端午の節句! 兜を買う人って誰なの? 兜を飾る時期は?
こんにちはトレンドガールです。さて入学式シーズンが終わり、そろそろこどもの日がやってきますね。皆さんこのこどもの日に準備する物と言えば、一番に何を思いつきますか? やはり鯉のぼりや鎧兜ですよね。^^
ちなみに、今回は後者の鎧兜についてですが、この鎧兜についてどのくらいご存知でしょうか? 一般的な習わしとして誰が買うのかや、飾る時期など結構疑問はありますよね~。
という事で、自分達だけではなかなか簡単には買えないこの鎧兜について、結構知られていない内容もあるかと思いますので、今回はその辺について詳しく調べてみることにしました。
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端午の節句の鎧兜を買う人って誰なの?
さて、男の子がまず一番最初に迎える端午の節句ですが、この端午の節句で使う鎧兜って、一般的に誰が準備するものなのでしょうか? 気になったのでまずはその辺について調べてみました。
すると現在はどうやら、端午の節句の鎧兜は、母方の祖父母がプレゼントするというしきたりがあるようですね。要するに初節句を迎える子供の母親の両親という事になります。ではいつからそのようになったのでしょうか?
そもそも、江戸時代は兜を室内に飾るというものは一般的ではありませんでした。ちなみに、どうしていたかというと、家の前にのぼりをたてるといったもので、そののぼりは父親側の両親が用意していたようです。(逆に、女の子の雛人形は、母親側の両親が用意してくれるていたようです。)
ところが、こどもの日の飾りが、のぼりから室内に移っていくようになって、いつの間にかのぼりが姿を消し兜飾りに変わると共に、母方の祖父母が用意する雛人形の習慣が、そのまま兜飾りにも移行されたと言われています。
ちなみに、私の友人は子供の兜を買うのに、自分の両親と旦那さんの両親が険悪な雰囲気になったと言っていました。というのも、友人は自分の両親と家が近いため、鎧兜を旦那さんのご両親に相談することなく買ってしまったそうです。
そして、旦那さんのご両親が「どんなものが欲しいのか?」と相談してきた時に、すでに購入した旨を伝えたようで、その時に怒ってしまったと言っていました。
このように、一般的には母方の祖父母となっていますが、何も言わずに購入すると関係がぎくしゃくしてしまう可能性もありますので、このようなトラブルを回避する為に、相手のご両親も交えてよく相談するようにすると良いのではないでしょうか?
ちなみに、もしもどちらのお家で用意するのか、なかなか決まらないようであれば、「現在の一般的な風習に習って、母方の祖父母がプレゼントするとしませんか?」と言ってみても良いのかもしれません。
その代わり、大きい出費として小学校入学時のランドセルの購入などは、父方の祖父母にお願いするという形にすればOKなのではないでしょうか? とにもかくにも、せっかくの御祝いなので、どちらが購入するかで揉めるのは避けたいところですよね。
それと、どちらにしても購入していただけるというのは、比較的薄月給の若い夫婦にとってはありがたいものですし、せっかくの御祝いなので、皆で楽しく過ごせるようにしたいものです。
鎧兜のサイズってどんな物がある? ミニサイズ?
さて、最近はマンションなどに住む人が増えてきて、面積も小さくなり床の間の無い家なども増えてきています。そんな場合には、一体どこに鎧兜を置いたら良いのか困ってしまいますよね。
で、ズバリですが、そんな時に便利なのが、小さいサイズ(ミニサイズ)の鎧兜です。というか、そもそもサイズってどのようなものがあるのでしょうか?
という事で、詳しく調べてみると、どうやら通常市販されているのは、4号~15号と30号が多いようです。なので、ミニサイズにあたるのは4号とか5号あたりでしょうね。
ところで兜の号数はどうやって決まるかご存知でしょうか? 実は”鉢”と呼ばれるヘルメットの大きさによってその号数が決まります。ですので、一概に4号を選んだからといって置くスペースが小さいとは限らないのです。
ということで、小さいサイズを購入したい場合は、実寸の表記を確認するようにしましょう。4号~5号で鎧がついた鎧兜タイプの場合は、ケースに入っているタイプのものが多くなります。
そして、ケースサイズの目安ですが、「間口43cm×奥30cm×高55cm」前後となっていています。ですが、先程も述べましたように、同じ号数でもそれぞれサイズが違うので、そのケース自体のサイズの確認が必要です。(また、気になる値段は4万円代から15万円代位が中心のようですね。)
ちなみに、4号と5号どちらを選んだら良いか迷った場合、値段もケースのサイズもほとんどが変わりがない5号を選ぶ人が多いようです。また、4号より5号の方が商品も沢山出ています。
それと、次の6号になると、ケースではなく、床の間などに置くタイプが沢山出てきますので、ミニサイズを購入したい方は、やはり5号をおすすめします。
あとは、4号や5号でも置くスペースが無いという方は、手のひらに乗るサイズの超ミニサイズなどもあるようですね。こちらは小さくてもちゃんと作り込んであるから凄いです。
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端午の節句で鎧兜を飾る時期はいつからなの?
