現在のイチローの通算安打数は? 世界記録は出せる?
こんにちはトレンドBOYです。さて、メジャーリーグ/マイアミ・マーリンズのイチロー選手が、先日(5月22日)のオリオールズとの試合でヒットを放ち、米国での通算安打数で、あの野球界の伝説「ベーブ・ルース」氏を抜いたと話題になりました。
という訳で今回は、イチロー選手の日本とアメリカでの通算安打数の状況や、世界記録の可能性などについて、詳しく調べてみましたので、その詳細を今から書いて行きたいと思います。
このページの目次
イチローのプロフィール! 日本プロ野球の通算安打数は?
さて、今回ご紹介するイチロー選手については、説明するまでもなく皆さんよくご存知だと思いますが、まず始めにプロフィールの方をサラッとおさらいしておきましょう。
※集英社文庫本「イチローイズム」/石田雄太
- 本名 鈴木一朗
- 生年月日 1973年10月(41歳)
- 出身地 愛知県
- 学歴 愛知県名電高校卒 甲子園に外野手および投手として出場
- 1992年~2000年 オリックス
- 2001年~2012年7月22日 シアトル・マリナーズ
- 2012年7月23日~2014年 ニューヨーク・ヤンキーズ
- 2015年~現在 マイアミ・マーリンズ
それと、イチロー選手の日本のプロ野球での主な記録は、1994年~2000年連続首位打者で、この7回は張本氏と並んで日本最多タイ、通算安打数は1,278本、通算打率は.353(打数は3,619本)です。
ちなみに、日本の歴代最多安打は張本勲氏の3,085本で、次が野村克也氏の2,901本、その次が王貞治氏の2,786本と続いています。(通算打率(4,000打数以上)ではリー氏が.320 若松勉氏が.31918 張本勲氏が.31915が上位です。)
イチローの米国での通算安打の状況は? ベーブルース越え?
さて次に、アメリカ・メジャーリーグの通算安打数についてですが、トップは4,256本でレッズのP・ローズ氏、2位が4,191本でタイガースのT・カップ氏、そして3位が3,771本でホームランバッター、ブレーブスのH・アーロン氏となっています。
それと、野球の神様ともいわれるヤンキースのベーブルース氏は2,873本で42位でしたが、イチロー選手が抜いたために43位になりました。
ちなみに、イチロー選手は5月22日にヒットを2本打ちましたので、通算安打数は2,875本となっています。(その後24日にも打ってますから、今現在、通算2,876本でメルオットとタイの41位ですね。) このことについて、米国のメディアでも報じられていますが、特別に大きな扱いでは無かったようです。
なお、イチロー選手のバッティングについては、米国に行った当初は、ヒットが多いことは認められても、バントとか内野安打が多いので、必ずしも好意的な見方ではなかったと思われます。
しかし、実績を積み重ねるとともに、彼の人柄も理解され評価も高まっていきました。ヤンキース時代に日米通算4000本安打を記録した際には、スタンディングオベーションで称えられ、イチロー選手自身も感激されていました。
それと先日、日米通算得点で日本の最多得点記録の王貞治氏を抜いた際には、球場でアナウンスされ、やはり日米通算安打の時と同じようにスタンディングオベーションを受けるなど、イチロー選手の打撃や日本の野球の実績に対する見方も変わってきているようです。
なお、イチロー選手自身は、べーブルースを安打数で抜いたことについては、「彼とはタイプも違うし比較することはフェアじゃない」とし、特に何とも思っていないような様子でした。ストイックなイチロー選手らしいコメントですね。
確かに、打撃のスタイルが大きく違いますし、イチロー選手が米国で野球を始めたのは27歳のことですから、通算安打数を比べることは、あまり意味がないかもしれません。
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イチロー選手は通算安打数の世界記録を破れるのか?
さて、通算安打の世界記録については公式なものはありませんので、現実的には野球の歴史から米国か日本かということになるでしょう。
ちなみに、日本の最多安打は前記のように張本勲氏の3,085本で、アメリカはピートローズ氏の4,191本ですから、これが現在の世界記録といえます。
もっとも、これらの記録も米国には過去に黒人だけのリーグがあり、それを通算するとかなり変わるらしいと、23日の「情報7daysニュースキャスター(通称:Nキャス)」というテレビで、北野たけしさんがおっしゃられていました。
それはともかく、イチロー選手の場合、米国での安打数は現在2,876本ですから、米国だけではとてもピートローズ氏には追いつけませんね。そこで、日米通算を認めるかどうかの問題があります。
これについては、米国側には日本の野球を格下のマイナーリーグ並みとし、日米通算に否定的な意見が多いようです。それと、元々プロ野球の記録は、それぞれの国の中での管理された記録ですので、日米通算という発想自体が無かったと言えます。
このように、日本人選手がメジャーで活躍するようになり、日本の野球に対する見方が変わりつつあるといっても、日米通算の記録が、メジャーの記録の中に正規に入り込むのは難しいようですね。
話を戻しまして、そのような事情は別として、イチロー選手の日米通算安打数が、世界記録と言えるピートローズ氏の4,256本を超えられるでしょうか?
ちなみに、イチロー選手の昨シーズン末までの日米通算安打数は4,122本で、ピートローズ氏を超すには135本(=4257-4122)が必要となります。
彼の昨年(2014)の安打数は102本で、その前の年(2013年)は136本でしたから、全盛期のように年間200本以上も打てれば苦もなく世界記録となるでしょう。(ですが、昨年並となると本年中には無理となります。)
それと、最近は出場試合数自体が減っていますので、それが世界記録達成の障害になりそうです。試合に出るためには実績を出す必要があり、好循環で行けるかどうかです。
ちなみに、現状維持くらいでも、1年半で記録に到達する計算にはなりますが、体力、体調をキープできるかも課題となりますね。
自身の体調管理には人一倍努力してきたイチロー選手ですから、まだまだ大丈夫だと思いますが、米国のドライな風土でどこまで使ってもらえるかも心配です。
それと、現在41歳のイチロー選手ですが、通算安打トップのピートローズ氏は45歳までプレーし、2位のタイカップ氏は41歳までというのも参考となります。
イチロー選手の日米通算安打の記事-おわりに
さて今回は、イチロー選手の日本とアメリカの通算安打について調べてみましたが、いかがでしたでしょうか? やはりイチロー選手には、日本を代表する偉大な野球選手として、これからも体に気をつけて頑張ってもらいたいですね。
という訳で最後に、そんなイチロー選手の4月16日の好プレーをご覧ください。かなり際どいバックホームでした。(気になる動画は、コチラのリンク先からどうぞ。あとこちらのドキュメンタリー動画もオススメです。)