厄年とは? いつまでお祓いに行けばいいの? お札の置き場所は?
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こんにちはトレンドboyです。さて今回は、厄年とはなんぞや?という所から始まり、その他にもいつまでお祓いに行けば良いか?という事や、お札の置く位置について書いていきたいと思います。
そしてその他にも、厄年の男女の年齢、役年、本厄と大厄、前厄と後厄、数え年、満年齢と男女共通の厄年、お祓いする場所、厄払いの方法や手順、厄除けの金額と相場、服装などについて、詳しく書いて行きたいと思います。
このページの目次
そもそも厄年とは? 陰陽師や役年との関係は!?
さて、日本人なら誰しも気になるこの”厄年”。平均寿命まで長生きすれば、一生の間に、必ず数回は訪れるこの厄年ですが、“病気や災難などの凶事に注意しなければいけない”と、よく言われていますよね。
そんな事もあり、厄年には厄除けのお祓いをしに神社に行く方も多いと思います。では、あなたは正しいお祓いの仕方を知っていますか?というか、そもそもこの厄年とは一体何なのでしょうか?
調べてみたところ、どうやら厄年とは、『一生の間で災厄に遭いやすい年齢(期間)』の事を指しているようです。※厄年の感想をrankingでチェック!
そして、肉体的にも精神的にもバランスを崩しやすい時期とのこと。さらに、思わぬ受難を受けたり転換期であったりと、人生の節目のような年と言われています。
ちなみに、この厄年の起源ですが、古くは平安時代にさかのぼります。それと、この厄年は、陰陽道に基づくものとされていますが、出展は明らかではありません。
さらにこの陰陽道は、中国の五行説などが発祥と言われています。災厄などをお祓いする陰陽師などが有名ですね。(安倍晴明(あべのせいめい)と言えば、誰しも一度は聞いた事があると思います。)
それとこの陰陽道は、天文学や易経、時刻や方角などといった自然観察を用いて、物事の災厄を判断して、災いや不幸に遭いやすい時期などを判断していました。
そして、そこから時が流れて、現在の厄年の決まりが定着していったのが、歴の普及した江戸時代の初期とされています。
ちなみにこの厄年は、別名『役年』とも言われ、役を迎えた人は、特に行いを戒める必要があり、その役を終えて、初めて一人前として認められていたようですね。
そんなこともあり、厄年の判断基準として、地位的なものであったり、役割の移り変わりの年齢に反映されて行ったと言われています。
ちなみに昔は、男性の場合は、大人として扱われるのが13歳と早かったようです。そして、25歳で仕事の中核を担い、42歳で現役引退している人が多かったとのこと。
そして女性の場合は、19歳前後に出産をして、33歳を迎える頃には、子育ても一通り終えていたとのことです。やはり当時の寿命の関係か、今よりも全然早いですね。
厄年の年齢は男女で違う? 本厄と大厄? 前厄と後厄!?
では、気になるこの厄年ですが、一体何歳に訪れるのでしょうか?詳しく調べて見たところ、結構細かくありました。
それとどうやら、一般的に男性と女性では、厄年にあたる年が違うようです。更に”大厄”という言葉を始めとして、”前厄”や”後厄”などという言葉もあるとのこと。
う~ん意味わからん…(゜o゜; という訳で、その詳細を調べて見ました。その結果を、今から詳しくご説明したいと思います。
まず、男性の厄年にあたる年齢ですが、4歳、13歳、15歳、25歳、42歳、61歳とのことです。そして女性の厄年は、4歳、13歳、19歳、33歳、37歳、61歳とのこと。
ん?ということは!? ポクポクポクチーン! やはり先ほどお伝えした『役』の部分と、通じるものがあるようですね。役割の移り変わりや生活の変化などが、見事に年齢に反映されています。今現在においても、結構当てはまる部分がありますよね。
ちなみに、上記の年齢は、神社仏閣により判断基準が異なるようで、全ての神社やお寺で共通した基準は無いとのこと。
そして更に、上記の厄年の年齢の中に、”本厄”というものが含まれています。この本厄とはなんでしょうか?※詳細をランキングで確認する?
