やけどの水ぶくれの処置にオロナインってどうなの?


 

 こんにちは、トレンドボーイです。さて、先日友人に会ったときに、彼が腕に包帯を巻いていました。それを見て、私は”一体どうしたのか?”と尋ねると、どうやら料理中に鍋をひっくり返して、そこからちょっと油が腕に飛んだそうです。

 

 それを聞いた時に”ちょっとしたヤケド位で包帯なんて大げさだな~”と思ったのですが、彼は跡が残らないようにキチンと病院で診てもらって、正しい処置を受けたのだそうです。実際に、やけどした直後は小さな水ぶくれが出来る位の症状だったみたいですね。

 

 という事で今回は、水ぶくれができるようなヤケドをした場合の、正しい処置方法などについて気になったので、その辺について詳しく調べてみることにしました。

 

 それと、病院に行かずに自分で治したいという場合に、オロナインなどの薬局で購入できるような薬で対応できるのか?という部分についても調べて見ましたので、ぜひ最後までご覧ください。

 

このページの目次

やけどは深度によって処置方法が変わる? Ⅰ度~Ⅲ度熱傷?


 

 さて、いきなりですが、皆さんはヤケドをした時にどういった対処をされていますか? 多くの方は、まず水や氷で冷やすことを考えると思います。

 

 もちろんそれが正解であることが多いのですが、実はやけどの深度や箇所によっては、冷やすだけでなく、その他の処置の仕方などに気をつけなければならないこともあります。

 

 ということで、実際にやけどをしてしまったら、まずはどれくらいの状態であるかを把握しましょう。具体的に、やけどの深度は以下のように分かれています。

 

Ⅰ度熱傷・・・皮膚の表皮のみ損傷している状態です。ヒリヒリして赤く腫れますが数日で自然に治って行き、やけど跡も残ることは無いです。

浅達性Ⅱ度熱傷・・・皮膚の真皮上層まで損傷している状態です。痛みが強く、水ぶくれができます。やけどの後の処置の仕方によっては、跡が残ってしまうかもしれません。

深達性Ⅱ度熱傷・・・皮膚の真皮深層まで損傷している状態です。それほど痛みはなく、皮膚が白くなります。やけどの跡は比較的残りやすいので、皮膚科での治療が必要です。

Ⅲ度熱傷・・・皮膚全層を損傷している状態です。感覚が失われている状態ですので痛みは感じません。やけどの部分は白く乾燥して水ぶくれなどはできません。やけどの跡はハッキリと残ります。

 

 う~ん、一口にやけどと言っても、皮膚のどこまで達しているかで全然症状が違うのですね。この中で、2度熱傷と3度熱傷については、やけどの跡が残ることもあるので、キチンと病院に行って診察を受ける必要がありそうです。

 

 ですが、1度熱傷については、やけどした後の正しい処置の仕方などを知っておけば自分でも対処出来そうです。という訳で、まずは1度熱傷のような軽いやけどをした場合の処置方法などについて詳しく見て行きましょう。

 

ひりひりする軽度のやけどの対処方法は? ラップ? リンデロン?

 

 では、1度熱傷のようなヒリヒリするようなやけどの時は、一体どの様な処置をすれば良いのでしょうか? その辺について、早速調べてみました。

 

 で、その調べた結果ですが、基本的には水や氷で傷口を洗いながら、冷やして痛みが引いていくのを待ちます。ちなみに、なかなか痛みが引かないという場合は、ラップや絆創膏を使って、やけどの部分が空気に触れないようにすると効果的なようですね。

 

 これは何故かと言いますと、ヤケドは空気に触れると痛みを感じやすいからのようです。確かに水から手を出すとジンジンしますよね。なので、サランラップやキズパワーパッドなどの絆創膏を使って、その空気を遮断しながら治すという訳です。

 

 それと、その他の処置方法としては、オロナインH軟膏などを塗るという方法もあります。このオロナインは、殺菌作用と炎症を抑える効果などを持っていますので、軽いやけどをした後の皮膚の保護になります。以下参考ツイートをTwitterより引用


https://twitter.com/moegashiri/status/658644782248361984



オロナインH軟膏 11g【大塚製薬】

ヒリヒリするやけどの適切な処置の仕方は?

 

 それと、このような軽い症状のやけどならば、リンデロンなどのステロイド系の軟膏を使うっても早く治って良いそうです。以下参考ツイートをTwitterより引用


 しかし、ステロイドと聞くと、継続的に使用すると免疫が落ちるなどの副作用が心配な方もいらっしゃると思います。そんな事もあり、”あまり良い印象が無いな…”という人もいるかもしれません。

 

 ですが、そもそもステロイド系の軟膏は、軽いやけどなどの短期的な使用に限れば、即効性が高く、尚且つ炎症や細菌の発生を防ぎますので、あながちデメリットだけでは無いとのことですね。

 

やけどの水ぶくれの処置にオロナインとかの薬ってどうなの!?

 

 さて、1度熱傷のような軽いやけどの場合は、やけどの部分を清潔にして痛みを抑えることで、2~3日で自然に治りますが、治し方に困るのはやけどで水ぶくれが出来た時です。

 

 先ほどもお伝えした通り、水ぶくれが出来た時は2度熱傷を疑うのですが、それが深達性だったらヤケドの跡が残ってしまいます。さらに、その水ぶくれが破れたら、そこから細菌が入ってしまい感染症になるというリスクもありますので、やはりその処置には注意が必要です。

 

 なので、軽いやけどであると思っていても、やはり水ぶくれができたような場合はなるべく破らないように注意して、早めに病院などの医療機関で診てもらう方が良さそうですね。

 

 ちなみに、水ぶくれが出来たヤケドに対して、前項でご紹介したようなオロナインやリンデロンなどの薬を使用するのはあまり良くないです。これは何故かと言いますと、オロナインやリンデロンに含まれる消毒の作用が、皮膚を再生する細胞までダメにしてしまうからなんだそうですね。

 

 なので、治るまでに時間がかかってしまうという結果になりかねません。実際に、オロナインの効能・効果の欄には、やけど(軽いもの)という記載があります。ここでいう”軽いもの”というのは1度熱傷のやけどであり、水ぶくれができるほどの2度熱傷の場合は、やはり使用しないほうが良さそうですね。

 

やけどの水ぶくれの治し方についての記事-おわりに-

 

 さて今回は、やけどの処置の仕方について、その深度別の知識についてや、さらに水ぶくれができた時に、どのような対処をすれば良いのか?について詳しく見てきましたが、いかがでしたでしょうか?

 

 今回の事をまとめると、赤く腫れてヒリヒリするようなやけどの場合は、市販薬などを使って自分で治療出来ますが、水ぶくれができるようなやけどの場合は、キチンと病院で診て貰った方が良いということが分かりましたね。なので、友人の処置方法は正しかったという事になります。

 

 では最後に、2度熱傷のヤケドの治療方法について説明している動画を発見しましたので、こちらを紹介してこの記事を締めさせて頂きたいと思います。

 

 やはり、深い部分まで損傷してしまったやけどに対しては、ちゃんとお医者さんに診て貰った方が良いと再確認出来る内容ですので、是非ともご覧ください。(Youtube/しのぶ皮膚科院長チャンネルより)

指をやけどした時の適切な処置は? 水ぶくれにキズパワー!?

やけどで水ぶくれが破れた時の処置の仕方は? 完治までの日数は?

 

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