2015年のミレニアム開発目標達成目標年ってなに?
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こんにちはgossip_boyです。さて突然ですが、2015年はミレニアム開発目標達成目標年と言われていますね。
というか、ミレニアム開発目標って皆さんご存知ですか?なかなか難しい内容ですので、これから簡単にまとめてみますね。
このページの目次
そもそもミレニアム開発目標とはなんだ?
さて、まずミレニアム開発目標についてですが、こちらは英語で”Millennium Development Goals”と言います。(ニュースなどでは”MDGs”と略されて書かれていることが多いです。)
2009年にミレニアムサミットがニューヨークで開催された際に、国連のミレニアム宣言が選ばれましたが、それ以前に採択されていた国際開発目標とこの宣言を統合したものが、このミレニアム開発目標となります。
ちなみにミレニアム開発目標では、以下のとおり、具体的な8つゴールと21のターゲット項目が目標とされています。(ここでは8つのゴールのみをご紹介します。)
1. 極度の貧困と飢餓の撲滅.
2. 普遍的初等教育の達成.
3. ジェンダーの平等の推進と女性の地位向上.
4. 幼児死亡率の削減.
5. 妊産婦の健康の改善.
6. HIV/エイズ、マラリアその他疾病の蔓延防止.
7. 環境の持続可能性の確保.
8. 開発のためのグローバル・パートナーシップの推進.
上に述べたひとつひとつのことは難しい内容ではありませんが、貧しい国だけではその困難から抜け出すのは不可能に近いことです。
けれど、先進国といえども、自国に直接金銭的利益のあることでもない限り、特定の国家が地球全体を引っ張っていくことも難しいでしょう。
そこで、中立的な立場である国連が幹事となり、世界189の国がそれぞれ目標達成への努力、協力をしていこうというものなのです。(先ほどの引用文を簡単にまとめると、以下のような解釈になります。)
2.子供が小学校にキチンと通えるようにしよう。
3.男女の差をなくそう。
4.子供を守ろう。
5.母体を守ろう。
6.病気を防ごう。
7.暮らしの質を向上させよう。
8.世界のみんなで助け合おう。
目標を簡単に言い換えるとこのようになりますが、特別目新しいものや難しいものではありません。
ただ、具体的に数値が掲げられている所と、それらの目標実現が各国のリーダー達によって約束された所が、今までの「宣言」とは異なる部分です。
そして『日本に居住している我々にとって当たり前の環境を世界の人達にも』というのが目標なのですが、2015年に目標達成なるかが気になるところです。
豊かな国のリーダーたちの心意気、そして、私たち個人のありかたまでが問われているような気がしてなりません。
STAND UP TAKE ACTION 2014年夏までの進捗は?
【2】初等教育での子供の就学率が、1990年の80%から2011年で90%に増加。
【3】男女間での教育格差レベルは、初中高等教育の各レベルで0.96~0.98%(2011年)。
【4】5歳未満児死亡率は1990年の97/1000人から、2011年の57/1000人と41%も減少。
【5】妊産婦死亡率は、1990年の440件/10万件から2010年の240件/10万件と45%も減少。
【6】HIVの感染率の推移は、2001年の0.09/100人から、2011年の0.06/100人と3分の2に減少。
【7】改善された水源を利用している人の割合が、1990年の70%から、2011年の87%に増加。
このようになっております。このことから、ある一定の効果は見られているようですね。しかし、目標と掲げた数値までは、2015年までまだまだ努力や協力が必要でしょう。
※以下の動画でミレニアム開発目標について詳しく知ることが出来ます。興味のある方は是非見てみて下さい。(国連広報センター公式動画)
●2015年(平成27年)の「第20回国勢調査」とは? 次はいつ?
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