端午の節句に五月人形や兜を飾る意味は? ちまきはなぜ食べる?


 

 こんにちは、トレンドボーイです。さて皆さんは、端午の節句の際に、五月人形や兜を飾る理由などをご存知でしょうか?

 

 一般的には、5月5日と言えば「鯉のぼり」のイメージが強いかもしれませんが、近年は住宅事情により、一戸建てではなくマンションに住んでいる方が増えて来ているので、”室内に兜だけを飾る”というご家庭も多いようですね。

 

 ちなみに、「こどもの日」だからと言うだけで、五月人形や兜を飾ってはいませんか? 実は、端午の節句にそれらを飾るのには、ちゃんとした意味があるのです。なので、その意味を詳しく知る事で、子供の成長を祝う気持ちも変わってくると思いますよ^^

 

 そこで今回は、端午の節句の際に、なぜ五月人形を飾るのか?という意味的な部分を始めとして、その他にも、何故「ちまき」なども食べるのか?という部分について、詳しく調べてみる事にしました!

 

 この記事を読んで頂くと、端午の節句で飾り付けをする本来の目的について良くご理解頂けるかと思いますので、ぜひ最後までご覧下さいね^^ それではスタート!

 

このページの目次

端午の節句で五月人形や兜を飾る意味や由来は?




 

 さて、それではまず、5月5日の端午の節句の日において、五月人形や兜を飾る意味や由来について、詳しく調べた結果を今からお伝えさせて頂きたいと思います。これを読むと、昔から続いている風習について深く理解出来ると思いますので、是非読み飛ばさずにご覧下さいね^^

 

 という訳で、早速その辺についてついてですが、こちらズバリ「武家社会の風習が現代まで残っている事」が関係しているようです。

 

 これはどういう事かと言いますと、実は古くから武将にとって兜や鎧(よろい)は、自分の身を守るための道具として大切にされて来たようで、そのため災いを防いだり自身の身を守るために、家に武具を飾っていたようです。

 

 そして、それが後に庶民にも広まって行く訳ですが、でも当時の庶民は本物の兜や鎧を手に入れる事が出来ないので、見た目そっくりの作り物(レプリカ)を飾ったそうです。そうする事で、子供の健康と安全を祈願したと言われていますね。

 

 そして、その事が現代にも続いて、端午の節句の時期に、人形や兜を飾るという風習が根付いて行ったとの事ですよ。なるほどですね~。

 

 ただ、現在では子供が戦場に向かったりなど、特に危険な事は無いため、どちらかというと「無病息災」を願ったり、”五月人形のように立派に育って欲しい”という意味合いが強いようです(゚д゚)

 

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端午の節句でちまきを食べる意味や由来について




 

 さて次に、端午の節句で何故「ちまき」を食べるのか?という部分について、詳しく調べた結果をその理由と共にお伝えさせて頂きます。

 

 という訳で、早速その理由についてですが、まず「ちまき」というのは紀元前の中国から伝わって来たとされていますが、実はその背景には、”とある逸話”が関係していたようです。それは何かと言いますと、以下のような出来事ですね。

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 紀元前に中国にいた屈原(くつげん)という政治家が、国王の側近として仕えていましたが、とある陰謀により左遷させられてしまいます。その際に、屈原は国の未来と自身の行く末を憂い、川に身を投じてしまったのです。

 

 ただ、屈原は人望が厚く、国民にとって非常に人気のある政治家だったので、人々はその事を大変嘆き悲しみます。中には、川に入って遺体を探す者もいましたが、結局は見付ける事が出来ませんでした。

 

 しかしながら、”屈原の遺体が魚に食べられては余りに忍びない”という事で、人々は彼の亡骸に魚が近付かないように、太鼓を叩いたり御供物として「ちまき」を投げ込んだりします。

 

 そんな折に、ある国民が川のほとりである幽霊に出会います。その幽霊とは何を隠そう屈原なのですが、屈原が言うには、「供物としてちまきを投げ入れてくれるのは大変嬉しいが、残念な事に私の所に届く前に、悪い龍に食べられてしまう。なので、今後は龍が苦手にしている”れんじゅ”という葉でもち米を包んで、それを5色の糸で縛って欲しい」との事。

 

 その後は、その国民が屈原の言う通りに、実際にちまきを葉で包んで糸を縛ったら、ちゃんと彼の元に届くようになったと言われています。

 

 これがきっかけとなって、屈原が亡くなったとされる5月5日に、「ちまき」をお供えして食べる習慣が中国で定着し、それが後に日本にも伝わって来たとされているようですね。

 

 それにしても、とても不思議なお話です。いずれにせよ、もしもこの辺の逸話が無かったら、「ちまき」を食べる風習は無かったでしょうし、日本にも伝わって来なかったでしょう。

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 話は変わりますが、屈原のエピソードは「ちまき」に限らず、「ドラゴンボートレース」の由来にもなっているようです。このレースは、太鼓の合図によって船を漕ぐタイミングやスピードを変えるのですが、この辺は先述した屈原の逸話の、魚を威嚇する太鼓から来ていると言われています。

 

 いずれにしても、端午の節句でちまきを食べる事は、お子様の成長や健康を願うだけでなく、屈原の命を懸けた愛国心なども関係していますので、今年ちまきを食べる際は、その辺に思いを馳せてみてはいかがでしょうか?^^

 

端午の節句に兜を飾ったりちまきを食べる理由の記事-終わりに-




 

 さて今回は、端午の節句に五月人形や兜などを飾る理由についてを始めとして、その他にも、ちまきを食べる意味や由来などについて、詳しく調べて紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか?

 

 正直言って、筆者もこれまで、なぜ端午の節句の際に五月人形や兜を飾ったり、ちまきを食べるのかが分かりませんでしたが、このような意味合いがあるとはびっくりでしたね。特に、ちまきの由来に関しては、多くの方々の屈原に対する思いなども伝わって来て、とっても感動しました。

 

 いずれにしても、今回この記事を読んだ事で、端午の節句に対するイメージが少しは変わったかと思いますので、今年は男の子の成長や無病息災を願うだけでなく、古くから続く風習なども、ぜひお子様方に伝えて頂ければと思いました。

 

 という訳で、本日は以上これにて記事を終了したいと思います。最後までご覧頂きありがとうございました!

 

 ラストに、竹の皮を使った中華ちまきのレシピ動画を発見しましたので、こちらをご紹介させて頂いて、今回の記事の締めとさせて頂きます。

 

 この動画では、非常に分かりやすく中華ちまきの作り方を紹介してくれていますので、ぜひ参考がてらご覧くださいね^^ とても美味しそうですよ! (YouTube/ビデリシャスより)

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