深さ200m以上の深海に生きる深海魚の種類まとめ15連発!
こんにちは! トレンドガールです。さて、突然ですが皆さんは、深海魚ってご存知ですか? “その名称は聞いたことあるけど、どういう魚がいるのかあまり分からない”という方も多いと思います。(私もその一人でした。)
という訳で、最近筆者は友人から深海魚についてチラッと話を聞いた事もあり、ちょっと興味を持ったので、その種類などについて色々と調べてまとめてみる事にしました。
一応、深さ別に分けて、一覧として画像付きでご紹介させて頂きますので、興味のある方は、ぜひ最後までご覧ください! ではスタート!
このページの目次
深海魚の種類一覧を深さ別に一挙15種類ほどご紹介!
さて、という訳で今から、深さ別に分けた深海魚の種類を、画像付きで15個程ご紹介させて頂きますね。
これまで見たことの無い魚など沢山いると思いますので、ぜひ期待して下さい♪ ではさっそく見て行きましょう!
水深200m~500mまでの深さで生息している深海魚一覧
1.アカマンボウ
出展 http://discovermagazine.com/2016/janfeb/58-meet-the-first-warmblooded-fish
さて、まずは、水深約500m位の場所に生息している、「アカマンボウ」をご紹介させて頂きます。
ちなみに、このアカマンボウは、世界中の暖かい地域で生息していて、主にクラゲなどを食べて生活しているそうです。というか、クラゲって魚の餌になってるんですね! ちょっとビックリしました。(生きたクラゲを捕まえて食べるのかなぁ。痛そうw)
話を戻しまして、このアカマンボウは名前だけ聞くと、マンボウの仲間か何かと思いますよね。体型もそっくりですが、でも実は同じ仲間では無いようです。
大きな違いとしては、アカマンボウには尾びれがあり、マンボウには尾びれがありません。また、分類上もそれぞれ別の科の生き物とのことです。(アカマンボウは「リュウグウノツカイ」に近い種とされています。以下の魚ですね。てかデカッ!(゚д゚))
出展 https://klops.ru/news/obschestvo/114489-pyat-chudisch-kotoryh-mozhno-vstretit-kupayas-v-baltiyskom-more
水深501m~1,000mまでの深さで生息している深海魚一覧
2.クロアンコウ
出展 http://www.cnn.co.jp/fringe/35056957.html
この「クロアンコウ」は、水深約580mくらいの場所で生息しています。ちなみに、2014年に初めて生きてる姿の撮影に成功したそうですよ!
それと、日本名ですとけっこうベタな感じですが、英名だと非常にかっこいいんです。その名が「Black Sea Devil(ブラックシーデビル)」で、日本語に直訳すると「黒い海の悪魔」です。かなりクールな感じですね!
3.デメニギス
(mbari公式Youtubeチャンネルより)
この「デメニギス」は、水深約800mくらいの所で生息しています。ちなみに、生きている姿が発見されたのが、何と2004年と最近のことなんだそうですよ!
それと、その見た目は動画の通り全身が真っ黒ですが、何故か頭部だけ透明の膜で覆われて、中が丸見えですね。けっこうリアルです。
まだまだ生きている姿が発見されて間もないということで、実際に分かってないことも多く謎の多い魚です。
4.オオグチボヤ
出展 https://www.montereybayaquarium.org/animal-guide/invertebrates/predatory-tunicate
この「オオグチボヤ」は、水深約900mくらいの場所で生息しています。見ての通り非常に大きな口が特徴です。(この口で沢山の海水を飲み込み、その中の有機物を栄養として体内に取り込んでいます。)
ちなみに、その大きな口のせいからか、時には小さな甲殻類なども水と一緒に吸い込んでしまうこともあるそうですが、その時はその甲殻類もそのまま食べるんだそうですよ。(゚д゚)!
5.コウモリダコ
出展 https://viewkick.com/top-10-terrifying-creatures-that-live-in-the-deepest-and-darkest-part-of-the-ocean
この「コウモリダコ」は、水深約900m位の所で生息しています。その見た目からか、英語圏では「ヴァンパイア・スクイード(地獄の吸血鬼イカ)」などと呼ばれているそうです。
というか、日本名では”タコ”と付きますが、なぜ英語圏では”スクイード=イカ”なんでしょう? その辺が気になって更に深く調べて見たところ、どうやらその理由は足の数だそうです。
これはどういう事かと申しますと、このコウモリダコが日本で初めて発見された時、腕が8本であったため、”タコの仲間だろう”ということで、コウモリダコと名付けられたそうです。
ですが、その後ポケット(袋口)の中から2本の腕が発見され、腕が10本あるということで、英語圏でヴァンパイア・スクイードと名付けられたようです。
6.テヅルモヅル
出展 http://archive.serpentproject.com/1107/
この「テヅルモヅル」は、水深約1,000mくらいの場所で生息しています。見た目はサンゴのようですが棘皮動物です。
それと、腕は5本ですが、画像の通りその腕が、いくつも枝分かれをした触手となっています。まだまだ不明確な部分が沢山あり、謎の多い動物です。
7.ダイオウグソクムシ
出展 https://www.flickr.com/photos/rex_young/6974059925
この「ダイオウグソクムシ」は、水深約1,000mくらいの場所で生息しています。見た目の通り、世界最大のダンゴムシの仲間として有名なようです。
また、海底に落ちている魚などの死骸を食べるため、「海の掃除屋」とも呼ばれているそうです。小さい物をだけを食べるのかと思いきや、意外とくじらなどの大きい魚の死骸なんかも、食べることがあるそうですよ!
ちなみに、くじらまで食べるんだからかなり食欲旺盛なのかと思いきや、実は飢餓にも強いそうで、何と8週間ほど絶食させても平気だと言われているようですね。(゚д゚)!
