国内最大級のむかわ竜とは? 発掘された骨格の全身像がNHKで公開!?
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こんにちは、トレンドボーイです。さて、最近は政治家の不祥事による閣僚辞任や国有地売却問題など、何かと暗い話題が多いですが、皆様は先月末に驚きのニュースが舞い込んできたのをご存知でしょうか?
それは何かと申しますと、国内最大級の恐竜の骨格が、北海道むかわ町にて発掘されて、その全身画像が公開されたのです! (その名も「むかわ竜」と言います。)
ちなみに、このむかわ竜は、主に植物や草などを食べる草食恐竜のようですが、その全長はなんと8メートルもあります。
また、この度海の地層から全身骨格が発掘されたそうですが、それが国内では初めてで、世界でも3例目となり大変珍しいことのようです。
そこで今回は、世界的に大きな発見となったこのむかわ竜について気になったので、色々と調査して見ることにしました! それではどうぞご覧ください!
このページの目次
国内最大の全身像が公開されたむかわ竜! その経緯は?
※以下、産経ニュースと共同通信写真部公式Twitterより引用
#国内最大の恐竜 全身化石(体長8メートル)、北海道で発見されるhttps://t.co/DdO1N4Wx9m #ハドロサウルス pic.twitter.com/3eZ4flRAIt
— 産経ニュース (@Sankei_news) April 27, 2017
#北海道むかわ町 山中の約7200万年前の #地層 から見つかった、頭部から尾部までの体長約8㍍と推定される #ハドロサウルス 科恐竜の化石。北海道大とむかわ町立穂別博物館の研究チームは、国内で発見された #恐竜 の全身骨格としては最大と明らかにしました(撮影・鈴木大介)<矢> pic.twitter.com/6a2yIKmi79
— 共同通信写真部 (@kyodo_photo) April 27, 2017
さて今回、海の地層から発掘されたむかわ竜の全身画像が公開されましたが、この恐竜自体よく知らない方の方が多いと思いますので、これまでの経緯をざっと簡単にご説明させて頂きます。
まず、このむかわ竜の化石は、2003年4月に、むかわ町穂別在住の町民の方が発見されたようです。そしてその方は、発見した化石を、むかわ町立穂別博物館へ寄贈されました。
その後、2010年11月に化石から岩石を取り除くクリーニング作業が開始され、2011年8月に東京学芸大学の准教授が恐竜化石の可能性があると指摘して、同年9月に北海道大学と穂別博物館による共同研究が開始されました。
そして、2013年7月に今までの経緯が各メディアへ発表されて、同年9月より初めての発掘作業を行い、その際に発掘された恐竜が全身骨格である可能性が高いとされ、3割程度発掘できたと2014年1月に発表されました。
また、2014年9月に2回目の発掘作業(21日間・延べ283人)を行いましたが、その時に、4トンの化石含有岩石の中から上顎骨が発見されました。
この事によって、歯が生えている骨の部分から食性を推察することができ、更に体の骨だけでなく、頭骨が発掘されたことから、この恐竜化石が全身骨格である可能性が高くなりました。
という訳で、今現在も行われているクリーニング作業(2011年11月から約2300日)が全体の半分以上終わったため、今回の発表となりました。
上記のツイート画像からも分かるように、まだ全ての骨が揃っていませんが、見ての通り恐竜の全身骨格である事が分かりますよね。
むかわ竜が属しているハドロサウルス科の恐竜とは?
※以下Twitterより参考画像入りツイートを引用
白亜紀に生息していたダック様の口元を持つ恐竜(ハドロサウルス)は300本もの歯があったというhttps://t.co/ZXxTp8yUxF pic.twitter.com/Otx7cdu2Xi
— アヒール (@keep_on_mono) August 26, 2016
さて、むかわ竜が属しているハドロサウルス科の恐竜とは、一体どのようなものなのでしょうか? その辺が気になったので調べてみました。
で、早速その調べた結果ですが、まず、このハドロサウルス科の恐竜は、今から約6600万年前から1億年前の白亜紀後期に生息していた恐竜のようです。
ちなみに、他の草食恐竜よりも効率よく餌を確保できたので、その時期大繁栄を収め、全世界に生活域を広げていたそうですよ!
それと、このハドロサウルス科の恐竜は、主に陸上で生活していた恐竜のようですが、海の地層からもその断片的な化石が見つかっています。
とは言っても、海の地層から全身骨格が発見されるのは世界的に稀で、冒頭でお伝えしたとおり、ハドロサウルス科の全身骨格としては世界で3例目なんだそうです!
それと、その種類は50種類以上と言われていて、主にサウロロフス亜科(ハドロサウルス亜科)と、ランベオサウルス亜科の2つのグループに分けられますが、むかわ竜はどちらの特徴も有しているようですね。
ですが、今現在では、サウロロフス亜科に属す可能性が高いと言われているようです。
【参考】PRESS RELEASE
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今回の発表についてNHKを含めた各メディアの反応は?
さて、今回の全身像の発表について、各メディアはかなり大きく取り上げていました。民放各社も概ね「世紀の大発見」と報道していましたね。
ちなみに、筆者は道内在住なのですが、北海道では全国ニュースの他に、ローカルニュースとしても大々的に放送されていましたよ! (NHKの「ニュースウォッチ9」という番組を見ていた時に、何故かアナウンサーが恐竜の化石の横で寝転んでいましたw)
それと、インタビューで14年前に最初に化石を発見した方が、「感無量で涙が出るね。最初ワニかと思っていたから夢のようです。」と答えていたのが、非常に印象的でしたね。
また、NHKでは、以下のネットニュースでも、その詳細を公開しています。ここでは動画にて報道関係者に公開された、むかわ竜の全身骨格を見ることもできますよ♪
- ・全長8メートル 国内最大 恐竜の全身骨格 | NHKニュース
あ! そうそう! 5月7日(日)の午後9時より、NHKスペシャルにて、今回発見されたむかわ竜についての特別番組が放映されますので、気になる方は、家でゆっくりとご覧になってみてはいかがでしょうか?^^
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むかわ竜の全身骨格発掘についての記事-終わりに-
さて今回は、国内最大級のむかわ竜の化石について、今までの経緯などの詳細を含め、詳しくご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか?
ちなみに、今現在でまだ化石のクリーニング作業が50%ということですが、これからもっと新情報が公開されてくると思います。
う~ん、壮大なロマンを感じますね!^^ この事をもっともっと世界に向けて発信して行き、研究が進むことを願うのみです。間違いなく日本の歴史に残る発見でしょう。
という訳で、今回は以上となります。最後までご覧頂きありがとうございました!
※最後に、北海道新聞でもむかわ竜を報道している動画がありますので、こちらをご紹介させて頂いて、今回の記事の締めとさせて頂きます。(YouTube/北海道新聞公式チャンネルより)
今回の記事が何かのお役に立てましたら、各種ソーシャルボタンでシェアして頂けると幸いです。
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