穀雨と菜種梅雨って何? 春野菜の時期との関係は?
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こんにちはトレンドボーイです。さて、突然ですが、定気法で毎年4月20日頃は、穀雨(こくう)と呼ばれているようですね。
普段はあまり馴染みがない言葉ですが、生活の上で私たちと深く関わっているようですので、今回はこの「穀雨」について詳しく調べてみることにしました。
具体的には、穀雨と菜種梅雨(なたねづゆ)という言葉の意味についてや、春野菜の時期との関係などについて調べてみたので、今からその辺について詳しく書いて行きたいと思います。
このページの目次
そもそも穀雨や菜種梅雨ってなんだ?? 二十四節気?
さて、こちらは既にご存知かもしれませんが、1太陽年を24分割して、その分割した日に季節名称を付けたのが、二十四節気(にじゅうしせっき)と言います。
ちなみに、1年は春・夏・秋・冬の4つの季節がありますが、その中をそれぞれ6つに区切って、更に細かく季節を表したものが、この二十四節気という訳ですね。
それと、皆さん暦の”立春”や”春分”などは知っていると思いますが、これらも二十四節気の内の一つですし、更に今回ご紹介する「穀雨」もこの中の一つです。(一応全て、立春から順に書いておきますね。)
立春 雨水 啓蟄 春分 清明 穀雨 立夏 小満 芒種 夏至 小暑 大暑 立秋 処暑 白露 秋分 寒露 霜降 立冬 小雪 大雪 冬至 小寒 大寒
話を戻しまして、元来日本人はこの二十四節気によって正しく季節を知り、更に生活や農作業などを適切に行う目安として来ました。
ちなみに、それぞれの節気の日にちは陰暦で決められます。それと、24節気のあいだあいだの期間は、概ね15日ずつとなっています。
あと、今回のテーマである穀雨については、旧歴で3月内とされていて、新暦では4月20日頃とされています。とにかく今は春の終りですね。(立夏までの期間も、”穀雨の節気”と呼びます。)
ちなみに、2015年は4月20日が「穀雨の日」で、穀雨の節気は5月6日までとなっております。それと、「夏も近づく・・」と詠わている八十八夜は、立春から数えて88日目ということで、2015年は5月2日となります。
なお、「穀雨」という名前は、”春雨が百穀を潤す”というところから来ている事もあり、「百穀春雨(ひゃっこくはるさめ)」とも呼ばれているそうですね。それと、この時期は作物の種を蒔く頃になりますので、農作業の進め方の目安ともされているそうです。
【ソース】日本の行事・暦/二 十 四 節 気
また、この時期の雨を表す言葉に、冒頭でご紹介した「菜種梅雨(なたねづゆ)」という言葉がありますが、菜種梅雨は3月下旬から4月上旬頃に、梅雨時期のように降り続く雨を指して言います。
それと、ちょうど菜の花(アブラナ)が咲く頃という事もあり、菜種梅雨という呼び方をされていますが、元々は俳句の方で使われていて、季語として歳時記にも載っているようですね。(前述した穀雨も季語として使われます。)
また、花の咲く季節は地域によって色々と差がありますが、菜種梅雨の頃は、概ね桜が咲く時期と重なる地域が多いようです。ですが、その期間は、暦でいつからいつまでと明確に日にちが決められている訳では無いようです。
そして、大体は菜種梅雨の方が早く、穀雨が後になりますが、地方やその年の気候によって、菜種梅雨の間に穀雨が重なる事もあるそうですよ。だからかも知れませんが、ネット上を見てみると、「穀雨の別名は菜種梅雨」という解説をしているページなどもたまにありますね。
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穀雨と春野菜の関係は? 穀雨の時期に種まきをする?
さて、昔から日本では、穀雨の時期に種まきをするものだとされていて、その前に畑の準備をしておくという考えが一般的とされています。
ただ、農作業の時期は、暖地と寒地ではかなり差があり、尚且つ標高差など影響しますから、穀雨などで一律には決められないと思います。では一体、春野菜を作る時期はいつ頃からなのでしょうか?
詳しく調べてみたところ、どうやら実際の家庭菜園向けの説明では、春夏野菜の代表である、トマト、キュウリ、ナス、ピーマンなどの種をまく場合は、3~4月に行うとされてるようですね。
そして、植え付けの方は5月始めからとされますが、早い地域では4月中旬くらいから定植されているようです。(これも、カバーで覆うなど方法によって時期は大きく変わります。)
このように、昔から穀雨の頃に行うとされた農作業も、時代により少しずつ変わってきているようです。※なお、実際に家庭菜園で多く行われている方法は、ホームセンターなどで売られている苗を購入して、畑などに定植する方法かと思われます。
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「穀雨の頃」旬の花や食べ物、生き物はどうなってる?
さて前項では、穀雨の頃は春野菜を作り始める頃とお伝えしましたが、この時期の旬の花や食べ物などは、どうなっているのでしょうか? もちろん、こちらも地域差がありますので、大体の目安ですが一例を挙げてみますね。
穀雨の頃の旬の花
山吹や牡丹(ぼたん)、木瓜(ぼけ)や姫りんご、灯台躑躅(どうだんつつじ)や石楠花(しゃくなげ)、藤や花水木(はなみずき)の花などが楽しめます。
穀雨の頃の旬の食べ物
苺や枇杷(びわ)や草餅などが、旬の食べ物として挙げられます。それと魚介類では、ホタルイカなどが旬ですね。あとこちらは穀雨を過ぎるかもしれませんが、新茶の季節でもあります。
穀雨の頃の旬の生き物
春になって花が多くなると、蜂やその他の虫などが活発に活動し始めます。それと水中では、泥鰌(どじょう)なども動き始めますし、おたまじゃくしも成長し始めます。
という訳で、このような事柄なども頭に入れて置くと、この「穀雨」という時期周辺を、より一層楽しむ事が出来ますね。
穀雨、菜種梅雨、春野菜-記事の終わりに
さて今回は、穀雨について色々とまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか? 昔から人の生活と結びついた言葉だったという事が、お分かり頂けたかと思います。
また、穀雨の頃の自然なども、前述した通り観るポイントが色々とありますので、その辺なども楽しみながら、この時期を過ごして頂けたらと思います。
という訳で最後に、穀雨をとても美しく表現している動画を発見したので、よかったら以下から御覧ください。(Youtube/naより)
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