過去には、三重県の「鳥羽水族館」で飼育されていたダイオウグソクムシが、5年以上絶食していたという記録などもあります。
8.ミツクリザメ
出展 https://churashima.okinawa/en/ocrc/339/923
この「ミツクリザメ」は、水深約1,000mくらいの場所で生息しています。ちなみに、主に日本で発見が報告されているようですね。
過去には、横須賀で13匹が捕獲され、そのうち生存していた11匹が、八景島シーパラダイスで展示されていたこともあったようです。
9.ラブカ
出展 https://dandeetv.wordpress.com/2014/09/07/wonderful-creatures-1-frilled-shark-chlamydoselachus-anguineus/
「ラブカ」は、水深約1,000mくらいの所で生息しています。ちなみに、このラブカは”生きた化石”とも呼ばれ、約3億5000万年以上前から生息しているとも言われているんだそうですよ!
マンモスがいたとされるのが、今から約400万年前~1万年前頃ですから、それよりもさらに昔となると、まさに”太古の生物”といっても過言ではありませんね。
というか、そんなにも長く生きている生物が現代にいることに、ただただビックリしました。さすが深海です。
10.イトヒキイワシ
出展 http://catalog.digitalarchives.tw/item/00/06/9d/ea.html
この「イトヒキイワシ」は、水深約1,000mくらいの所で生息しています。
ちなみに、「三脚魚」とも呼ばれているそうですが、その由来は、腹びれと尾びれが異常に発達しており、これを伸ばしてカメラを支える三脚みたいな格好で獲物を待ち構えていることから、そう呼ばれているんだそうです。
水深1,001m~6,000mまでの深さで生息している深海魚一覧
11.ヒノオビクラゲ
出展 http://www.aquariumofpacific.org/onlinelearningcenter/species/pelagic_siphonophore
さて、ここからは水深がググッと深くなります。この「ヒノオビクラゲ」は、水深約2,000mくらいの所で生息しています。かなりスケスケですね。
ちなみに、こんなふんわりとした感じですが、実は肉食ということで、餌は主にエビ類・アキアミ・カイアシなどの、小さい甲殻類を食べているようですよ!(゚д゚)
12.フクロウナギ
出展 https://www.youtube.com/watch?v=o1afjgKlkY4
この「フクロウナギ」は、水深約3,000mくらいの所で生息しています。日本では主に小笠原諸島近海でよく目撃されているそうですが、その見た目とては大きな口と長い尾が特徴的で、全長が最大で約1m位あるそうです。
また、尾の先の方には発光器があり、その尾をルアーのように使い、餌である小魚たちをおびき寄せている可能性があるとのことですね。(深海ですから、まだまだその辺は解明されていないのでしょう。)
13.スクイッド・ワーム(イカムシ)
出展 https://www.theguardian.com/science/video/2010/nov/24/submersible-squid-worm
この「スクイッド・ワーム(イカムシ)」は、水深約3,000mくらいの場所で生息しています。体長は3cm程と小さいようですが、見ての通り自分の身体よりも長い手が10本程ついており、胴体にある触手のようなもので、深海を泳ぎ回っているそうです。
ちなみに、2010年に発見されたばかりの新種とのことですよ!
14.センジュナマコ
出展 http://www.myconfinedspace.com/2008/10/25/scotoplanes/
この「センジュナマコ」は、水深約5,000mくらいの所で生息しています。というか、何かに似ていると思いませんか? じゃがいもではありませんよw
実は英語圏では「Sea Pig(海豚)」と呼ばれているそうです。確かに見た目が豚っぽいですね! (個人的には、芽の付いたじゃがいもにも見えますがw)
それと、このセンジュナマコですが、見ての通り触手の数が半端ないですが、何と全部で、10本の手と14本の脚があるんだそうです。
沢山の手で餌を口の中に運び、尚且つ、沢山の脚で海底を散歩したり、海流に流されていかないように踏ん張っているんだそうですよ!
15.シンカイクサウオ
出展 http://fishindex.blogspot.jp/2013/07/deepest-living-fish-hadal-snailfish.html
この「シンカイクサウオ」は、水深6,000mくらいの所で生息しています。画像を見ると体長が大きめに見えますが、実際は10cm~20cm程と小柄です。
ちなみに、生息場所が深海6,000mとかなり海底に住んでいる為、このシンカイクサウオに関するデータはまだまだ少なく、未だ謎に包まれた生物とのことですよ!
おまけ-シンカイクサウオの仲間!?
さて、最後におまけとしてご紹介するのは、深海8,000mのマリアナ海溝で新たに発見された新種です。(シンカイクサウオの仲間とされています。) ※以下Youtube/tom springerより
見た目は見ての通り、おたまじゃくしの大きい版ですが、その大きさは手のひらサイズ位のようですね。大きな頭部とひらひらとした羽根のようなヒレが特徴です。
ちなみに、ウロコなどは無いようで、身体もとても傷つきやすいとのことですよ!
深さ200m以上の深海に生きる魚15匹のまとめ記事-終わりに-
さて今回は、水深200m以上に生息する深海魚の種類を、深さ別の一覧にして画像と共にご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
このように、深海ということで、まだまだ未解明なところが沢山ありますし、あまり聞き馴染みのない魚も多かったかとは思いますが、見ているだけでワクワクしますよね。^^
というか、これからどんどん新種の深海魚も発見されるかもしれません! その時は、再びこちらで記事にしてご紹介させて頂きます。^^
という訳で、今回の記事は以上となりますが、最後に、オオグチボヤが小さな魚を飲み込むシーンを撮影した動画を発見しましたので、こちらをご紹介して本記事の締めとさせて頂きます。かなりガッツイちゃってます!(YouTube/waitineedthaより)