスピードでどうやって餌を取っているんだろう?”と、ますます謎が深まりますね。その「世界一のろい魚」としても有名なニシオンデンザメですが、最近の研究で世界一長寿な脊椎動物であることも判明しました。

 

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脊椎動物で最長の400歳! ニシオンデンザメの長寿の秘訣は?


 

 では、最近の研究により、400歳に近い個体もいるというニシオンデンザメですが、そもそもどうやって年齢を調べたのでしょうか? 通常は生物の骨などから年齢を調べたりするようなのですが、サメは軟骨しかないのでその調査方法では正確な年齢がわからなかったようです。

 

 ところが、今回の発見をしたデンマークのコペンハーゲン大学の研究員は、ニシオンデンザメの眼球から年齢を特定したそうです。う~ん、眼球の水晶体から年齢が分かるなんてすごい時代ですよね~。

 

 さて、今回の測定結果で脊椎動物の中で最も長寿であることが判明したニシオンデンザメですが、その長寿の秘訣はなんでしょうか? こちらについても気になったので調べてみました。

 

 先ほども、ニシオンデンザメの変わっている生態をお伝えしましたが、その成長速度についても他の生物と全然違う部分を発見しました。なんとニシオンデンザメは、1年に1センチしか成長しないそうです。

 

 ”え、体長7mも超えることがあるニシオンデンザメが1年で1cmしか成長しないの!?”って感じですよね。実際に300年~400年、あるいはそれ以上の時間をかけてそこまで大きくなっていたようです。

 

 ちなみに、メスが成熟するまでには150年かかるみたいです。人間とは比較できないほど成長がゆっくりなんですね。この成長の遅さが長寿の秘訣ということです。

 

400歳まで生存するニシオンデンザメについての記事-おわりに-

 

 さて今回は、最新の研究で400歳を超える個体もいる、脊椎動物で最も長生きなサメであるニシオンデンザメの生態や、目についている寄生虫などについて、そして、その長寿の秘密などについても調べてご紹介してきましたが、いかがでしたか?

 

 このように、寿命の長さや泳ぐスピードの遅さなど、おもしろい特徴がたくさんあるニシオンデンザメですが、これからの研究でもっと変わった生態が発見されるかもしれませんね。

 

 では最後に、このニシオンデンザメが泳いでいる様子が撮影された動画を発見しましたので、こちらを紹介してこの記事の締めとさせて頂きます。

 

 実際に泳いでいる姿を見てもやっぱりちょっと怖いですね~。でも、ずっと見ていると可愛く見えてくるかも?w ぜひご覧下さい。(Youtube/Jonathan Bird Productionsより)

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