冬に雨が少ないのは何故? 降った時の湿度は?
こんにちは、トレンドガールです。さて皆さんは、冬になると雨が少ないと思われますか? これは、お住まいの地域によって感じ方が違うと思いますが、基本的に太平洋側の地域では全体的に雨が少ないようですね。
ちなみに、住む地域によって気圧配置なども違うので、北海道のように氷点下が毎日続く所もあれば、沖縄みたいに15℃前後の気温が続く所もありますが、ここ東京では冬に雨は数えるくらいの日数しか降りません。それを裏付けるように、関東の年間の降水量を比べてみると、やはり冬に雨が少ないようですね。
そこで今回は、冬に雨が少ない理由は何故なのか?という部分を始めとして、その他にも、雨が降った時の湿度はどの程度なのか?という部分について、詳しく調べてみることにしました!
この記事を読んで頂くと、冬の天候の特徴について深く理解出来ると思いますので、ぜひ最後までご覧下さい。それではスタート!
このページの目次
冬に雨が少ない理由は何故なの? 山脈と地域差との関係性とは?
さて、それではまず、冬に雨が少ないのはどうしてなのかについて、詳しく調べた結果をお伝えしたいと思います。
あ! 先述したように、こちらはあくまでも”基本的に”という話しなので、地域差があるという事だけは、事前にご了承下さい。まぁ、タイトル的に雨が少ない地域の方が多く見ているとは思いますが、一応事前にお伝えさせて頂きます^^;
という訳で、まずは日本全国における天候の地域差についてですが、これは、全国のお天気情報を見ると良く分かるのですが、こちら大きく分けて太平洋側と日本海側で、真逆の天気になる事が多いようです。
特に、太平洋側が晴れているのに、日本海側では雨や雪のマークが付いているなんて事も良くあるのですが、この理由としては季節風の影響などが関係しているようですね。
これはどういう事かと言いますと、例えば冬の季節は北西の方角から季節風が吹くのですが、これによって日本海側が冬型の気圧配置となります。その際に、雪雲が掛かり降水量が増えるのですが、この季節風が山脈を超えて太平洋側に着いた時には、雪雲から雪が落ちて乾いた気候となるのです。
ですので、日本全体が日本海側と太平洋側を分けるように山脈が連なっているのが、天候の地域差の大きな原因となります。特に、東北の奥羽山脈や日本アルプス、中国山地などが大きな影響を与えていると考えられていますね。
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また、これとは逆に、夏の場合は南東の季節風が吹いて、太平洋側に雨雲を運んで来ます。そして、冬と同様に山脈を越える際に雨雲から雨が落ちてしまい、その結果、今度は日本海側が乾いた気候となるのです。
これらの理由によって、主に太平洋側が冬に雨が少なく、夏は降水量が多いという事に繋がるようです。
その証拠に、同じような気温地域である、太平洋側の静岡と日本海側の金沢の年間降水量を比べてみると、静岡は6~9月に雨が多く12~2月が最も少ないのですが、金沢では逆に12・1月が年間で最も多いようです。
以上が、日本全国における降水量の関係性についてでしたが、ここまでの事を端的にまとめると、季節風と山脈の影響によって、雨の量が変わるという事になりますね。ぜひ参考にしてみて下さい^^
冬に雨が降った時の湿度はどの程度なの? なぜ結露が起きやすい?
さて次に、冬に雨が降った時の湿度はどの程度なのかについても詳しく調べてみましたので、そちらを今から詳しくお伝えして行きたいと思います。
まず、湿度については皆さんイメージ的に分かっていらっしゃるかと思いますが、こちら改めてご説明しますと、“ある気温において空気中に含まれている水蒸気が、飽和水蒸気量に対しての比率”を示しています。これが湿度の正体ですね。
あ! それとどうやら、空気中に水蒸気を含む事が出来る量(飽和水蒸気量)というのは決まっているようで、それは気温によって変わるようですね。その為、基本的に気温が高いほど多くの水蒸気を含む事が出来て、その逆に気温が低いと許容量が減るという事になります。
ちなみに、日本は平均的に雨が多く湿度が高いのですが、湿度平均は60~70%程度と言われています。特に、梅雨と豪雪により、北陸地方は年間を通して70%を下回る事がないようですね。
では、冬の雨の日の湿度はどの程度なのかについてですが、こちらネット上を見ると、よく「雨の日=100%」か、それに近い数値と思われている方が結構多いみたいですが、これについては間違いのようです。
これは何故かと言いますと、湿度が100%というのは空気そのものがミストみたいな状態になり、ただ黙って立っているだけでも、服が濡れるという事だからです。
また、皆さんも経験があると思いますが、雨の日でも気温が高ければ、時間が経つに連れて服が乾く事がありますよね。これは、濡れた服に付いた水蒸気が蒸発して、空気中にまだ水蒸気を含む事が出来る証拠でもあるようです。
という訳で、以上の理由から雨の日の湿度は100%ではなく、実際の所80~90%の間と言われていますね。もし、天候が雨で霧が掛かっていた場合には、100%に近い湿度と言えるかもしれません。
ちなみに、2年前の3月に関東・九州地方で濃霧注意報が発令されました。この時、東京で湿度が100%と発表されたのですが、このような特殊条件でないと中々100%にはならないと思っていた方が良いでしょう。
※以下Twitterより参考画像入りツイートを引用
https://twitter.com/twinews2/status/706666473528258560
霧の発生条件って?2016年3月7日は関東で濃霧だったらしいけどどういう仕組みなのか調べてみた。 https://t.co/ulH3RTfz4C pic.twitter.com/9RipDxh6cS
— けいすけ/@限界突破 (@kesuikemayaku) March 8, 2016
それと、こちら余談ですが、冬に部屋の結露が起きやすいのは、特別に湿度が高いからという訳ではなくて、低い気温が関係しています。これはどういう事かと言いますと、大気中の水分というは基本的に温かい空気を好みますから、低い空気は苦手なのです。
そんな事もあり、寒い部屋の片隅である窓辺などは、特に水分が空気中に存在する事が出来なくなって、水滴となって窓などに現れるようですね。
冬に雨が少ない理由や降った日の湿度についての記事-終わりに-
さて今回は、冬に雨が少ないのはどうしてなのかについてを始めとして、その他にも、雨が降った時の湿度はどの程度なのかについて詳しく調べて書いてみましたが、いかがでしたでしょうか?
今回の記事を踏まえると、やはり筆者が住んでいる関東地方は、基本的に冬には雨が少ないという結果となりましたが、これらの大きな理由が冬型の季節風と日本列島に連なる山脈によるものと分かり、非常にスッキリしました^^
また、過去の降水量のデータなどを見ても、日本海側と太平洋側では全く違うので、もし興味のある方は、気象庁のホームページから見る事が出来るので、ぜひ一度ご覧になってみて下さい。
ちなみに、先週から関東地方を中心に大雪が降り、非常に厳しい冬型の気圧配置となっていますが、まだまだ今後も寒波がやって来るようなので、くれぐれもご自愛くださいねm(_ _)m
という訳で、今回はこれにて記事を終了したいと思います。最後までご覧頂きありがとうございました!
※ラストに、冬の乾燥肌と湿度の関係性について解説している動画を発見しましたので、こちらをご紹介させて頂いて、今回の記事の締めとさせて頂きます。
この動画では、タレントのローラさんが出演していて、乾燥肌対策についても紹介されているので、是非ご覧下さいね^^ それではまた会いましょう! (YouTube/美人のヒミツ!より)