具体的には、男性が25歳、42歳、61歳、女性が19歳、33歳、37歳がこの本厄と言われているそうなんです。ですが、これも地域によっても若干差があったり、神社仏閣によって判断基準が違うとのこと。
まぁあくまでも、一番根付いてきた説といったところでしょうか?そしてこの本厄には、”前厄”と”後厄”という言葉が登場します。
具体的には、本厄の前の年(前厄)の間に、厄の前触れが起こると言われていて、後の1年間(後厄)の間に、厄がだんだん抜けて行く(薄らいで行く)と言われています。
つまり、本厄をはさんでの合計3年間は、厄の影響を受ける可能性があるから、凶事や災難に注意が必要だということですね。う~んなるほどですね~。という事は、それぞれの本厄の前後は、食生活や健康面だったりを、気をつけた方が良さそうですね。
さて、ここで一番気を付けるべきは、”大厄”です。こちらも諸説あるようですが、男性の42歳と女性の33歳は、いずれも”大厄”と呼ばれ、厄年の中でも最も危険だといわれています。(もうお気づきかと思いますが、重要な項目別に色分けしています。)
特に、男性の42は「死に」を意味していますし、女性の33は「散々」という語呂合わせになりますので、かなり注意が必要な年齢だと言われています。
【ソース】西野神社・厄年/年祝い
あれ?そういえば前回のお賽銭の記事でも語呂合わせの事を書いたような…。
https://ryuuseinogotoku-trend.com/%E3%81%8A%E8%B3%BD%E9%8A%AD%E3%81%AE%E6%84%8F%E5%91%B3%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%AA%E3%82%93%E3%81%A0-%E9%87%91%E9%A1%8D%E3%81%AE%E7%9B%B8%E5%A0%B4%E3%81%AF%E3%81%84%E3%81%8F%E3%82%89-2422
↑やはりそうでしたね。なんでしょう?昔から日本は、語呂合わせで物事が定着する傾向にあるのでしょうか?
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厄年と数え年の関係とは? 厄年のお祓いはいつからいつまで?
さてあなたは、”数え年”という言葉はご存知でしょうか? この数え年は、厄年の年齢を判断する基準として一般的に用いられています、一体どういった意味があるのでしょうか?
数え年とは、「人間は生まれた瞬間に1歳」という年齢の考え方の一つです。つまり、お母さんのお腹にいる間も、”生命として費やした歳月”として含めているということです。
ちなみに日本では、明治時代にこの数え年が公的に廃止されましたが、その後しばらくは一般的に広く用いられていたそうです。
そして、第二次大戦後に、今の”満年齢”が広く使われるようになったようですね。(ちなみに、今現在もこの数え年が使われているのが、お隣の韓国だそうです。)
【ソース】数え年/wikipedia
それと、この数え年には、旧暦、立春、新暦、の3つの考え方があったようですが、今現在は、新暦に年を取るという考え方が一般的なようです。(地域によっては立春もあります。)
つまり、先程申し上げた通り、生まれた瞬間からが数え年の1歳となりますから、その後、新年である1月1日を迎えるごとに、年齢が一つ上に上がると言う訳です。
ですから、今現在は、この新暦の数え年を、厄年を判断する基準として当てはめているのが、最もポピュラーという事になりますね。
ちなみに厄祓いのお祓いはいつ行けば良いのでしょうか? これも諸説ありますが、基本的にはいつでもいいです。厄年の元旦(1月1日)から初詣と一緒に厄祓いをしてもらう事も出来ますし、節分の時に行う事も多いようですね。
ちなみに、年末でも厄払いを行うことは出来ますが、効力は年末までの為、出来れば年の初めに行っておきたいものです。それと、神社やお寺によっては「厄除大祈願祭」などと銘打って、厄払いを集中して行う期間を設けている事もあります。
補足:満年齢で厄除けをする神社もある? 男女共通の厄年!?
ちなみに、多くの神社仏閣では、厄年の判断基準に、今申し上げた数え年を適用していますが、一部の地域では満年齢を用いてるようです。ですので、あなたの厄年はいつなのか、よくお参りなどに行く神社に、一度確認してみると良いかもしれませんね。
それと、これまで男女それぞれの厄年について説明して来ましたが、どうやら、男女共通の厄年などもあるようです。その詳細は以下となります。
■男女共通の厄年
1歳、3歳、5歳、7歳、10歳、13歳、24歳、28歳、46歳、49歳、52歳、55歳、60歳、64歳、70歳、73歳、77歳、82歳、85歳、88歳、91歳、96歳
うっ!う~む….先ほどお伝えした内容と合わせると、かなり一杯ありますねw ここまでくると、わけが分かりませんw(^_^;)
厄年のお祓いの場所はどこ? 関東3大厄除け大師?