さて、実際に鎧兜を買った後に疑問になるのは、やはり飾る時期についてですよね。いつから飾れば良いのでしょうか?
という訳で、早速その辺について詳しく調べて見たところ、どうやら一番良いとされている時期は、春分の日(今年は3月20日)辺りから4月中旬のようですね。(遅くてもゴールデンウィーク前の4月末までには飾り終える方が多いようです。)
ちなみに、個人的には春分の日を過ぎた辺りから出すことをオススメします。要するに早めに出すという事ですね。これは何故かと言いますと、あまり遅くに出すと、すぐに終わればしまうという感じになり、面倒だからです。
話を戻しまして、次にしまう時期ですが、雛人形などはしまうのが遅いとお嫁に行きそびれるなんて話も聞きますが、兜にはそういった話はないようですね。なので、その日や次の日など急がなくても構わないようです。
ちなみに、鎧兜をしまう時の目安ですが、こちらこどもの日が終わった後の、天気の良い空気が乾燥した日を選びましょう。何故なら1年間保存して置く際に、箱の中が湿気が溜まったままですと、カビなどの原因になるからですね。ということで、梅雨に入る前の5月中旬までにしまうようにしましょう。
それと、この鎧兜をしまう時の注意点についてですが、兜の角の部分が錆びないように、綺麗に拭いてからしまうようにしましょう。基本錆止めが塗ってあるので、なかなか錆びにくい素材とはなっていますが、できるだけ綺麗な状態で長持ちさせるため、綺麗に拭いてあげると良いと思います。
兜を買う人や飾る時期についての記事-終わりに-
さて今回は、端午の節句の鎧兜について、一体誰が買うのか?という疑問についてを始めとして、その他にも、飾る時期はいつからいつまでなのか?という疑問についても調べて書いてみましたが、いかがでしたでしょうか?
ちなみに、この鎧兜は初節句を迎える男の子に贈られるもので、人が使ったものを譲り受けることは出来ないとされています。これは何故かと言いますと、その子が一生を過ごしていく中で振りかかる災に対して、この鎧兜が守ってくれるからと言われているからです。
ですので、与えられた兜は、一生その子のもので終わると言われているのです。なので、基本的には2人目の男の子が初節句を迎える際も、その子用の鎧兜をもう一つ購入する必要があるようです。(ですが、置くスペースなどの問題もあるので、現実的には身を守る弓矢などを買うようですね。)
ちなみに、弓矢の場合、1番上の長男だけが鎧兜といった立派な物を与えるので少し不公平な気もしますが、やはり一般的な日本の家屋というのはそこまで広くはありませんので、2人目から兜の横にこの弓矢を飾ると良いでしょう。
話を戻しまして、この鎧兜ですが、引っ越しや就職、それと子供の成長につれて、だんだんと飾ることも無くなり、最後は押し入れの奥に追いやられてしまうかもしれません。
ちなみに、私はひな祭りでしたが、昔はひな壇を作るのはさながら日曜大工並みに大変で、小さい頃に親が組み立てているのを、横でじっと見ていた記憶があります。
そのひな壇も場所をとる関係で、いつしかひな壇自体は捨ててしまい、雛人形だけを飾っていましたが、その雛人形もいつの間にかクローゼットの奥に眠りっぱなしになっています。
ですが、やはりこういった物は飾る事に意味がありますし、何よりも悪い邪気などから身を守る物でもありますから、子供の健康と成長を願い、できれば大きくなってもかわらず飾っていきたいものですよね。
※最後に、こどもの日の鯉のぼりを制作している様子を収めた動画を発見したので、そちらをご紹介して今回の記事を締めたいと思います。(Youtube/朝日新聞デジタル公式チャンネルより)