指をやけどした時の適切な処置は? 水ぶくれにキズパワー!?


 

 こんにちは、トレンドボーイです。さて今回のテーマは、「やけど」及び「やけどで水ぶくれができてしまった時の処置方法」についてです。個人的に調べた結果をご紹介していきます。

 

 やけどと一言で言っても、その症状によって対処法は大きく変わってきます。もし、誤って熱湯をひっくり返してしまった場合などでは、とてもひどいやけどを負ってしまうはずです。

 

 今回は、そんな重症なやけどではなく、「指先をやけどして水ぶくれになっちゃった」位のやけどの対処法を、詳しくご紹介していきます。(皮膚がただれてしまうようなやけどを負ってしまった場合にはすぐに救急車を呼んで下さい)

 

このページの目次

人はどのくらいの温度でやけどしてしまうの?


 

 やけどは45℃の熱に皮膚が数分間触れただけで発生していまいます。身体の表面の皮膚組織が破壊されてしまうのです。さらに高温だった場合、例えば55℃では皮膚組織は数秒間で破壊されてしまいます。70℃となればもはや1秒でも触れればやけどをしていしまうでしょう。

 

 特に、小さなお子さんでは皮膚組織は大人よりずっと薄いので、ちょっとした熱の刺激でもやけどを負ってしまうようです。また、表面の皮膚組織を破壊した熱は、そのまま身体を伝達して周辺の皮膚や内部組織へ伝わり、さらに症状を悪化させていきます。放っておけばやけどの症状はどんどん悪化してしまうのです。

 

 「やけどをしたらすぐ冷やせ」と言われる理由はここにあります。なので、少しでも早く傷口から熱を奪い、やけどの症状の進行を抑えるようにしてください。出来る限り早い処置が症状を軽減し、傷跡も残りにくくさせるようです。

 

水ぶくれになってしまったやけどはどれ位ひどい?

 

 やけどの症状の重さは4段階に分けられます。主に深さによって分けられるようです。その分類は以下の通りです。

 

①.Ⅰ度熱傷=損傷が表皮けの状態

 皮膚の表面が赤くなりヒリヒリします。一時的に色素が沈着することがありますが、跡が残ることは無いようです。数日で完治します。

 

②.浅達性Ⅱ度熱傷(SDB)=表皮基底層(真皮上層)まで熱で損傷が進んでしまった状態

 痛み・赤みが強く水ぶくれが出来ます。正しく治療すればやけどの跡は残らないようですが、ケアの仕方が悪いと後が残ることがあります。

 

③.深達性Ⅱ度熱傷=(DDB)=熱による損傷が真皮深層まで達してしまった状態

 全体的に赤く腫れ、水ぶくれが出来ますが、痛みは比較的軽いのが特徴です。水ぶくれの下の皮膚が白くなります。跡が残りやすいようです。

 

④.3度熱傷=熱によって皮膚全層が損傷してしまった状態

 完全に皮膚が破壊されている為に、痛覚が失われ痛みは感じません。肌の表面が壊死してしまっていることがあります。白く乾燥し、水ぶくれにはなりません。

 

 また、傷が治った後も傷口が盛り上がったり、ケロイド状の傷跡が残るなど、やけど跡がはっきりと残るようです。それと、皮膚が引っ張られるなどの機能障害が残る可能性もあります。

 

 と、以上このようになっていますが、とにかくやけどの症状というのは、ひどくなるほど痛みを感じなくなるようですね。なので、「それほど痛みがないから」、「水ぶくれができていない」からと言って放っておくのではなく、傷口の表面が白くなっていたり、黒く焦げてしまっている場合は、即病院で受診してください。

 

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やけどをしてしまった際の適切な処置の方法は?

 

 やけどをした際に一番最初にしなければいけないのは、先ほどお伝えしたように、まず冷たい水で冷やすことです。これは、皮膚の奥まで熱が伝わる前に傷口を冷やして、熱による皮膚の破壊が深部まで進んでしまうのを防ぐためです。

 

 冷やすことによって、水ぶくれになるのを防ぐ・痛みを抑える・やけど跡を残りにくくするなどの効果があるようです。衣服を着ている部分をやけどしてしまった場合には、無理に衣服を脱がすことはしないで下さい。やけど部分の皮膚も一緒にはがれてしまうことがあるからです。

 

 それと、基本的に水道水を流しっぱなしで傷口にかけると良いようですね。ちなみに、やけどの進行を止めるには、冷やす時間は10分くらいで十分と言われていまが、痛みが残留する場合には、15分位かけておくと良いそうです。

 

水ぶくれが出来てしまったらどうすれば良い?

 

 Ⅱ度熱傷のやけどをしてしまうと、水ぶくれが出来ます。この水ぶくれは非常に破れやすく、ちょっとした刺激ですぐに破れてしまいます。「水ぶくれは破らない方がよい」と言われてきましたが、最近では湿潤療法という治療法が推奨され始めています。

 

 筆者の地元では「手筒花火」という伝統花火がありますが、これは火柱を噴き出す竹筒を小脇に抱える危険な花火のため、軽いやけどは日常茶飯事なのですが、手筒花火愛好家の間でも、今はこの湿潤療法でのやけど治療が主流となっています。

 

やけどの湿潤療法ってどのような治療法なの?

 

 もともとやけどの治療方法は傷口を消毒し、軟膏を塗った上からガーゼで覆うというのが一般的でした。しかし、この方法ではやけどが直ると同時にガーゼが傷口に張りついてしまい、ガーゼを交皮換する際に皮膚も一緒にはがしてしまい、激痛を伴うという難点がありました。

 

 湿潤療法とは「傷は乾かさず、しっかり覆って体液(滲出液)を閉じ込めておいた方が早く治る」という考え方です。傷口から滲みでる体液には傷の直りを早める成分があるといわれています。

 

 なので、傷口が清潔な状態で、湿潤治療用の被覆材をやけど全体にかぶさるように張って下さい。しばらくすると被覆材が滲出液を吸収し、その部分が白く膨らんできます。この部分で傷口を清潔で湿った状態のまま保つのです。

 

 軟膏を塗った上で傷口にラップを巻くという方法もありますが、ラップは滲出液を吸収してくれないので、どうしても滲出液がラップの隅からあふれてしまいます。なので、被覆材を使った治療方法の方がオススメのようですね。

 

やけどをした時はキズパワーパッド!?

 

 やけどをした際にオススメの湿潤治療用被覆材は、やはり王道の『バンドエイド・キズパワーパッド」です。


[バンドエイド]キズパワーパッド/大きめサイズ12枚入3個セット

 

 やけど部分を被覆材で覆っている状態では、厚みのある被覆材のおかげで、傷口に物が触れた時などもそれほど強い痛みは感じません。絆創膏ということで、なにより使い勝手が良いです。

 

 それに、やけどだけでなく擦り傷などにも使用できて非常に便利です。普通のキズパワーパッドでもお風呂やシャワーなどは全然問題ありませんが、家事などで水仕事が多い場合は、少しはがれやすくなるかも知れません。そんな時は「水仕事用」を使ってみてください。

 

 私も、手筒花火で軽くやけどをした時などは、いつもこの「キズパワーパッド」のお世話になっています。キズの直りも早く、後も残りにくいとても優れた製品です。小さなお子さんのいる家庭なら、ちょっとした怪我のためにも常備しておいたほうがよい一品です。(以下ZAGTVオフィシャルチャンネルより)

ヒリヒリするやけどの適切な処置の仕方は?


 

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