さて、気になる厄祓いの場所ですが、日本全国に”厄除け大師”と呼ばれる寺院があります。それと、普通は大師と言えば”弘法大師”を指すのですが、厄除け大師というと、”元三大師”を指すことも多いです。
ちなみに、関東で有名な関東三大師は、西新井大師(總持寺:東京都足立区)、川崎大師(平間寺:川崎市川崎区)、観福寺大師堂(観福寺:千葉県香取市牧野)です。
また、厄払いで有名な神社も全国津々浦々、本当に数多く存在しています。それと、地元の氏神様で厄を払って頂くのも可能です。※元三大師をお祀りする、佐野厄除け大師のチラシ画像はこちら。
厄払いの方法や手順は? 厄除けの金額の相場や服装は?
さてここでは、神社で厄払いをする際の手順をお伝えします。まずは、社務所(しゃむしょ=神社の事務所)で受け付けを済ませます。その際、指定の用紙に住所や名前、生年月日などを記載し、初穂料(はつほりょう=祈願料)を添えて、係員に渡します。
この初穂料ですが、必ず新札を入れるようにして下さい。それと、現金丸出しで支払うなんてことはアウトです。あくまでも奉納ですので、ご祝儀袋などに入れるようにするのが望ましいです。
それと、ご祝儀袋には、事前に縦書で”初穂料”と書いて、その下に氏名を書いておきます。(裏面の下部には算用数字で金額を記載します。)
ちなみに、気になる厄祓いの金額の相場ですが、大体3000円~10000円位が相場のようですね。一般的には5000円位が平均と言われています。
話を戻しまして、そこから係員の指示に従って本殿に向かい、宮司によって祈祷が行われます。最後に、厄除けのためのお札やお守りなどが渡されて終了です。時間にして、およそ20~30分程度といったところでしょうか?
ちなみに、服装などは特に決まりはないようです。スーツでも普段着でも良いとのこと。ですが、やはりそこは神聖な場所ですので、スーツが望ましいのではないでしょうか?
それと、間違ってもヨレヨレの服装や、Tシャツにジーパンなどといったラフな格好は、避けて下さいね。ヘタしたら断られる可能性などもあるようですから..。^^;
厄祓いでもらったお札の置き場所は?
神社やお寺では、厄祓いを済ませると厄除けのお札を下さいますので、このお札は傷をつけないようにして下さい。そして、御札の置く位置についてですが、神棚や仏壇に置くか、お札が南もしくは東を向くように、祀って下さい。
また、なるべく目線より高く、尚且つ人が通らないところ(例えばタンスやサイドボードなどの上)にお祀りしてください。間違っても、出入口など、人が通るところには置かないでくださいね。そして、御札と合わせて、お米・水・塩・榊(さかき)を供えましょう。
厄祓いの記事の最後に
さて今回は、厄年や厄除けに関して色々と書きましたが、実は今回のお話、科学的な根拠は一切ありません。(ここまで読んで貰って申し訳ないですが。^^;)
考えてみればそうではありませんか?厄年の年齢単体で言えば、当てはまるかもしれませんが、仕事や結婚などの社会的環境や、生活習慣や寿命などを鑑みても、あらゆる面で昔と今では全然違いますよね。
ちなみに、ストレスだホルモンバランスだなんだと、科学的根拠に結びつけようする動きもあったようですが、何百年も前の昔に定着した信仰を、現代科学で説明しようとしても無理があります。
ですので、厄除けをするかしないかはあなた次第なので、”どうしても不安を感じるようであればお祓いをする”くらいの感覚で良いのではないでしょうか?
私個人の意見としては、あまり気にする必要は無いと思っています。ですが、お守りと思って、厄祓いをしてみるのも良いかもしれませんね。
そして厄祓いをしたあとは、“役を担う重大な年を祝ってやる!”くらいの気持ちで、過ごして行くのも良いのではないでしょうか?
という訳で、以上、厄除けについて簡単にまとめてみました。正しいお作法を学んで厄を払い、あなたも幸せな1年を送りましょう。
※「厄年」はある! 乗り越え方と運を掴むヒント
※youtubeで厄払いの動画を見つけました。[常光円満寺の厄除け・撮影者(藤田晃秀)]
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